1,800円以上の注文で送料無料

無痛の子 の商品レビュー

3.3

4件のお客様レビュー

  1. 5つ

    0

  2. 4つ

    1

  3. 3つ

    2

  4. 2つ

    0

  5. 1つ

    0

レビューを投稿

2024/05/22
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

殺害された女性は死後に皮膚を剝がされていた。殺害現場に置かれた薔薇、シャンパン。これは何を示しているのか。何か不審な思いがぬぐえずに現場に残ったウォレン刑事は、犯人と鉢合わせて転落する。そして第2の事件が。 「棺の女」を先に読んだので、何か怪我する話なのは知っていたのですが、序盤で怪我するのね。というか、怪我することが物語を展開させていきます。結局、DDとアデラインが出会ったのは本当に偶然だったのか。 で、アデラインが続編に出てこないことは知っていたので、どうなるのかなと思ったら・・・そうか・・・。しんみりしました。結局シェイナは理不尽な殺人鬼ではなかったし、切ないお話でした。

Posted byブクログ

2022/06/04
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

主人公がいきなり怪我して役立たずになってしまうという波乱の幕開け。それでも事件は連続して発生する。 途中から無痛症の女性医師アデラインの語りになる。 オチとしては、まあこんなもんだよな、という感じ。 他の作品を読むかどうかは微妙。 作品紹介・あらすじ 手負いの女刑事が謎に迫る傑作サスペンス! 自宅のベッドで殺された女性の遺体からは、小さな皮膚片がいくつも剥がされ、持ち去れていた。現場を検証していたボストン市警殺人課の女刑事D・D・ウォレンは、何者かの気配を感じたはずみに階段から転落し、左肩に大怪我を負う。リハビリ中、ペインコントロールのためにクリニックを訪れたD・Dは、精神科医の女性アデラインに出会う。先天性無痛性であるが故に「痛み」を専門にした、という彼女。その矢先、第二の事件が発生した。ふたつの事件の類似性を辿ると、やがて40年以上前の連続殺人事件が浮かび上がる。その犯人はアデラインの実父であり、さらに彼女の姉もまた14歳で初めての殺人を犯し服役中だったーー。 大好評D・D・ウォレンシリーズ『棺の女』の前日譚。残酷な運命の下に生まれた女医と、執念を燃やす手負いの女刑事のドラマティックすぎる傑作サスペンス!

Posted byブクログ

2022/04/10
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

翻訳本にありがちな、続編が話題になったので後から訳されたシリーズ前作品。「棺の女」で描写された主人公の怪我、てっきりラストで犯人と格闘してついたものかと思いきや、序盤も序盤で負ったものだったとは。本編中ずっと「痛み」と付き合っていくことになるのはテーマとして納得。エンタメとしては面白いように見せかけて話が重く(それも重い気分を味わずという種類のエンタメと言われたらそれまで)、ミステリとしては露骨なまでのミスリードが多い。もう少し面白くなりそうな気はするので、続編の翻訳に期待。

Posted byブクログ

2019/01/16

女性の皮膚が無数に剥がされた遺体、連続殺人。D・D・ウォレン刑事は捜査の過程で怪我をし、痛みのコントロールのため精神科医アデラインにかかる。その医者は無痛症であり、父親ハリーは連続殺人鬼で既に死んでいる。そした姉シェイナも殺人犯として長年刑務所にいると分かった。そして今回の事件は...

女性の皮膚が無数に剥がされた遺体、連続殺人。D・D・ウォレン刑事は捜査の過程で怪我をし、痛みのコントロールのため精神科医アデラインにかかる。その医者は無痛症であり、父親ハリーは連続殺人鬼で既に死んでいる。そした姉シェイナも殺人犯として長年刑務所にいると分かった。そして今回の事件は40年前のハリーが起こした事件と似ている・・・ おぞましい。久しぶりに激しくおぞましい話を読んだ。 これの続編が「棺の女」だそうなので、翻訳は出るのが逆になってしまっているけれど、あまり問題はないように思う。 父親も姉も殺人犯であるアデラインの苦悩たるや。かなり我儘なシェイナのキャラクターもいい。一つの時間が本人たち以外に、周囲にも深い影響を与えるんだなーと深く思った。 ※ネタバレ 真犯人は、40年前の被害者のいとこ、チャーリー。ゲイでいとこに襲いかかり殺してしまったが、シェイナのせいにした。今回の事件は、昔の事件で本を書いて金を稼ごうとして起こした。

Posted byブクログ