幽霊たち の商品レビュー
西澤さんの作品は、ともすれば重〜くなりがちな素材をストンと読ませてくれる感じが好きです。相関図が複雑で家系図見ながら進めましたが、第2章からはサクサク読めました。サラッとした文章とは違って仄暗いお話でした。第2章での違和感が最終章では見事解消されました。さすがでした。
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主人公の横江継実は特殊な能力を持っていた、幽霊が視え、声を聴くことができるのだ。 ある日まったく知らない事件の事情聴取を受けることになる、容疑者の男から指名を受けてしまったらしいが横江は何の身に覚えがない。 しかし過去の記憶と目の前にいる従妹の幽霊が何かを握ってる気がする・・・、...
主人公の横江継実は特殊な能力を持っていた、幽霊が視え、声を聴くことができるのだ。 ある日まったく知らない事件の事情聴取を受けることになる、容疑者の男から指名を受けてしまったらしいが横江は何の身に覚えがない。 しかし過去の記憶と目の前にいる従妹の幽霊が何かを握ってる気がする・・・、現在と過去、現世と黄泉が交わる超絶ミステリ。 西澤×幽霊でSF的な作品を想起した方も多いかもしれませんが、今作は主人公含めた一般人に事件を解決させる推理合戦よりの作品ですね。 幽霊の要素はあくまで主人公に付属する副次的なものです。 本作を読んで多くの方が抱きそうな感想は「分かりづらっ」でしょうね。 名前、家系図、各々の性格、登場人物、時系列、家の配置、あらゆるところで分かり難さが目立ちます。 少なくとも幽霊という奇怪な響きに惹かれて読むのはお薦めできないですね。
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不思議とひきこまれた。不思議、というのは最初から読んでいて混乱したんだよね。この人、誰だっけ?とか前に名前出てきた?とか、あれ、誰としゃべってるんだろう?なんて、並べていくと、自分の読解力のなさを暴露しているみたいなんだけど。ただ、それでもなんとなく引き込まれてページをめくった。...
不思議とひきこまれた。不思議、というのは最初から読んでいて混乱したんだよね。この人、誰だっけ?とか前に名前出てきた?とか、あれ、誰としゃべってるんだろう?なんて、並べていくと、自分の読解力のなさを暴露しているみたいなんだけど。ただ、それでもなんとなく引き込まれてページをめくった。読み終えて、謎自体はミステリとして解決されたんだろうけど、微妙にかたづかない感がある。あれって、結局どういうこと?というパーツがあれこれ。最後の方でも、ヒロが警察の人に何やら言われて出て行ったのは、なんのためだったんだ?とか、いわくありそうで、置き忘れられているものがちらほらと。エンタメとして読む小説としては良かったんだけど、なんか、うーん、このかたづかない感も面白さととらえるべきなのかな。
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西澤さん初めて読んだのですが他の作品もっと面白いのですよね?誰か西澤さん最高の作品教えて下さい。 家系図がややこしい。本格ミステリは最初関係図見ながら進んだりしますが途中から見ずに話に入る事多いですがずっと家系図見ながらストーリーに興味が湧かず頭にも入らない最悪の展開。途中で読む...
西澤さん初めて読んだのですが他の作品もっと面白いのですよね?誰か西澤さん最高の作品教えて下さい。 家系図がややこしい。本格ミステリは最初関係図見ながら進んだりしますが途中から見ずに話に入る事多いですがずっと家系図見ながらストーリーに興味が湧かず頭にも入らない最悪の展開。途中で読むのやめて評価見ると皆同じ様な感想で納得。最後にあっという結末あるみたいですがまあいいかと後悔せず。 あと名前の付け方も苦手。娘が父親にツグミンとかニックネームで呼ぶのも違和感ありありでした。
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西澤さんらしいストーリーだと思います。ひとつの殺人事件から、40年前の悲惨な事件や過去が引っ張り出されます。最初に家系図がついていてもあまりにも血縁関係が複雑で、何度も戻って確認することになりました。主人公は幽霊が見えて会話ができる57歳の作家。もちろん過去の真相も含めて、いろい...
西澤さんらしいストーリーだと思います。ひとつの殺人事件から、40年前の悲惨な事件や過去が引っ張り出されます。最初に家系図がついていてもあまりにも血縁関係が複雑で、何度も戻って確認することになりました。主人公は幽霊が見えて会話ができる57歳の作家。もちろん過去の真相も含めて、いろいろな驚きをもって話は収束し、無駄なく綺麗で、ミステリとして申し分ない(人により好き嫌いはあるかな)と思いますが、何が起こっていたのかそれを把握するために読み進めるのが精一杯で、私としては楽しむ余裕がなくて、少し勿体なかったです。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
まあとにかく家系図が複雑! みんなの相関図に慣れる頃に読み終わったのだけれども。 ここまで複雑だと、確かに遺産相続大変なんだろうと、ミステリそっちのけで考えてしまった… 本当に逢いたい人には逢えないのって、そういうものなのかもね。
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旧家岩楯家ではかつて放火?殺人と長男が人を撃ち殺してから自殺するという事件が相次いで起こっていた。40年の時を経て今また新しい殺人事件が。この物語の語り手は2人。ただしそのうちの一人は放火事件でなくなったこの家の娘の幽霊である。冒頭に付された家系図を自分で補いながらじっくり読む。...
旧家岩楯家ではかつて放火?殺人と長男が人を撃ち殺してから自殺するという事件が相次いで起こっていた。40年の時を経て今また新しい殺人事件が。この物語の語り手は2人。ただしそのうちの一人は放火事件でなくなったこの家の娘の幽霊である。冒頭に付された家系図を自分で補いながらじっくり読む。半年前読み始めたが複雑で一度断念。このたびの休みを活用して一気読み。ややこしくて頭の中が痒くなりそうだがビックリの結末。西澤保彦らしい。
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登場人物の関係性がわかりにくく読んでいてそんなに楽しくなかった。 冒頭の家系図を一回一回見れば良いのでしょうけどそこまでするような内容じゃないなと思いました。
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横溝正史のような家系図とにらめっこしながら、誰と誰がどうゆう関係で〜と考えながら読むミステリ。 旧友、義母、放蕩人、家を仕切る家長のお婆さん、と時代がかった登場人物に離れとか昭和のミステリ小道具が盛り沢山。 肝心のミステリ部分は虚実入り乱れて分かりにくい。大掛かりな仕掛けはないも...
横溝正史のような家系図とにらめっこしながら、誰と誰がどうゆう関係で〜と考えながら読むミステリ。 旧友、義母、放蕩人、家を仕切る家長のお婆さん、と時代がかった登場人物に離れとか昭和のミステリ小道具が盛り沢山。 肝心のミステリ部分は虚実入り乱れて分かりにくい。大掛かりな仕掛けはないものの古き良き日本ミステリを味わった。
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家系図見てもややこしい。名前も読めない。幽霊なのか人なのか、騙そうとしているのか騙されているのか、血縁あるのかないのかなどラストまで入り乱れたお話。
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