旅する画家 藤田嗣治 の商品レビュー
藤田嗣治の旅を軸に画家人生を追った本。作品についての解説は多くないですが、どのように生きて作品を生んでいったのか、わかりやすく書いてあります。 晩年では作品の中に自身が登場していたり、面白かったです。 明治から昭和にかけて次々と拠点を移しながらの作品製作、発表を繰り返し、大変精力...
藤田嗣治の旅を軸に画家人生を追った本。作品についての解説は多くないですが、どのように生きて作品を生んでいったのか、わかりやすく書いてあります。 晩年では作品の中に自身が登場していたり、面白かったです。 明治から昭和にかけて次々と拠点を移しながらの作品製作、発表を繰り返し、大変精力的な画家でした。 先日某テレビ番組の再放送で俳優さんの親戚を辿っていく番組の中で藤田嗣治につながっていました。奥さん側からの繋がりで直接血縁関係があるわけではないようですが、何となく頭に残っていて思わず借りてしまいました。
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藤田嗣治を旅を続けた人という視点から見て、彼の遍歴を追ったもの。デカダンでコスモポリタンな感じの彼の旅に触れることができる。 すごい洒落者、かぶき者って感じだけど、一方で描かれる対象の変化や戦後は日本を捨てたようにフランスへ行ってしまったりといったところに彼なりの考えが反映されて...
藤田嗣治を旅を続けた人という視点から見て、彼の遍歴を追ったもの。デカダンでコスモポリタンな感じの彼の旅に触れることができる。 すごい洒落者、かぶき者って感じだけど、一方で描かれる対象の変化や戦後は日本を捨てたようにフランスへ行ってしまったりといったところに彼なりの考えが反映されていたのだろう。そこが自分の関心のあり処なんだけど、そういったことがこの本では知れなかったのが残念。「とんぼの本」なのであくまでもビジュアルで楽しむ本。
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