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またここか の商品レビュー

3.5

18件のお客様レビュー

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  2. 4つ

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  3. 3つ

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2024/05/02

練習で使う予定があったので読んでみた。 近杉にわりと共感を感じるので、産まれてしまったな、しんどいなと思う。彼に対して思っているというわけではないけど、自分自身に対してはやはり殺してくれと思うし、黄色い救急車読んでとじんわり思っている。もちろん彼ほど深刻でも真剣でもないんだけど漠...

練習で使う予定があったので読んでみた。 近杉にわりと共感を感じるので、産まれてしまったな、しんどいなと思う。彼に対して思っているというわけではないけど、自分自身に対してはやはり殺してくれと思うし、黄色い救急車読んでとじんわり思っている。もちろん彼ほど深刻でも真剣でもないんだけど漠然と。でも僕と彼は同じ人間だ、と思うこと自体がなにか的外れだと思う。 僕たちはみんな生まれてきちゃいけなかったんじゃないかと考えるたびに、そう考える自分を否定したいと思っている。誰も悪くないんじゃないから悲しいんだよなぁと。

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2023/02/12

2018年9月28日から10月8日までDDD青山クロスシアターで上映されていた公演を単行本化した作品。 前作『往復書簡 初恋と不倫』が良かったので手にしましたが今回はそれ程のめり込む事が出来ず読了。 舞台となっているのは東京サマーランド近くのガソリンスタンド。 登場人物は近...

2018年9月28日から10月8日までDDD青山クロスシアターで上映されていた公演を単行本化した作品。 前作『往復書簡 初恋と不倫』が良かったので手にしましたが今回はそれ程のめり込む事が出来ず読了。 舞台となっているのは東京サマーランド近くのガソリンスタンド。 登場人物は近杉祐太郎、根森真人、宝居鳴美、示野香夜子の4人のみで男女二人づつが織りなす会話劇。 腹違いの兄だという男、根森が現れる所から物語は展開する。 父の死の謎を解くミステリータッチにコミカルな要素が散りばめられている。本ではなく舞台で堪能してみたかった。

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2023/01/01

麦茶の代わりに味噌汁。 味噌汁のおともにマドレーヌ。 一見交わらない点同士が、本を読み終えると全て結びつく展開に震えました。人間の愚かさ、脆さが生々しくて人間らしくて、だからこそ共感できて…。人間って愛おしい存在だけど憎い存在だし、そんな様々な面をした人物を描かれている坂元さんの...

麦茶の代わりに味噌汁。 味噌汁のおともにマドレーヌ。 一見交わらない点同士が、本を読み終えると全て結びつく展開に震えました。人間の愚かさ、脆さが生々しくて人間らしくて、だからこそ共感できて…。人間って愛おしい存在だけど憎い存在だし、そんな様々な面をした人物を描かれている坂元さんの作品の私は虜です。

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2022/02/24

舞台の脚本の書籍化? こういった形のものを始めて読んだので、なかなか慣れず。話も不思議な感じで結局なんなのか全く理解出来なかった。

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2021/08/07

大好きな坂元作品。 わかるわかる、がよくあるけど今回はそんな気持ちは投入できぬも、 ダメだとわかってぐしゃっとしたい気持ち、わかる。

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2021/04/11

舞台の戯曲。 舞台の方は未見ですが、ワンシチュエーションながら巧みな台詞、感情の転換、言葉遊びなど楽しく読めました。 好きなものを前面に出してこない作家だと思っていたので、aikoが2度出てくるのは意外でした。近杉に投影している部分もあるのかもしれません。 左折をし続けて同...

舞台の戯曲。 舞台の方は未見ですが、ワンシチュエーションながら巧みな台詞、感情の転換、言葉遊びなど楽しく読めました。 好きなものを前面に出してこない作家だと思っていたので、aikoが2度出てくるのは意外でした。近杉に投影している部分もあるのかもしれません。 左折をし続けて同じ場所へ。繰り返される不毛さは当人の選択によってもたらされるものであり、至らぬ点はいつまでも抱えて生きていかなければいけない。どこか成長や劇的な変化とはうまく結びつかない不思議な戯曲でした。シリアスでブラックユーモアもきいている。けれど少しライトすぎるかな、という印象。 幻冬社のディスは◎

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2021/02/20

舞台で観たくなりました。 個人的な体験として、坂元さんの作品を読むのはカルテット、初恋と不倫、花束みたいな恋をしたに続いて、これが4作目です。 恋愛ものを題材描いた作品に頭がいっていたところだったので、今作のミステリヒューマンドラマ系(というとあまりに軽薄ですが)は久しぶりに...

舞台で観たくなりました。 個人的な体験として、坂元さんの作品を読むのはカルテット、初恋と不倫、花束みたいな恋をしたに続いて、これが4作目です。 恋愛ものを題材描いた作品に頭がいっていたところだったので、今作のミステリヒューマンドラマ系(というとあまりに軽薄ですが)は久しぶりにぞわぞわできて楽しかったです。 すらすらと当たり前のように(当たり前のことなので当たり前でしょうが)事態が描かれる文体が本当に大好きで、自分だったらどう演技するだろうかとか、役者さんはどう演技するのだろうか、途中からニヤニヤがとまりませんでした。 坂元裕二さんの作品に興味がある方にはおすすめします。

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2021/02/20
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

昨年、要介護4の祖母と同居していた20代の孫が夜間付きっきりの介護に耐えかねて、祖母を殺めてしまった、というニュースを耳にした(事件当時は19年)。 本書では、父親を手に掛けてしまった二男が描かれている。その衝動は、介護疲れによるものなのか、もしくは生まれついたものなのか。 色水のくだりは自分の根底にもつ 混濁した感情が掘り返されるようでそわそわ。 全体的にシリアスな内容だけれど、 根森と示野の坂元ワールド全開の罵り合いには笑ってしまった。 これまで『最高の離婚』から『anone』まで、テレビドラマを中心に拝見していて「この脚本家さん好きだな~」と思う程度でしたが、ちょっとこれは真剣に追っかけてしまうかもしれない。 . 明後日公演 2018『またここか』 ▷https://asatte.tokyo/matakokoka/

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2020/05/07

坂元裕二さんの舞台戯曲 元々好きな脚本家さんで 舞台を観に行った時に 本人の前で購入した 思い出の本。

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2020/04/04

公演が終わってる戯曲 何回も何回も読み返している 読む度に新しい気持ちの発見がある。 4人にはそれぞれの考えがあり生活があり先がある。今までもそしてこれからも。 僕もアマチュア演出として1場からの流れそして4場の終わり、5場の扱いを考えると楽しくなる

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