実歴 阿房列車先生 の商品レビュー
じ〜んときてしまった(;−;) 『阿房列車』シリーズに 「ヒマラヤ山系君」として登場する平山三郎氏の回顧録。 もともと国鉄職員で、百閒先生のファン。 広報誌に寄稿してもらうため 先生のもとを訪れてからのつきあい。 百閒先生ったら、本当にテツだったのね。 鉄道は大好きだから喜んで...
じ〜んときてしまった(;−;) 『阿房列車』シリーズに 「ヒマラヤ山系君」として登場する平山三郎氏の回顧録。 もともと国鉄職員で、百閒先生のファン。 広報誌に寄稿してもらうため 先生のもとを訪れてからのつきあい。 百閒先生ったら、本当にテツだったのね。 鉄道は大好きだから喜んで書きましょう! と、平山氏が拍子抜けするくらい 快諾してくれたそう(笑) それからの二人の「阿房列車」行の裏側 (先生はあんな風に書いてるけど実は…みたいなこととか) 編集者としての先生とのつきあい (師匠・漱石に似て、 漢字かなづかいの校正にウルサイとか) 晩年の先生との想い出…。 旧かなづかいの文章が多くて、正直読みにくかったけど とても、とても良かったのだ。 百閒先生の人となりが伝わってきて 平山氏が本当に先生を慕っていたんだなぁ… というのがわかる。 文句たれで偏屈で頑固で、と書きながら 「ほんともう、仕方ないんですよ、うちの先生は」って 笑っている感じがするのです。
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内田百間「阿房列車」の相棒・ヒマラヤ山系君による百間先生との思い出。 なんだかんだで気が合う二人だったのか、お互いに遠慮がない、ちょっと親子のようですらある関係。 先生、山系くんを夜学に行かせたりしていたのね。
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阿房列車3冊を読んで、百閒ワールドに興味を持ったなら、この本は必読。 阿房列車をごはんに例えるなら、この本は味噌汁。 阿房列車をパンに例えるなら、この本は牛乳です。 憧れの内田百閒に初めて会う直前のドキドキとか、なるほど後世に残った師弟関係はこうして始まったのか、と。 大学を卒...
阿房列車3冊を読んで、百閒ワールドに興味を持ったなら、この本は必読。 阿房列車をごはんに例えるなら、この本は味噌汁。 阿房列車をパンに例えるなら、この本は牛乳です。 憧れの内田百閒に初めて会う直前のドキドキとか、なるほど後世に残った師弟関係はこうして始まったのか、と。 大学を卒業させてくれた話や、国語辞典や漢字辞典をプレゼントしてくれた話も、印象に残りました。 読んでみてよかった!
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阿房列車の同行者〈ヒマラヤ山系〉にして国鉄職員だった著者が内田百?の旅と日常を綴った好エッセイ。人物像を伝えるエピソード満載。〈解説〉酒井順子
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