作家刑事毒島 の商品レビュー
2.75 題名の通り作家でもあり刑事でもある男が作家、編集者、本関連に携わる人達で事件が起き作家刑事がその人達の気持ちなど理解できるので犯人を特定してしまう、人の嫌な部分を見つける天才であり、言葉巧みにボロクソに言う天才であるこの男に振り回される関わるようになってしまった女性刑事...
2.75 題名の通り作家でもあり刑事でもある男が作家、編集者、本関連に携わる人達で事件が起き作家刑事がその人達の気持ちなど理解できるので犯人を特定してしまう、人の嫌な部分を見つける天才であり、言葉巧みにボロクソに言う天才であるこの男に振り回される関わるようになってしまった女性刑事 女性刑事は嫌気が差してたが、自分は読んでいて自分が言われる立場じゃなければ聞いていて痛快で頭がキレるなと思った こんな語彙力と精神の強さを持てたらなと感じた
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主人公 毒島真理の毒舌ぶりが凄くて、何だかユーモラスに感じるほどです。 中山七里さんも人気作家でコンスタントに作品を発表しています。アイデアが尽きてしまうことはないのか、本当に不思議。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
新人賞の選考に関わる編集者の刺殺死体が発見された。三人の作家志望者が容疑者に浮上するも捜査は難航。警視庁捜査一課の新人刑事・高千穂明日香の前に現れた助っ人は、人気ミステリ作家兼刑事技能指導員の毒島真理。冴え渡る推理と鋭い舌鋒で犯人を追い詰めていくが……。人間の業と出版業界の闇が暴かれる、痛快・ノンストップミステリ! 作家気取りで小説を批判し投稿する・・・その本でさえ図書館本・・・その犯人の人となりを読んで・・・私は深く反省した。
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以前、中山七里先生の一日に密着した動画を拝見したことがあります。 ほぼ食事や睡眠をとらずにひたすら執筆をし続けていた様子だったので、作家さんはこんなに過酷な生活を送っているのか、、、と衝撃を受けました。 本作の毒島先生も、3日に一回締め切りがやってくるスケジュールをこなし、誰かと...
以前、中山七里先生の一日に密着した動画を拝見したことがあります。 ほぼ食事や睡眠をとらずにひたすら執筆をし続けていた様子だったので、作家さんはこんなに過酷な生活を送っているのか、、、と衝撃を受けました。 本作の毒島先生も、3日に一回締め切りがやってくるスケジュールをこなし、誰かと会話する時も常に執筆の態勢を崩さず…というキャラだったので、まさにご自身をモデルにされているんだろうなぁと思いました。 (あの独特の口調ももしかして…) 出版業界の周りで発生する事件に対して、毒島先生がさすがの視点から次々と解決していく様がコミカルに描かれていて、とても読みやすかったです。 本を読むことは好きですが、書く側には絶対なれないなぁと改めて実感しました(笑)
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作家兼刑事と女性刑事の掛け合いが面白く、物語もテンポ良く進むので、サクサクっと読み進められる。 作家や文芸の世界をうまく使った、疲れない軽いミステリー。
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ここまで、言い込めたら?論破できたら?スッキリするだろなぁ(笑)と思いました。人を傷つける言い方はどうかと思いましたが… でも、作品としては読みやすくて面白かったです。また毒島さんに会いたくなる感じがしました。
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作家刑事毒島の物語第一弾。 出版業界におけるブラックユーモアな描写があり、中山七里さんからの作家希望者に向ける辛辣なメッセージにも感じました。 内容としては短編集のような構成になっており社会派ミステリーなんだけど、エンタメ要素が濃すぎてミステリーだということを忘れてしまう不思議な...
作家刑事毒島の物語第一弾。 出版業界におけるブラックユーモアな描写があり、中山七里さんからの作家希望者に向ける辛辣なメッセージにも感じました。 内容としては短編集のような構成になっており社会派ミステリーなんだけど、エンタメ要素が濃すぎてミステリーだということを忘れてしまう不思議な作品でした。 個人的にエンタメとしては面白かったですが、ミステリーとしては物足りないというか他の犬養シリーズやヒポクラテスシリーズの方が好きです。
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犬養刑事の師匠なんや。毒島刑事って… (まぁ、師匠というより、作家本人な気もしないではない…) こんな後ろ向きな犬養さん見たことないけど、そんなに、魑魅魍魎が跋扈して、常識が通じない出版業界。 そこに、元警察官の毒島さんが、作家兼警察官として登場! 凄い優秀やけど、キツい…こん...
犬養刑事の師匠なんや。毒島刑事って… (まぁ、師匠というより、作家本人な気もしないではない…) こんな後ろ向きな犬養さん見たことないけど、そんなに、魑魅魍魎が跋扈して、常識が通じない出版業界。 そこに、元警察官の毒島さんが、作家兼警察官として登場! 凄い優秀やけど、キツい…こんな人と話してたら精神的にやられる! 実際に、取り調べでは、全て自供させたらしい。 ミステリーではあるんやけど、出版業界を皮肉ってる中山さんの笑う姿が思い浮かぶ〜! 犬養刑事も、事件が出版業界と分かると自然に退く姿が面白い!そして、自動的に毒島刑事に… このパターンで、進む短編集やけど、分かってはいるけど、面白いものやな。 毒島刑事の人間性は、ともかく、事件は解決に導く〜(^-^)v
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本当に怖いのは怒らない人かもしれない。でもこういう人って実際に存在していて、人を見透かす。 読み切り短編で、少しトリッキーな作家刑事の話。短編でちょうどいいかもしれない。痛快な毒舌ではあるが、長編で見続けるのは少々、気が引けてしまう。一つずつ、程よい感覚で読むのをオススメする。
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いやあ、痛快。本当にその一言に尽きる。皮肉さが突き抜ける毒島刑事は、キャラクターの際立ち方が本当にもう爽快そのもの。ワトソン役でもある明日香もだんだん影響されて、口調が悪くなっていく姿にニヤニヤさせられた。 出版、文壇界隈での事件に立ち向かうミステリー。毒をふんだんに含んだ毒島刑...
いやあ、痛快。本当にその一言に尽きる。皮肉さが突き抜ける毒島刑事は、キャラクターの際立ち方が本当にもう爽快そのもの。ワトソン役でもある明日香もだんだん影響されて、口調が悪くなっていく姿にニヤニヤさせられた。 出版、文壇界隈での事件に立ち向かうミステリー。毒をふんだんに含んだ毒島刑事以上にクセがありすぎる登場人物がこれでもか、とぶつけられてくる。文芸の世界とはこんなにも魑魅魍魎まみれなのか……?一つひとつの事件を章ごとに積み上げていく構成だが、小説志望者、新人賞受賞、人気作家、映像化……とどんどんクラスアップしていくのも楽しい。デフォルメされているとはいえ、特徴ありすぎるこじらせた人間の心理描写やケースが毎回違っていて驚くばかりであった。 毒島刑事はもちろんのこと、毒島刑事を怖れる捜査一課の面々もなかなか興味深い。犬養さんが活躍するエピソードも読んでみたいな……と密かに思っていたりする。
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