呉越春秋 湖底の城(七巻) の商品レビュー
最終巻で本の感想を書く。 前巻までで伍子胥の物語が一旦終わり、ライバルである「越」の范蠡の物語が始まった。既に以前の巻で伍子胥とは交わっているが、范蠡にはわかっていない。 呉王闔閭が倒れ、世代は越王勾践と呉王夫差となる。 これまで出てきた人物とも意外なところで交わっていき、い...
最終巻で本の感想を書く。 前巻までで伍子胥の物語が一旦終わり、ライバルである「越」の范蠡の物語が始まった。既に以前の巻で伍子胥とは交わっているが、范蠡にはわかっていない。 呉王闔閭が倒れ、世代は越王勾践と呉王夫差となる。 これまで出てきた人物とも意外なところで交わっていき、いよいよ物語は終盤へ。
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いよいよ満を持して伍子胥が孫武に将軍職のオファーを申し出る。ただし子胥の一存では決められない。判断を下すのは呉王・闔廬〈こうりょ〉である。そこで子胥は話が通りやすくするため、孫武に兵法を記して欲しいと申し出た。これが後に『孫子』として伝えられる。 https://sessendo...
いよいよ満を持して伍子胥が孫武に将軍職のオファーを申し出る。ただし子胥の一存では決められない。判断を下すのは呉王・闔廬〈こうりょ〉である。そこで子胥は話が通りやすくするため、孫武に兵法を記して欲しいと申し出た。これが後に『孫子』として伝えられる。 https://sessendo.blogspot.com/2022/03/blog-post_24.html
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主役は伍子胥から若き范蠡へ。それでも伍子胥は輝きを失うことなく、その存在感は際立っていた。伍子胥恐るべし、である。 呉王闔廬自ら率いる呉軍の侵攻に対し、気鋭の新国主である句践率いる越軍が迎え撃つ。呉と越の存亡をかけた戦いがついに始まった。 これまで戦のシーンでもどちらかというと“...
主役は伍子胥から若き范蠡へ。それでも伍子胥は輝きを失うことなく、その存在感は際立っていた。伍子胥恐るべし、である。 呉王闔廬自ら率いる呉軍の侵攻に対し、気鋭の新国主である句践率いる越軍が迎え撃つ。呉と越の存亡をかけた戦いがついに始まった。 これまで戦のシーンでもどちらかというと“静”の印象を受けていた宮城谷の筆致だが、本巻では“動”の描写の連続で、読んでいて心が震えた。 「━━人の造った物のなかで、もっとも美しい物は、もっとも醜い物になりうる。」『将来の妻』より。 「偶然とおもわれることも、天意あるいは神力がはたらいて、じつは必然であったことがあとでわかる。」『将来の妻』より。 「徳で攻め治めることは、才や威のそれにまさる。商売だけではなく政治でもおなじことがいえる。」『将来の妻』より。 「いまの自分が弱いので、強い者を避けつづけるのでは、いつまで経っても強くはなれない。」『将来の妻』より。 「人生も戦いの場であるとすれば、戦って敗れたがゆえに逃げるのは宥されようが、戦うまえに逃げては世の人々の赦しは永遠に得られない。」『将来の妻』より。 「……意いつづけていれば、いつか成就する、」『范季父』より。 「━━欲するためには、備えよ。」『国難』より。 「すぐれた人と思想があれば、たとえそれが敵側にあっても、学ばなければならない。これは、できそうでできないことである。悪感情がさきに立つと、それが自身の思考的視野をさえぎってしまう。」『越軍の策』より。 「━━威張ったら、人としての成長がとまる。」『夕映えの空』より。 「人は、聴く耳をもたない人には、語りかけないものだ。民と政府のありようもおなじで、訴えても願っても、とりあってもらえない政府には、なにもいわない。沈黙した民はおとなしい良民ではなく、不満と怒りのかたまりであるとおもうべきだ。そうなるまえに、悪感情の捌け口をつくっておく。それも政治の方法のひとつだ。」『海辺の風』より。 「勝つ、ということは、勝ちつづける、ということだ。」『諜者たち』より。 「人生にも、攻守がるのだ。まず内をかためるのが、成功への常道だ」『西施』より。 「信用を失えば、人として立てない。」『諜報戦』より。
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越、范蠡の巻。 闔盧が死に、夫差と勾践はどんな戦いをみせるか。 臥薪嘗胆の前段階。 傾国の美女、西施の未来を宮城谷はどのように描くのか?
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ついに宿敵同士の苛烈な戦いが始まる。#伍子胥#ご し しよ#のライバルは無限の魅力に満ちた男だった。
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