日本の税金 第3版 の商品レビュー
日本の税金の仕組み、現状を知るにあたり、とてもよい本だと思います。 戦後、今の日本の税制の大枠が決まったわけですが、その後は、時代や環境の変化に合わせようとして、つぎはぎを重ねて現在に至ったため、税制はいろいろと疲弊を起こしています。 しかも、かつては一国の問題として考えても、...
日本の税金の仕組み、現状を知るにあたり、とてもよい本だと思います。 戦後、今の日本の税制の大枠が決まったわけですが、その後は、時代や環境の変化に合わせようとして、つぎはぎを重ねて現在に至ったため、税制はいろいろと疲弊を起こしています。 しかも、かつては一国の問題として考えても、さほど問題がなかった税制ですが、ヒトもモノもカネも世界中を行き交う現代では、国内だけを考えた税制は、脱税ルートがたくさん。 しかも、富裕層ほど、脱税しやすい始末。 日本の税制の抜本的な見直し、しかも、海外の税制ともバランスのとれた税制の確立は、日本の喫緊の課題ですね。 政治家や官僚には、こういう課題の解決こそ、期待したい。
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雇用され給与所得者であると、どうしても税金について自分ごととして知る機会が少ない。若いうちに若干でもこのような本で基礎知識を身につけておくことが必要だと、いまさらにして思った。
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税金の基本が具体例交えつつ端的に纏まっており、現行税制の問題点も示されている。身近な所得税から始まって扶養控除、配偶者控除の話や累進課税などを論じ、法人税・消費税の基幹三税を解説した上で、相続税、酒税・たばこ税、地方税、国際課税にも簡単に触れている。 本書だけで税を理解できる訳...
税金の基本が具体例交えつつ端的に纏まっており、現行税制の問題点も示されている。身近な所得税から始まって扶養控除、配偶者控除の話や累進課税などを論じ、法人税・消費税の基幹三税を解説した上で、相続税、酒税・たばこ税、地方税、国際課税にも簡単に触れている。 本書だけで税を理解できる訳ではないが、入門編として非常に分かりやすく勉強になった。批判的視点から書いているのも問題点を理解する上で良かった。
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基本的なところがものすごく勉強になった。超過累進課税のこと知らなかった。所得を輪切りにして100万円まではX%、200万円までは、Y%というふうに課税していくんやね。
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確定申告をするようになって税金もっと理解しなきゃと思い手に取った一冊。 消費者が支払った消費税だが、売上1,000万以下の事業者は国への消費税を免除されているのは驚いた。自分たちは誰に払っているのかと。 税金の種類は多種多様でそれぞれに歴史がある。自動車税は道路を作るために税率が...
確定申告をするようになって税金もっと理解しなきゃと思い手に取った一冊。 消費者が支払った消費税だが、売上1,000万以下の事業者は国への消費税を免除されているのは驚いた。自分たちは誰に払っているのかと。 税金の種類は多種多様でそれぞれに歴史がある。自動車税は道路を作るために税率が定められたが、かなり道路が整備された今本当に同じ税率が必要なのだろうかとか。 最後の章では国際的な税制について書かれており、金融業界に携わる者としてはかなり興味深かった。グローバル化により、もはや国ごとの税制維持は破綻しつつあり、今後税制もグローバル化していく必要があると言う内容であった。 税金と聞くともう決まり切った世界だと思っていたが、毎年かなりの変化をしているダイナミックな世界と言うのが一番大きかったかも。
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日本人が払う税金には何があるかを説明する本 なかなか面白いけどやはり税金は難しい。 基本的には不平等や租税回避とのイタチごっこである まあ自分はどういうものを払うのか覚えておくのは大事
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序章 私たちは誰のために税を負担するのだろう? 第1章 所得税―給与所得が中心だが 第2章 法人税―税率引下げ競争の行く末 第3章 消費税―市民の錯覚が支えてきた? 第4章 相続税―取得税方式に徹底すべきでは? 第5章 間接税等―本当に合理的で必要なのか? 第6章 地方税―財政自...
序章 私たちは誰のために税を負担するのだろう? 第1章 所得税―給与所得が中心だが 第2章 法人税―税率引下げ競争の行く末 第3章 消費税―市民の錯覚が支えてきた? 第4章 相続税―取得税方式に徹底すべきでは? 第5章 間接税等―本当に合理的で必要なのか? 第6章 地方税―財政自主権は確立できたのか? 第7章 国際課税―国境から税が逃げていく 終章 税金問題こそ政治 著者:三木義一(1950-、東京都、法学)
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様々な税金の制度・仕組を、目的や背景を交えながら丁寧に説明されているので、とても分かりやすい一冊でした。 今まで漠然としか理解していなかった税金ですが、改めて身近なものとして考え直す良い機会を与えてくれました。 所得税、法人税、消費税、相続税、間接税(酒やタバコ等)、地方税、国際...
様々な税金の制度・仕組を、目的や背景を交えながら丁寧に説明されているので、とても分かりやすい一冊でした。 今まで漠然としか理解していなかった税金ですが、改めて身近なものとして考え直す良い機会を与えてくれました。 所得税、法人税、消費税、相続税、間接税(酒やタバコ等)、地方税、国際課税と種類別に記載されていますから、興味のある章から読み始めることができるので、とても読み易いです。
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日本の税制については複雑極まりないものだという話をよく耳にしますが、その実態を全く知らなかったので手に取ってみました。 単純な税制の紹介だけでなく、複雑な制度になった歴史的経緯や、他国との比較などがさまざまなデータと共に非常に明快に記述されており、日本税制の入門書としては最適な良...
日本の税制については複雑極まりないものだという話をよく耳にしますが、その実態を全く知らなかったので手に取ってみました。 単純な税制の紹介だけでなく、複雑な制度になった歴史的経緯や、他国との比較などがさまざまなデータと共に非常に明快に記述されており、日本税制の入門書としては最適な良書と思われます。
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所得税の章は、転職したいと思えるほど刺激的だった。サラリーマンの必要経費実額控除や住宅を控除対象として見るかの議論(利益を生んだものは控除対象となるので賃貸に出せばリフォームなどの経費が認められる)が分かりやすかった。酒税の章は哲学的だった。「酒税が酒をつくる」「酒造の隣に税務署...
所得税の章は、転職したいと思えるほど刺激的だった。サラリーマンの必要経費実額控除や住宅を控除対象として見るかの議論(利益を生んだものは控除対象となるので賃貸に出せばリフォームなどの経費が認められる)が分かりやすかった。酒税の章は哲学的だった。「酒税が酒をつくる」「酒造の隣に税務署が作られてきたほど、酒と税は密接」などの名言がちりばめられていた。終章の「税金問題こそ政治」はほとんど「詩」だった。著者の魂が込められた詩。「なぜ減税が正義の主張なのだろう。おそらく、税を支払ったことによる恩恵を実感ができない政治がおこなわれているからであろう。」「ロビンフッドが生きていたら反税闘争ではなく約束を守らない富裕層に対して増税闘争をする。」
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