はしからはしまで の商品レビュー
辛いことにも前を向くお瑛はもちろん好きですが、橋が渡れないお瑛もいっそう好きです。渡りたくなったら渡ればいい。でも渡れなくても構わない。お瑛さんはお瑛さん。これが心に響きました。誰にでもできることでも、どうしても自分にはできないことはあって、それから逃げてる自分を責める気持ちをど...
辛いことにも前を向くお瑛はもちろん好きですが、橋が渡れないお瑛もいっそう好きです。渡りたくなったら渡ればいい。でも渡れなくても構わない。お瑛さんはお瑛さん。これが心に響きました。誰にでもできることでも、どうしても自分にはできないことはあって、それから逃げてる自分を責める気持ちをどこかに持っているのはしんどいことですからね。 寛平さんのキャラが大好きです。寛平さんも自分を責めながらも明るく助けてくれていて…。
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とても楽しく読んでいたのにこの巻のしょっぱなで楽しさ全部殴られて奪われた感じ。 主要キャラを死なすことで排除するって……驚愕を狙ったのかもしれないけど、あるいは兄を失うことでお瑛の成長が、という狙いかもしれないけど、両親を亡くしつらい目にあってきたお瑛がさらに兄まで失って成長するとか……そんな痛ましい成長見たくない。成長するしかないというか、それでも生きて行かなくてはならないのなんて、当たり前でつらい。 追記・ラストまでとにかく読んだけど…最初でガンとやられてもそれはそれで、と読み進めて最後の最後、辰の告白で天を仰いだ。ナニコレ。そんなシーンとかこれまであった??良い意味で裏切られる展開ならともかく……
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<みとや・お瑛仕入帖>シリーズ第三作。 第一話でいきなり衝撃の展開。ネタバレになってしまうので書かないが、他のレビュアーさんも指摘されているように、私にはどうしてもこの展開の必然性を感じなかった。 もしかしてお瑛の人生の新しいステージへ上げるための階段としてこの展開があるのかと思...
<みとや・お瑛仕入帖>シリーズ第三作。 第一話でいきなり衝撃の展開。ネタバレになってしまうので書かないが、他のレビュアーさんも指摘されているように、私にはどうしてもこの展開の必然性を感じなかった。 もしかしてお瑛の人生の新しいステージへ上げるための階段としてこの展開があるのかと思っていたら、結局それもなし。 この重要なキャラクターが欠けることでシリーズの魅力の重要な一つも欠けてしまってかなり残念な気がして一瞬読み進めるのを止めようかと思ってしまうほどだった。 ただその後も少しずつ盛り返し、偏屈な職人や老いによる盗癖を繰り返す老婆や、お花の兄探し、ドケチなご隠居、そして破綻する夫婦など様々な人間模様・人生模様を描きつつ、お瑛の頑張り、成長を描いていた。 乙女な若旦那の寛平はもちろん、少し大きくなった直之改め直孝、猪の辰との関係も相変わらず。 これでシリーズ完結とも思えるし、まだ続くとも思えるし。 できれば続いて欲しいけれど。
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L みとや・お瑛仕入帖3 シリーズものなので最初から読むことをすすめたい。 直之の父、道之進がはなまきのお話と祝言。ここまでは想定内だったけど、お瑛の兄長太郎がフグ毒で呆気なく死んでびっくり! ええっ 今まで物語のキーマンだったじゃないか!なのに、事件性もなくフグ毒だなんてもったいない。ある意味すんごいスパイスでよかったけれども。 で、直之は元服して直孝に改名。どうやら声変わりの真っ最中らしい。なんか萌える。 長太郎の親友、呉服屋の若旦那寛平がなにかとお瑛の世話焼き、相変わらず直孝も店番を。 船頭の辰吉はなにかとお瑛を構って、そういう流れかと思いきや最後の最後にお加津の姪っ子との縁談発生で、おっと!と思ったところで最大のカミングアウトあった。 「長太郎兄さんが好きだった。初めて会ったときから、おれは、この男しかいねえと思ってきた」発言。すげぇな、もろもろ斬新な一冊。
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初出 2016〜18年「小説新潮」の6話で、シリーズ3作目 両親を事故で失って、兄と二人で”何でも三八文”の雑貨屋「みとや」をやっていたお瑛は、兄長太郎がふぐにあたって死んでしまい、周囲に助けられながら、兄に代わって仕入れに歩き始める。 目を病んで仕事を辞めた偏屈な指物師の心を...
初出 2016〜18年「小説新潮」の6話で、シリーズ3作目 両親を事故で失って、兄と二人で”何でも三八文”の雑貨屋「みとや」をやっていたお瑛は、兄長太郎がふぐにあたって死んでしまい、周囲に助けられながら、兄に代わって仕入れに歩き始める。 目を病んで仕事を辞めた偏屈な指物師の心を開かせ、認知症の老女の心配の原因を当て、行方不明の兄を探す新妻を手伝い、船宿の隠居の収集癖に振り回され、赤子を亡くした欠け落ちの女房の心を思いやる。 こういう暖かい人情話は好きだなあ。
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なんでも三十六文で売っているや「みとや」。長太郎とお瑛の兄妹で営んでいる。二人力を合わせ、いつか亡き両親が営んでいた店のように大きくするのが夢だ。 ところが兄の長太郎がある日突然あっけなく死んでしまう。残されたお瑛は、悲しみながらも周りの人々に支えられ、店を続けていく。そんなお瑛...
なんでも三十六文で売っているや「みとや」。長太郎とお瑛の兄妹で営んでいる。二人力を合わせ、いつか亡き両親が営んでいた店のように大きくするのが夢だ。 ところが兄の長太郎がある日突然あっけなく死んでしまう。残されたお瑛は、悲しみながらも周りの人々に支えられ、店を続けていく。そんなお瑛の日々の出来事を描いた作品。 これまで兄の仕事だった仕入れもすることになって、また新たな人々との出会いもあり、やり取りもある。 お瑛がまた少しずつ成長していく。続きが楽しみな作品。
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