ヒットの設計図 の商品レビュー
なんとなーく感じていたことを言語化されていて気持ちよかった。 なるほどというところもたくさんあった。「流行」はウイルスのように広がっていくと感じていたのだが、大きなブロードキャストから一発で多数に届くから広がっているという考え、確かによく考えたらその通りだ。なるほど。 「なじみ...
なんとなーく感じていたことを言語化されていて気持ちよかった。 なるほどというところもたくさんあった。「流行」はウイルスのように広がっていくと感じていたのだが、大きなブロードキャストから一発で多数に届くから広がっているという考え、確かによく考えたらその通りだ。なるほど。 「なじみ感」と「少しの驚き」 YouTubeのおすすめとかインスタのおすすめ見ているとよく感じる。 最後がカッコよかった。
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タイトル通り、ポケモンGOからモネ、テイラースウィフト、フェイスブック(Meta)など、映画、音楽、絵画、SNSまで大ヒットしたコンテンツや企業、人について「なぜヒットしたのか」の過程が解説された一冊。全体的にその時の時流に乗って、広告宣伝にお金をどれだけかけれたかにかかっている...
タイトル通り、ポケモンGOからモネ、テイラースウィフト、フェイスブック(Meta)など、映画、音楽、絵画、SNSまで大ヒットしたコンテンツや企業、人について「なぜヒットしたのか」の過程が解説された一冊。全体的にその時の時流に乗って、広告宣伝にお金をどれだけかけれたかにかかっている感じがした、とくに現代のネット時代は簡単にコンテンツをコピーできてしまうので、ヒットを出すのは難しい。アイデアや商品のヒットと失敗を分ける要因を詳しく知りたい人にオススメ。
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ブルーハーツの甲本ヒロトだったと思う。売れているものが良いものなら、日本で一番美味しいラーメンはカップラーメンという事になる。 質の良いものと、売れるものは違う。「質の良さ」とは何か。製品で言えば、作り手の思い込みもあるだろう。玄人がこだわっても素人である大衆に響かない事などよ...
ブルーハーツの甲本ヒロトだったと思う。売れているものが良いものなら、日本で一番美味しいラーメンはカップラーメンという事になる。 質の良いものと、売れるものは違う。「質の良さ」とは何か。製品で言えば、作り手の思い込みもあるだろう。玄人がこだわっても素人である大衆に響かない事などよくある。流暢性という言葉が用いられるが、要は、親しみ易さ。そして、売れる最大要因は、流通への露出。ヒット、売れるとは数の大小。結局は、ポピュリズムの擽り方なのだろう。 人の見た目で言えば、あらゆる顔の平均的バランスが美しいのだと認識されるらしい。これは、質の良いものとは何か、何故そう感じるのかという議論。良いものとは、と売れるものとは、を切り離して分析した良著。 売れたものが、良いものだ。こう言い切ったのは、誰だったか。白い猫でも黒い猫でも鼠を捕れる猫が良い猫だと。資本主義における数のヒットは、真の豊かさを運ぶのだろうか。この点に関して、私は鄧小平より、甲本ヒロト派だ。 余談だが、こうした質と量の思考を踏まえて尚、これを両立した意外性のあるヒットとして、RadioheadのKID Aが例に挙げられていた。量や露出やヒットチャート、大衆迎合も捨てたものではない。
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音楽や本、アート、映画、商品、そして人物に至るまで、様々な分野におけるヒットの秘密を分析した良書。 ヒットの要因のベースにある「なじみ感」という指摘は確かにその通りで、音楽であれば耳馴染みの良いコード進行、映画であればストーリー展開などは、やりすぎるとただのパクリとして片付けられ...
音楽や本、アート、映画、商品、そして人物に至るまで、様々な分野におけるヒットの秘密を分析した良書。 ヒットの要因のベースにある「なじみ感」という指摘は確かにその通りで、音楽であれば耳馴染みの良いコード進行、映画であればストーリー展開などは、やりすぎるとただのパクリとして片付けられてしまうが、微妙なエッセンスとして散りばめられている場合や、オマージュとして作り手のオリジナルに対するリスペクトが込められているようなケースは、幅広い世代でのヒットにつながっていく。 そしてハリーポッターが最初多くの出版社から見向きもされなかったなど、ヒットの芽がどこにあるかは予測は難しい。 ギリシャ神話に登場するトロイの王女カッサンドラの話(未来を完璧に予言する能力に恵まれたが、誰にも信じてもらえないと言う呪いをかけられ、その残酷な能力に絶望してしまう)は特に印象的で、ビジネスシーンでも現代のカッサンドラであったとしても批判に負けずにグリットできるかも重要だ。 それができたのがジョブズでありバフェットだったのだから。
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さまざまなヒットはどのようにして生まれたのかを分析した本。 冒頭に出てきた、なぜ印象派の中でもモネやルノワールが人気なのか?という裏話がとにかく意外で面白かった! 色々と勉強になる点が鏤められていたけれど、特に印象に残ったのは2点。 ・人は、安心感(既視感)があるものを好むと同時...
さまざまなヒットはどのようにして生まれたのかを分析した本。 冒頭に出てきた、なぜ印象派の中でもモネやルノワールが人気なのか?という裏話がとにかく意外で面白かった! 色々と勉強になる点が鏤められていたけれど、特に印象に残ったのは2点。 ・人は、安心感(既視感)があるものを好むと同時に、見たことのないものを見たいという相反する欲求をもつ ・そのため、既視感をもたせるために、露出を増やすことが必要。さらにそのためには、多くの人とつながっているブロードキャスト的個人とのつながりをなるべく多く持つ必要がある
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●なかなか読み応えがあり、テーマとその論点も面白かった。ヒットのメカニズムについて、多くの事例を分析して、解説している。
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世の中に音楽,テレビ番組,本,ゲーム,アプリなどの文化商品はあふれている。場合によっては同じようなアイデアなのに,ヒットしたりしなかったりするのはなぜか,その秘訣は?複雑に絡み合う要因をシンプルに読み解こうとする意欲作!
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印象派のカイユボットの話が面白かった。 ちなみにウォーキング・デッドについては一言しか触れていない。
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・消費者のほとんどは「ネオフィリア(好奇心が強く、新しいものを発見したいと思う)」であると同時に、重度の「ネオフォビア(あまりに新しいものを怖がる)」である。優れたヒットメーカーとは、新しいものと既存のもの、あるいは不安と理解を組み合わせて「意味がわかる瞬間」を作り出す天才たちで...
・消費者のほとんどは「ネオフィリア(好奇心が強く、新しいものを発見したいと思う)」であると同時に、重度の「ネオフォビア(あまりに新しいものを怖がる)」である。優れたヒットメーカーとは、新しいものと既存のもの、あるいは不安と理解を組み合わせて「意味がわかる瞬間」を作り出す天才たちである。「どこかなじみを覚える驚き」を作り出す人たちといってもいい。 ・みたことのある動物や植物というのは、前に出会ったときに自分を殺さなかったもの ・好みというのは人がそれまでに出会ったすべての総合である ・Most Advanced yet Acceptable ・なじみのストーリーに関する新しい進展を届けてくれるニュースチャンネルとなることで視聴率が大きく上がった ・ユーザはこのサービスを信用したいけど、まず相手が自分のことをちゃんとわかっているという証拠をみたい(プレイリストに完全に新しいものだけでなく、なじみのあるものが入っていることで、ユーザは安心する) ・自分に与えられている時間は特典 ・人が何かを好きだと決めるときは、自分だけで決めるのではない。今何が主流で何がそうでないのか、何が過激で何が適切なのか、仲間が何をしているか、ほかのグループが何をかっこいいと考えているか、などを認識した上で「かっこよさ」を決める。消費者は常に習い、変化し、周りの人たちの判断に影響される ・小さな濃い結びつきの顧客は、大きく拡散したグループよりも強い ・友達の友達、フォロワーのフォロワーを知る必要がある。何かを大きくヒットさせるためには、直接の聴衆を面白がらせるだけでは足りなくて、そのまた聴衆も面白がるものでないとだめ。 ・人の脳は常に、相手が何を売り込もうとしているのかその目的を探ろうとする ・たやすく影響される人の集団を見つける ・顧客の求めに応じるには、彼らが「口にする要求」と「行動に現れる好み」のほかにもうひとつ、「自覚していない好み」を知る必要がある。「友達になりました」という表示をみて「友達を増やしたい」と思うようなこのみ ・「わたしはあの男が好きではない。だからもっと彼をよく知らなければ」リンカーン ・ディズニーのグッズは「映画の宣伝」のものではなく、「流れを作り出すもの」 ・キャッチーとは「どこに注目すればいいかわかる」こと(中田ヤスタカ)すなわち流暢性が高く、シンプルで繰り返しが多く、それゆえ脳に負担がかからずに情報を処理することができる
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レビューはブログにて https://ameblo.jp/w92-3/entry-12430196806.html
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