新宿「性なる街」の歴史地理 の商品レビュー
歴史地理の本としては久しぶりに面白かった。表紙は銘仙の女給さんの再現フォト。ど派手銘仙の話も面白かった。確かに、時々見かけてどこでどう着るんだろうと不思議だったが納得がいった。ゲイタウンが形成される前史がけっこう右往左往しているけどつながってるのが印象的。吉原の表口がひっくり返る...
歴史地理の本としては久しぶりに面白かった。表紙は銘仙の女給さんの再現フォト。ど派手銘仙の話も面白かった。確かに、時々見かけてどこでどう着るんだろうと不思議だったが納得がいった。ゲイタウンが形成される前史がけっこう右往左往しているけどつながってるのが印象的。吉原の表口がひっくり返る話とか、交通手段の話が説得力あってよかった。
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「新宿」を主軸に、「赤線」と呼ばれる売春地帯の発展や衰退、そして地理的考察がされている良書。 地図や写真など、図版も豊富。 特に興味深かったのは、今では辺鄙な場所とされている「赤線」地帯も、かつて存在した都電では容易にアクセスができた、という話。 例えば亀戸の売春地帯は、亀戸天神...
「新宿」を主軸に、「赤線」と呼ばれる売春地帯の発展や衰退、そして地理的考察がされている良書。 地図や写真など、図版も豊富。 特に興味深かったのは、今では辺鄙な場所とされている「赤線」地帯も、かつて存在した都電では容易にアクセスができた、という話。 例えば亀戸の売春地帯は、亀戸天神社の裏手にあり、JR亀戸駅からは徒歩10分近くかかるが、都電柳島停留所からなら程近い。柳島停留所は、現在バス停留所として名残を残している。 セックスワーカーに関する記述も多く、地理好きのみならず、性産業の歴史書としても貴重である。 江東区に講演に来ていただいた際にも、貴重なエピソードを多く伺い、本書について軽くお話させていただいたが、セックスワーカーの置かれている現状を非常に憂いておられた。 またお会いする機会が来る日を待っている。
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筆者はトランスジェンダーで水商売も経験値しており視点が柔軟で非常に面白い。中沢新一のアースダイバーは思弁的だが本書は新宿や亀戸や北千住などの過去の色街を地図と写真から復元。今では不便な立地の吉原なども都電があった頃はアクセスしやすかったことなど目から鱗の事実がわかる。社会の変化と...
筆者はトランスジェンダーで水商売も経験値しており視点が柔軟で非常に面白い。中沢新一のアースダイバーは思弁的だが本書は新宿や亀戸や北千住などの過去の色街を地図と写真から復元。今では不便な立地の吉原なども都電があった頃はアクセスしやすかったことなど目から鱗の事実がわかる。社会の変化と色街の変化はリンクする。新宿二丁目が元赤線地区だったのは驚き。道が太くなってるのも遊郭の名残らしい。
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新宿の旧旭町周辺の成り立ちがここででてくると思わなかった。面白かった。本の中に出てきた"女の埠頭"をよんでみたくなった。
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