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絶滅どうぶつ図鑑 の商品レビュー

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5件のお客様レビュー

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2021/12/25

ぬまがさワタリ『絶滅どうぶつ図鑑: 拝啓人類さまぼくたちぜつめつしました』。まずタイトルがすき。ちなみに帯の裏には「そんなわけで人類のみなさん、こちらでお待ちしています。敬具」と続く。表紙のドードーの解説もすごく好き。味がありすぎてすき。ウワーッ。 絶滅というどう考えても悲しい...

ぬまがさワタリ『絶滅どうぶつ図鑑: 拝啓人類さまぼくたちぜつめつしました』。まずタイトルがすき。ちなみに帯の裏には「そんなわけで人類のみなさん、こちらでお待ちしています。敬具」と続く。表紙のドードーの解説もすごく好き。味がありすぎてすき。ウワーッ。 絶滅というどう考えても悲しい出来事を随所に仕込まれた映画ネタと脱力の面白さでほんわかと読めるのですごく楽しい。が、人類のせいで絶滅した動物もたくさん出てくるのですごく悲しいのはかわらない。ドードー以外にもいろいろね…。 というわけで絶滅動物について知る一歩目の入門読み物としてすごくよいと思った。参考文献もすくないけど載ってるので、詳しく知りたくなったらそこから広げていけそう。あと著者の語り口が好きすぎるのでほかの本も読んでみよう。

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2021/06/28

絶滅した動物たち。大半が人間による乱獲だとは知らなかった。 ぬまがさワタリさんの描く動物の解説に映画の小ネタが挟まれてるのが好きです。 バーバリライオンにバーフバリが使われてるのが個人的にツボ笑

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2020/04/13

絵がかわいいぬまがさワタリさんのファンなので読んだ。 絶滅した動物って恐竜もそうだけど、今はいないからロマンチックな部分がある。 この本は恐竜以外の絶滅動物を扱っていて、特に化石しか見つかっていないものは「えっ。本当にこんな形?」と思うような奇妙なものも多い。 近現代の種はデータ...

絵がかわいいぬまがさワタリさんのファンなので読んだ。 絶滅した動物って恐竜もそうだけど、今はいないからロマンチックな部分がある。 この本は恐竜以外の絶滅動物を扱っていて、特に化石しか見つかっていないものは「えっ。本当にこんな形?」と思うような奇妙なものも多い。 近現代の種はデータも豊富なので、ちょっと実物を見てみたいな、と思うものも多かった。

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2019/10/02

悲しいタイトルですが、表紙はカラフルで、温かみのある絶滅動物たちのイラストが描かれていて、にぎやか。 暗い気分にならずに、ワクワクと頁をめくることができます。 古代に生息した獣から近代になって滅びた動物まで、77種類の絶滅動物の生息状況と、絶滅した理由を紹介しています。 絶滅...

悲しいタイトルですが、表紙はカラフルで、温かみのある絶滅動物たちのイラストが描かれていて、にぎやか。 暗い気分にならずに、ワクワクと頁をめくることができます。 古代に生息した獣から近代になって滅びた動物まで、77種類の絶滅動物の生息状況と、絶滅した理由を紹介しています。 絶滅した動物といったら、まず連想されるのは、表紙中央にも描かれているドードー。 ルイス・キャロルの『不思議の国のアリス』に登場したことから、世界一有名な絶滅鳥になったそうです。 動物ごとに、紹介文句がついているのですが、それがクスリと笑えるダジャレめいたものばかり。 気に入ったのは、 「ラン・ウルフ・ラン(ダイアウルフ)」 「冷凍・イット・ゴー(ホラアナライオン)」 「どしどしカメよ(メイオラニア)」 「おれたちゃカリブ族(カリブモンクアザラシ)」 「シマとウマの間には(クアッガ)」 作者のセンスと遊び心が光りますね! かわいらしいイラストに、「絶滅しちゃって、トホホだよ」といったユーモラスな書かれ方なので、興味を持って読み進められますが、絶滅原因が「人間による乱獲」という動物があまりにも多いことに気づくと、もの悲しい気持ちになってきます。 生命が生まれてから現在まで、大量絶滅が5回起こり、現在は6度目の大量絶滅の時代といわれます。 その原因は、私たち人類による自然環境の破壊と地球温暖化。 人類を含むすべての種が絶滅の危機にさらされています。 そう、罪のない動物たちだけでなく、人類もまた、自分たちの起こしたことで危険な状態にあるのです。 そのことをもっと真剣に考えなくてはいけないという気付きが、この本を楽しく読み終わった後に、しっかりと心に残りました。

Posted byブクログ

2019/05/26
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

ぬまがさワタリによる生物図鑑の第3作目。今回は絶滅動物が対象。面白いながらやはり物悲しさが全体に漂う。語り口は第2作目『ゆかいないきもの図鑑』に近く、児童が読むことも意識しているように感じる。今作は絶滅動物について学ぶ図鑑なので意図はよく理解できるけれど、次作ではまた第1作目『なんかへんな生きもの』のような、コアな引用、皮肉な文体、容赦のないユーモアを効かせて欲しいとも思う。

Posted byブクログ