洪水の年(上) の商品レビュー
ジョージ・オーウェルが全体主義的超管理社会を描いた「1984年」は見たくない悪い夢でした。しかし、ITが発達しIoTが常識になりそうな現在、為政者がその気になればその悪夢は簡単に実現してしまうところまで来ています。私たちはあの小説から何も学ばなかった。 そして、今度はマーガレット...
ジョージ・オーウェルが全体主義的超管理社会を描いた「1984年」は見たくない悪い夢でした。しかし、ITが発達しIoTが常識になりそうな現在、為政者がその気になればその悪夢は簡単に実現してしまうところまで来ています。私たちはあの小説から何も学ばなかった。 そして、今度はマーガレット・アトウッドが倫理観の欠如した生物工学が導く悪夢を描きました。
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3部作の2から読むことにしたのだがやはり邪道かも。 はじめのうちはわけがわからなくて投げ出そうかと思っていたけど、いつの間にやら入り込めたので次を読みたい。「洪水の年」下巻をね。
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『オリクスとクレイク』がエピソード1だとすると、本作は時間軸的にはエピソード0。前作の続きにあたる箇所は、ほんのちょっとだけだった。下巻がどうなっているのか気になる。 ヘルスワイザーはファイザーのパロディなのかしらと思えてならない今日この頃。「構内」「ヘーミン地」という設定も、...
『オリクスとクレイク』がエピソード1だとすると、本作は時間軸的にはエピソード0。前作の続きにあたる箇所は、ほんのちょっとだけだった。下巻がどうなっているのか気になる。 ヘルスワイザーはファイザーのパロディなのかしらと思えてならない今日この頃。「構内」「ヘーミン地」という設定も、ある程度、現実味があることなのかもしれない。映画とニュースでしか見たことないからそう思うのかもしれないけど、貧民街とかゴーストタウン化した場所とか、あまりにも当たり前に映画に出てくるのは何でだろう?って考えると、あながち根拠のない妄想ってわけでもないのかもという気がしてくる。 ただ、「水無し洪水」を起こせるのは、今やアメリカに限らないんだけれど。そこが、小説よりも現実の方の恐ろしさ。
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かなり荒廃の進んだディストピア物。より一層気が滅入る作品で、理由は作者の書くことへの気迫、登場人物がまともな感覚を持つ人間達なので、行き場のないやるせなさがどうにも厳しい。主に若い女性二人の視点だが、頭でっかちでない分尊厳の喪失による絶望は少なめだが、利用価値のある若い肉体への危...
かなり荒廃の進んだディストピア物。より一層気が滅入る作品で、理由は作者の書くことへの気迫、登場人物がまともな感覚を持つ人間達なので、行き場のないやるせなさがどうにも厳しい。主に若い女性二人の視点だが、頭でっかちでない分尊厳の喪失による絶望は少なめだが、利用価値のある若い肉体への危険さが常に隣り合わせで、生きることの厳しさがある。 二人ともエコ宗教団体に身を置く。どの世界でも「自分」を表現するのが無意味で川の流れが変わらないように流れていくしかない。下巻はちょっと時間を置いて読もう。早く向き合うべきかな。
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