ぼくは数式で宇宙の美しさを伝えたい の商品レビュー
いい本でだった! 自閉症の子どもに限らず、出来ないことを出来る様にするのではなく好きなことや得意なことを伸ばしていくと他のことも出来る様になるのではないかなと思った。
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両親がめちゃくちゃ凄い!! こんなご家庭に産まれれたことが奇跡なんやろなぁ。 ジェイクはこのご両親の元に行けたから才能が爆発したんやろなぁ… 私も興味のあるものにもっと深く触れてみようと思った。 色んな人の色んな多様性を受け入れる世界がもっと広がりますよぉに。
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#自分用 ・人は好きなことに思い切り打ち込めば、他のことも自然とできるようになる ・作者の子供のために全力投球で打ち込む姿に圧倒される
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結論はそこそこわかってたのだが、母の行動が本当にすごかった。子供が大好きでほしかったのに、自閉症のジェイクを産んでコミュニケーションが取れない辛さに泣き、次男は神経性の病気で手が離せない。三男を妊娠したときはがっかりしたが、ジェイクのために普通の自閉症サポートを振り切って私財を投...
結論はそこそこわかってたのだが、母の行動が本当にすごかった。子供が大好きでほしかったのに、自閉症のジェイクを産んでコミュニケーションが取れない辛さに泣き、次男は神経性の病気で手が離せない。三男を妊娠したときはがっかりしたが、ジェイクのために普通の自閉症サポートを振り切って私財を投げ打って保育所を充実させ、いろいろな子供たちに向き合い、リーマンショックでは大工に家の家具やら盗まれる経験もしながら、自閉症児のためのスポーツ活動なども始める。周りにも恵まれているようで、被害にもあってるからやはり、頑張った母はすごい。自閉症児のジェイクが壁の影を熱心に目で追うとき、実は素晴らしい思考が芽生えていたとは。社会ではうまく立ち回れなくても、研究者として成功できる脳を育てることができる。でもここまでできる親はなかなかいない。 家族で車のオークションに行った場面が楽しい。有名大学からの素晴らしいオファーも母は断る。寄宿舎に入らなくてはいけないから。まだ年若いジェイクのことを思うと正しい決断だと思う。子供らしい経験も充分にさせる、勉強の虫にしない。 訳も良かった。夫との出会いの場面の「この人、私みたい!」ジェイクの大学の友人たちへの「みんなアリガトね」場面場面ですごく自然な日本語になっていて、ほんとに著者が日本語を書いているみたいに読める。
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原題 THE SPARK 自分だけの世界に閉じこもっていく——自閉症。 ジェイクの天才性に目がいきがちですが、母親クリスが願ったのは、ジェイクと同年代の子供たちが経験するであろう、幸せな子供時代でした。 友達と一緒に遊び、学び、恋をする。ジェイクにはそれができない、と診断され...
原題 THE SPARK 自分だけの世界に閉じこもっていく——自閉症。 ジェイクの天才性に目がいきがちですが、母親クリスが願ったのは、ジェイクと同年代の子供たちが経験するであろう、幸せな子供時代でした。 友達と一緒に遊び、学び、恋をする。ジェイクにはそれができない、と診断されてからのクリスとマイクの長年に渡る夫婦の奮闘記です。 そもそも自閉症は先天性の特質であるために薬で治せない。主に教育プログラムで〝矯正〟していく(「療育」というらしいです)しかないんですが、それがジェイクにはストレスでしかない。 ここで、独自の判断でプログラムを諦め、「ジェイクのやりたいことをやらせてあげよう」と方向転換したクリスがすごい。 賭けですね…それもものすごい苦労を伴う。ちょっと決断できない。実際マイクは反対してましたし。「ジェイクにとって何がいちばん良いか」を考えた末の直感ということでしたが…クリスが「町のアーミッシュ」であったことも背景にあるのかも知んない。 アーミッシュについても、いつか関する本を読んでみたいな。 ジェイクの有名なスピーチ「Forget What You Know」も聞いてみたい。 こうやって、新しく知りたいことが出てくるのも、読書のいいとこですねー。
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9歳で大学に入学した天才数学少年、ジェイコブ・バーネットの母親の手記。 2歳で自閉症と診断され、字を読めるようにはならないだろうと言われてからの、家族の戦いの物語。 とにかく母親の愛と信頼が桁外れで泣けた。どれだけ異常だと言われても、特別だと言われても、彼女が1番大切にしたのは...
9歳で大学に入学した天才数学少年、ジェイコブ・バーネットの母親の手記。 2歳で自閉症と診断され、字を読めるようにはならないだろうと言われてからの、家族の戦いの物語。 とにかく母親の愛と信頼が桁外れで泣けた。どれだけ異常だと言われても、特別だと言われても、彼女が1番大切にしたのは「彼が子どもらしくいられること」、「家族揃って楽しく過ごせること」。 子どもたちの「きらめき」を最大限に伸ばしてあげること。 フィクションでもそこまでないぜってくらいアクシデントまみれの生活なのに、苦しい素振りはひとつも見せない肝っ玉母ちゃん。 数学のオープンプロブレムを解いて論文を発表することよりも、母親にとって奇跡だったのは、「自閉症の息子が、自分にしか見つけられない四葉のクローバーで自分を元気づけようとしてくれたこと」。 こういうの読むと本当に、子育ては信頼と忍耐の世界だなと思う。 子どもの無限の可能性を信じて、決して折らないこと。「専門家」に何を言われようと、勇気と信念を持って、子どもが羽を広げられるよう励まし続けること。 「正しさ」に惑わされてしまったとき、クリスティンが背中を支えてくれる気がする。 TEDxTeenの映像も見たけど、ジェイク思った以上にいい子だった。愛情たっぷり受けて育ったんだろうなという優しさが滲み出ていた。学ぶだけではなく、ひたすら考える。考えることからあたらしいものは生まれる。
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一重に本人の能力以上に家庭における教育の重要さを思い知ります。 いや家庭だけじゃないか。 ジェイクだけじゃなく周りの子どもたちのエピソードも泣かせます。もう涙が止まりません。 私のイチオシはジェロードですね。 余談ですがアメリカにおけるリーマンショックの悲惨さは初めて直面しま...
一重に本人の能力以上に家庭における教育の重要さを思い知ります。 いや家庭だけじゃないか。 ジェイクだけじゃなく周りの子どもたちのエピソードも泣かせます。もう涙が止まりません。 私のイチオシはジェロードですね。 余談ですがアメリカにおけるリーマンショックの悲惨さは初めて直面しました。。。 こりゃひどいね。
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レビューを拝見して知った本です。ありがとうございます。 この物語は2歳で自閉症と診断され、3歳の時に専門家に「彼が16歳の時に自分で靴ひもを結べるようになっていあたらラッキーだ」と言われたインディアナ生まれの少年ジェイクのことを、その母親で保育所を経営していたクリスティーンが書...
レビューを拝見して知った本です。ありがとうございます。 この物語は2歳で自閉症と診断され、3歳の時に専門家に「彼が16歳の時に自分で靴ひもを結べるようになっていあたらラッキーだ」と言われたインディアナ生まれの少年ジェイクのことを、その母親で保育所を経営していたクリスティーンが書き綴ったものです。 自閉症の子どもはある分野では著しい遅れが見られる反面、別の分野では非常に高い能力を示す場合が多いそうです。 母親のクリスティーンは、ジェイクがパズルを速くやれることと引き換えに、息子は女の子をデートに誘ったり、採用面接の相手と握手を交わすことができないとわかり、一時絶望します。 しかし彼女は自閉症児のための「リトル・ライト」の経営をして、多くの預かった自閉症児とジェイクの才能を引きのばすことに3人の子どもを抱え、自ら病に苦しみながら、夫のマイケル他多数の人々の支援により、尽力します。 そしてジェイクは、小学校には行かず10歳で数学と科学の才能を認められ、大学からオファーを受け、奨学金を受けて入学し、ノーベル賞も夢ではないと言われ一躍マスコミにも取り上げられます。 そして、世界最年少の宇宙物理学者となります。 この本には、母のクリスティーンが、どういう風にジェイクたち3人の子どもと、預かった自閉症児たちを育ててきたかが、書かれています。 クリスティーンの行動方針は「ジェイクが好きなことがやれるようにすること」。 「ふつうの子どもらしい生活を送れるようにすること」。 「そして子どもたちが大好きなことをやらせてあげれば、そこから生まれる独立心や創造力は、決して無駄になることはないのです」と語っています。 そして、「わたしがこの本を書いたのは、ジェイクのストーリーはすべての子どもに当てはまる話だと考えるからです。息子の才能は特別なものですが、彼の話を書くことによって、誰もが持っているそれぞれの個性や特技がもっと注目されるようになればよいと思います」と結ばれています。 こんな、素敵なメッセージでいっぱいの本ですが、ここに至るまでの著者の苦労は計り知れなかったと思います。 この本を読んだら誰しも、ジェイクとクリスティーンに声援を送らずにはいられないと思います。 そしてジェイクの成長と大学での大成功は大変、感動的です。 私たちも、著者の行動を、少しでも見習って、学校や家庭で子どもや自分自身の長所を伸ばしていけるようになるといいと思いました。
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面白かった。面白いだけでなく、人間にとって、とても重要な事のヒントが書かれているような気がして、本を読むのを止めることが出来なかった。 2歳で重度の自閉症と診断され、文字を理解することも話すことも永遠に出来ないだろうと言われた子供ジェイク。 しかしジェイクは、両親の並外れた教...
面白かった。面白いだけでなく、人間にとって、とても重要な事のヒントが書かれているような気がして、本を読むのを止めることが出来なかった。 2歳で重度の自閉症と診断され、文字を理解することも話すことも永遠に出来ないだろうと言われた子供ジェイク。 しかしジェイクは、両親の並外れた教育方針と努力によって天才的才能を開花させ、10歳で大学に入学し12歳で物理学の研究者となり、近い未来にノーベル賞を取るだろうと言われるまでになった。そのストーリーはそれだけで興味をそそる。この本は、その全ての過程を母親自らが書き記したもの。 すごいと思ったのは、著者である母クリスの観察力と、そして行動力、決断力、バイタリティー。 彼女は始め、自閉症児に対する公的な支援やセラピーを受けたが、専門家達が決めたその方針が本当に息子にとって良い結果をもたらしているのか、息子は本当は何をしたいと思っているのかをしっかりと観察していた。 話すことも行動で示すことも出来ない息子の小さな小さなサインをクリスは見逃さなかった。 セラピスト達は自閉症児の、"出来ないこと"を出来るようにする訓練ばかりを行っていることに気づいたクリスは、息子の"出来ないこと"ではなく"出来ること"に目を向け、息子の可能性を決め付けることなく、好きなことを好きなだけやれる環境を与え続けた。 出来ることを伸ばし、やりたい事を思う存分やらせてあげると、他の"出来なかった"社会的行動も出来るようになることにも気づく。 基本的にこの方針で、ジェイクは自閉症の中に閉じこもってしまうことなく、社会生活を送れるようになった。 そして、自分の子どもが自閉症というだけでも大変なのに、自ら保育所を運営し、さらに自閉症児のためのスクールも開いて、同じように困っている人達に手を差し伸べた。クリスの考え方、やり方は他の自閉症の子供達にも驚くべき効果をもたらした。このようにして、自閉症児の親を含めたコミュニティを作り、みんなで支え合って強くなった。 天才児であるジェイクは勿論だけれど、このお母さんもこんなにすごい人が本当にいるの?と思うほど、頭が良くて慈悲の心に溢れている。 どこにも正しい治療法や教育法が示されていない道なき道を、自らの観察眼と家族の愛で切り開き、その道の専門家がノーと言うことも、正しいと思えば突き進んだ。専門家達が間違えていたと言うことを証明するには、結果しかない。そして、クリスはジェイクという天才を育て上げるという最高の結果でそのやり方が正しかったということを、結果的に世界に示した。 この奇跡のような話の中には、私たちがジェイク程天才でなくても、自閉症でなくても、学ぶことが出来る大切なことが散りばめられていた。生きることに困った時、子どもを育てることに困った時など、折に触れて読み返したいような本だった。
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出来ないことでなく、出来ることに注目する 楽しい経験に満ちた毎日 人生とは五感を通じた経験の積み重ね なんていろんな子供がいて、可能性があるんだろう。 親としての行動指針 ジェイクが好きなことができるようにすること 子供らしい生活を送れるようにすること 2019.11.4
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