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雛口依子の最低な落下とやけくそキャノンボール の商品レビュー

4.1

15件のお客様レビュー

  1. 5つ

    4

  2. 4つ

    4

  3. 3つ

    3

  4. 2つ

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  5. 1つ

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2024/10/20

銃乱射事件で3人が死亡、2人が重傷という新聞記事から始まる。主人公はその重傷のうちの1人。 犯人は死亡している中の1人であるが、その妹が主人公に会いに来て、お金のために本を出版したいというので、協力することにし、その妹にどんなことがあったのかを語りながら、現在と回想の話をしつつ進...

銃乱射事件で3人が死亡、2人が重傷という新聞記事から始まる。主人公はその重傷のうちの1人。 犯人は死亡している中の1人であるが、その妹が主人公に会いに来て、お金のために本を出版したいというので、協力することにし、その妹にどんなことがあったのかを語りながら、現在と回想の話をしつつ進むストーリー。 なかなか現実離れしているが、引き込まれる内容でどんどん読み進めることができ、面白い作品ではあった。

Posted byブクログ

2024/09/28
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

おなじみ呉勝浩さんのだけど、最初の方で何と言うか暴力的過ぎるというか、破天荒過ぎて、悲惨過ぎて何か読めなくなった。なのでほんとは読み終わってないし、評価もできないんだけど、ブクログに入れとかないと忘れちゃうので一応残す。いつか読める日が来るかもしらんし。好きな作家さんでも読めない本はあるもんだ。米澤穂信にだって読めない本あるもんなぁ。

Posted byブクログ

2024/02/18

読了、65点 ストーリテリングは間違いなく上手い。 突拍子もない設定や出来事が描かれていて、その破茶滅茶さも面白いけれど、それをただ時系列で並べて描いただけじゃこの小説にはなり得ない、そういう魅せ方の面白さはありました。 ただ、後々まで残り続ける面白さじゃないことと、この理不...

読了、65点 ストーリテリングは間違いなく上手い。 突拍子もない設定や出来事が描かれていて、その破茶滅茶さも面白いけれど、それをただ時系列で並べて描いただけじゃこの小説にはなり得ない、そういう魅せ方の面白さはありました。 ただ、後々まで残り続ける面白さじゃないことと、この理不尽さを楽しめない自分の性分とスカッとさ不足がこの評価と言ったところ。

Posted byブクログ

2024/02/03

やけくそ、クソッタレ、みそくそ。⁡ ⁡⁡ ⁡ってな事で、呉勝浩の『雛口依子の最低な落下とやけくそキャノンボール』⁡ ⁡⁡ ⁡タイトル通りのジェットコースターな内容 ⁡⁡ ⁡過去にあった犯罪、事件がチラホラ頭に浮かびながら…。⁡ ⁡⁡ ⁡環境が生活、人生を支配されたり洗脳されたり。...

やけくそ、クソッタレ、みそくそ。⁡ ⁡⁡ ⁡ってな事で、呉勝浩の『雛口依子の最低な落下とやけくそキャノンボール』⁡ ⁡⁡ ⁡タイトル通りのジェットコースターな内容 ⁡⁡ ⁡過去にあった犯罪、事件がチラホラ頭に浮かびながら…。⁡ ⁡⁡ ⁡環境が生活、人生を支配されたり洗脳されたり。⁡ ⁡⁡ ⁡支配洗脳され隔離された生活はそれが当たり前の日常となり、世間の日常、常識とかけ離れていくんよね。⁡ ⁡⁡⁡ ⁡これ読みながら、ロシアは世界と隔離されロシア国民の一部の人々は支配洗脳されとるんじゃないかなと思ったり… ⁡⁡ ⁡まあ、ぶっ飛んだ内容で、闇金ウシジマくんとか好きな人には面白いかな ⁡⁡ ⁡ブックカバー裏に本の中に出てくるリツカ妄想連載が書いてあったけど悲しくて読めんかった 最後の『つづく』だけ目に焼き付けた。 ⁡⁡ ⁡2022年32冊目

Posted byブクログ

2023/11/16

本を読み終えてから、著者のインタビューを読んだ。 「五分の一くらい書いたところで一方的に(光文社へ)送りつけたものだから、「なんだこいつ、突然」と思われたんじゃないでしょうか。そしてきっと、「なんだ、この小説は」とも思ったはずです(笑)。」 はい。思いました。「なんだこの小説...

本を読み終えてから、著者のインタビューを読んだ。 「五分の一くらい書いたところで一方的に(光文社へ)送りつけたものだから、「なんだこいつ、突然」と思われたんじゃないでしょうか。そしてきっと、「なんだ、この小説は」とも思ったはずです(笑)。」 はい。思いました。「なんだこの小説は!」と。笑 ぶっ飛んでるなって! 冒頭ホントにふっ飛んじゃうんだけど。雛口依子が。 依子の乗ったスクーターが車に突っ込み 宙をまい アスファルトに叩きつけられるまでの数秒間。依子の脳裏をよぎる過去。 生き返った兄。壊れた家族。 過去の無差別銃乱射事件。 その被害者の依子。 「加害者の妹と被害者の姐さん。2人で事件のルポを書いて一発当てましょうや」と依子の目の前にあらわれた犯人の妹・金髪美女の葵ちゃん。 「三角屋根の家」での エロとバイオレンスに支配さた異常な共同生活。 …ワケわからない。読者をまったく置いてけぼりにして 過去と現在を行ったり来たり。過去と現在の接点が全然見えてこない。話の着地点もわからない。 依子の過去はエロと暴力とクズのオンパレード。最低で最悪の状況なのに、全てを諦めて生きている依子視点で語られると軽く感じられる。ポップ笑。そこにぶっ飛んでる葵ちゃんが絡んでさらにハチャメチャ笑。 でも、後半の怒涛の伏線回収がすごかった!! 全部が繋がってたとき あーここまで読んで良かった!って。 葵ちゃん!杖爺!お兄ちゃん…。 最初に戻って「あー!パパいい事 言ってるわー!」って! 左足折れて アバラもあやしくて 頭から血を流しながら地面を這う依子がカッコいい。葵ちゃんとのコンビも最高。 『誰に命令されようと、いいなりになんかなっちゃいけない。たとえ相手が、神さまであってもな。」 運命なんかクソくらえ。 『生きねば』! ┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈ 社会から隔離された生活をしていた依子。楽しみのひとつだった 週刊誌の連載小説『毒母VSメンヘラ娘』笑 巻末に袋とじとして付いていた! 「オットセイか!」がここからきていたとは笑

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2022/05/15

おお…これは読む人を選ぶな…。18禁すぎる内容だが、よくも悪くも暗くはない。葵ちゃんのキャラが好き。理不尽さに立ち向かうすがすがしさに救われる。

Posted byブクログ

2021/10/04
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

軽快なテンポで進み読みやすい文章に誤魔化されるが、綴られる物語はヘビィー過ぎる。 もし中村文則氏が同じ内容で書いたとすれば陰鬱に描かれるだろうが、本作は何故かポップな感覚も覚えてしまう。 主人公は洗脳された雛口依子。洗脳されているので周りからすれば酷い仕打ちも、本人にとっては「普通」「当たり前」な内容。その感覚が物語の悲惨さをカモフラージュというか中和している。 本作は読者が物語の世界に入り込むのを待たずに、序盤から何が何だか分からないまま物語が進む。しかし個性的な登場人物に惹きつけられている内に、物語のピースが集まり、全体像が見えてくる。 圧倒的に酷い内容なのに気づいたら読了。 読み終わった後、登場人物に感情移入してしまい思い出したように悲しくなってくる。 ラストは「スカッと」する結末まで辿り着けないのが雛口依子らしい。 テーマは重く、目を背けたくなる内容だが、ドンドン読ませる作者のストロングスタイルな文章が素晴らしい。 他の作品も読んでみたいと思った。

Posted byブクログ

2019/09/09

タイトルも内容もぶっ飛んだ、 クエンティン・タランティーノ映画のような 小説。素直に面白いし、「すげーな」と思う。 好みは分かれるかもしれないが 「生きねば」である。

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2019/06/14

まさに、何だこれは!なお話。無差別乱射事件の被害者依子と犯人の妹葵が、事件の真相をルポにするために奮闘する…そもそも現在の二人がめちゃくちゃだけれど、依子の過去も凄いのです。何だこれは、と思いながら話にあっという間に取り込まれ、ひたすら彼女の過去と現在の葵にシェイクされました。バ...

まさに、何だこれは!なお話。無差別乱射事件の被害者依子と犯人の妹葵が、事件の真相をルポにするために奮闘する…そもそも現在の二人がめちゃくちゃだけれど、依子の過去も凄いのです。何だこれは、と思いながら話にあっという間に取り込まれ、ひたすら彼女の過去と現在の葵にシェイクされました。バイオレンスシーンの連続なので、苦手な人にはお勧めしませんが、感想としては面白かった!に尽きます。平山夢明さんの某作品が浮かんできました。まさしく題名通りの最低な落下とやけくそキャノンボール。ハードボイルドミステリを堪能しました。

Posted byブクログ

2019/02/19

一度 暴力に屈して 何も感じなくていいように 心を閉ざしていた人間の真の怒り さく裂! やったれ~~~葵 !やったれ~~~依子! 狂った世界を 狂ったあんたたちで ぶち壊したれ !!

Posted byブクログ