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「働き方改革」の嘘 の商品レビュー

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6件のお客様レビュー

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2023/01/28

ごめんなさいあんまり文章が得意じゃなくて途中で断念してしまった 働き方改革がより良いものになるようにしないとだなぁと 「高プロ」は素敵な制度だと思っていたけど、この本での描写を見て、そんな楽観的な仕組みでもないなと

Posted byブクログ

2020/09/11
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

全部をじっくり読んだ訳ではありませんが… 【一言で言うと】 「働き方改革」は、経営者寄りの考えが色濃い「働かせ方改革」 ・経営者側からしたら、高度プロフェッショナルや裁量労働制の拡大は、「定額働かせ放題」で都合が良い ・仕事の進め方は労働者に裁量があっても、仕事の分量を決める裁量は、会社にある ・労働生産性が諸外国に比べて低い、という意見は意味がない(金融立国や資源国の方が有利) ・労働者を守るための労働基準法のため、表向きは「柔軟な働き方」「時間外労働に上限を設ける」と言っている ・しかし、本音では、財界と政府がズブズブで、財界の都合の良いように政策を進めている。財界はその見返りに資金や組織票で政治家をバックアップしている

Posted byブクログ

2019/11/24

惜しい。『働き方改革』とは一部インサイダーの利益誘導の為のレトリックに他ならないことは誰の目にも明らかだが、著者がエビデンスと呼んでいるものにはファクトがなく説得力に欠ける。方向性は間違っていないのだから、もうちょっと頑張って欲しい。 ただ、どんな人たちがこの政策を推進しているの...

惜しい。『働き方改革』とは一部インサイダーの利益誘導の為のレトリックに他ならないことは誰の目にも明らかだが、著者がエビデンスと呼んでいるものにはファクトがなく説得力に欠ける。方向性は間違っていないのだから、もうちょっと頑張って欲しい。 ただ、どんな人たちがこの政策を推進しているのかが明記されており、彼らのあからさまな魂胆が丸見えになっている点で著者の目的は果たされているように思う。

Posted byブクログ

2019/08/16

読む価値など全くない。反安倍政権という政治的闘争が主眼であり、大企業だけでなく中小零細まで対象となる「働き方」の大事なことは何も書いてない。 本書は対「ポスト真実」を1つの流れとしている。各項目の見出しに「post truth vs evidence」などと記しており、政権や経...

読む価値など全くない。反安倍政権という政治的闘争が主眼であり、大企業だけでなく中小零細まで対象となる「働き方」の大事なことは何も書いてない。 本書は対「ポスト真実」を1つの流れとしている。各項目の見出しに「post truth vs evidence」などと記しており、政権や経済界の発言者は名指しでその発言内容を批判しながら、自らの主張には何ら根拠を示していないか、「〜と言われている」といった匿名の伝聞か、あるいはアンケート結果などのなどのつまみ食い(それも調査方法などは記していないため信憑性はない)程度である。

Posted byブクログ

2019/08/03

・「長時間労働の是正」などを謳う働き方改革は、働く人にメリットがあるように見えるが、「残業代ゼロ制度」といわれる高度プロフェッショナル制度(高プロ)の創設など、長時間労働是正とは逆の方向性の施策が盛り込まれている。 ・高プロは、アメリカの制度をモデルとしているが、アメリカでは現在...

・「長時間労働の是正」などを謳う働き方改革は、働く人にメリットがあるように見えるが、「残業代ゼロ制度」といわれる高度プロフェッショナル制度(高プロ)の創設など、長時間労働是正とは逆の方向性の施策が盛り込まれている。 ・高プロは、アメリカの制度をモデルとしているが、アメリカでは現在、時代遅れだとして、残業代が支払われない労働者を減らすなど、規制強化に動いている。 ・働き方改革が進むと、以下のようなことが起こりかねない。 └終身雇用が保証された「日本的正社員」から、雇用保障が約束されない欧米流の「ジョブ型正社員」へ。 └労働者の不当解雇や退職勧奨の多発。 ・長時間労働を生む原因には「構造的な要因」と「真の原因」がある。 ・構造的な要因 1.正社員が雇用の安定と引き換えに、長時間労働を行う。 2.長時間労働が、人事考課上で高く評価される。 3.残業代が生計費として、家計に組み込まれている。 ・長時間労働は、労働者の生産性の低さが原因とされてきたが、真因は業務量に対して人員が少ないなど、経営側にあることがわかった。 ・日本とは対照的に、欧米では、企業と従業員で考える現場目線の「働き方改革」が進んでいる。例えば、グーグル社などは、「CHO」という役職を設け、社員の幸福度を高める取り組みを行っている。

Posted byブクログ

2019/06/18

★本書のメッセージ 労働者を蔑ろにした企業のための「働き方改革」などあってはならない。成長が難しいという時代背景を踏まえ、労働者の声に耳を傾けて政策策定を行うべきだ ★読んだきっかけ 受けようとしている企業が「裁量労働制」を敷いており、その制度の仕組みや実態を学びたかったため ...

★本書のメッセージ 労働者を蔑ろにした企業のための「働き方改革」などあってはならない。成長が難しいという時代背景を踏まえ、労働者の声に耳を傾けて政策策定を行うべきだ ★読んだきっかけ 受けようとしている企業が「裁量労働制」を敷いており、その制度の仕組みや実態を学びたかったため ★本の概要 政府による一連の「働き方改革」の制度は、産業界のためであり、労働者一人一人にとって価値あるものになっていないと指摘。日本はただでさえ長時間労働が問題視されているのにも関わらず、より労働時間を増やすように働きかける高プロ制度などを問題視。今までのような、売上・成長偏重の考え方から、脱却せよと指摘 ★本の面白かった点、学びになった点 *裁量労働制が、よく働くか、悪く働くかはその制度を用いている社長、会社次第 ・裁量労働制は「昔よりも、長く社員を働かせることができる」と捉えることもできるし、「社員が自分の好きな時間で出社、退社ができる」という、利点がある制度としてとらえることもできる ・ただ、政府の推し進め方としては、基本的には産業界の声を最重要視して、推し進めているものになっているのではないか *高プロという残業代ゼロ法...このフレーズはおもろい ・この法律が認められれば、たとえ休日出勤があったり、より多くの残業があっても賃金が支払われなくなる。そんな在り方を認める制度になっている ・ *会社によって副業が合う、合わないはあるはず。それなのに、国が旗を振って推し進めるのはおかしい *クラウドソーシングもまだまだ問題は多い *日本はクオリティ国家を目指すべきだ *雇用の流動性は高めすぎると、企業にも労働者にとって悪影響をもたらす。人材の採用コストはかさむし、労働者も採用までの難易度が上がり、失業率も増加するだろう ●本のイマイチな点、気になった点 *日本企業の成長≒日本人の成長・幸福 というもののとらえ方をしているかどうかで、良し悪しの判断が変わるのだろう ・おそらく、企業のトップの人材は、自分の企業の成長こそが、社員にとっての幸せである、そう信じている社長や管理職は少なくないはずだ ・だが実際、現場レベルの社員において、企業の成長と自分の幸福を一体として考えている者は非常に少ないに違いない ・この価値観を採用しているかどうかで、安倍政権の働き方改革を是と捉えるか、反対するか、が分かれそうだ ●学んだことをどうアクションに生かすか *今いる企業が、どんな働き方を望んでいるかを考える *企業の社長が、会社の成長≒社員の幸福と思っていそうな社長か、そうではなさそうな社長か、ということは考えてみてもいいかもしれない

Posted byブクログ