塀の中の美容室 の商品レビュー
髪を切りに来る人や美容師さん、それぞれに色々な背景があり、美容室を通して変わっていくことが素敵だった。
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犯罪者か、そうでないか、は意外と紙一重な気がする。けれど、多くの人はそれに気づかず、自分とは違う人、違う世界の人、と見てしまう。車で事故を起こしたり、法を守ろうと思っていてもある日突然犯罪者となってしまうこともある。でも世間様は一緒くたに犯罪者として自分を見る。犯罪者は一生罪を犯...
犯罪者か、そうでないか、は意外と紙一重な気がする。けれど、多くの人はそれに気づかず、自分とは違う人、違う世界の人、と見てしまう。車で事故を起こしたり、法を守ろうと思っていてもある日突然犯罪者となってしまうこともある。でも世間様は一緒くたに犯罪者として自分を見る。犯罪者は一生罪を犯そうとしている人種ではなく、理由なく、誰でも彼でも傷つけようとする人たちではない。でも自分とは違うと思っているから、何をされるかわからない、と怯えてしまう。ああならないように、という反面教師にはいいかもしれないが、一旦そっちに行ってしまった人が、また生活をしようとするのにはものすごいハードルになってしまう。この本の前に、「懲役病棟」も読んだ。たまたま手に取ったものだが、私にとって出会いである。一生懸命生活をしようとする人が、生活できるような世の中になればいいなと思うし、何か関わるようなきっかけを見つけたいと思う。
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刑務所の中で受刑者が一般の人の髪を切る美容室。実在するんだ。 美容師さんなんてお客さんとの会話も仕事のうちだろうに、出所してから普通のお店で働くのは大変だろうな。 更生しようと頑張ってるんだなとは思ったが、読み終えてもやっぱり受刑者に髪を切ってもらうのは怖いなと思ってしまった。...
刑務所の中で受刑者が一般の人の髪を切る美容室。実在するんだ。 美容師さんなんてお客さんとの会話も仕事のうちだろうに、出所してから普通のお店で働くのは大変だろうな。 更生しようと頑張ってるんだなとは思ったが、読み終えてもやっぱり受刑者に髪を切ってもらうのは怖いなと思ってしまった。 葉留の章があるとよかったなー。 もう少し葉留ことを知りたかった。
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心から寄り添うということ、理解するということ、受け入れるということの、難しさやあたたかさを感じる物語だった。 個人的には特に、第五章の中学生の話と、最後の章がとても良かった。菅生さんのキャラも良かった。 刑務所に収監される人にもいろんな人がいる。やったことは許されることでは無か...
心から寄り添うということ、理解するということ、受け入れるということの、難しさやあたたかさを感じる物語だった。 個人的には特に、第五章の中学生の話と、最後の章がとても良かった。菅生さんのキャラも良かった。 刑務所に収監される人にもいろんな人がいる。やったことは許されることでは無かったとしても、十把一絡げにするべきでもない。 本気でそうしたい人には、そして、状況が許すなら、やり直すチャンスは、あって然るべきなのかと、考えさせられた。 読み終わってから表紙を改めて見ると、物語の余韻が感じられて、また良かった。
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今年(2025年)夏にWOWOWで放送された奈緒主演の連ドラの原作。見たので、それぞれの役者さんの顔が浮かんできて、復習になりました。読み易くいい連作集です。ドラマはうまく脚色してたと感心した。
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ここに出てくる刑務官たちは優しく、今まで私が思っていたイメージと違いました。 塀の中とはいえ、こんな美容室があったら行ってみたいと思える暖かいストーリーでした。 女子刑務所が舞台です。美容室のことがメインで、他の受刑者はあまり登場しませんが、受刑者の抱える罪と向き合う姿勢や思い...
ここに出てくる刑務官たちは優しく、今まで私が思っていたイメージと違いました。 塀の中とはいえ、こんな美容室があったら行ってみたいと思える暖かいストーリーでした。 女子刑務所が舞台です。美容室のことがメインで、他の受刑者はあまり登場しませんが、受刑者の抱える罪と向き合う姿勢や思いは伝わってきます。 また、その家族の思いも世間からの厳しい見方で生き辛さや結婚といった大きな出来事にも他人には分からないことが多々あると思います。 刑務所というところは現代も偏見を持たれることがあるけれど、皆が皆、悪い人であるのでなく、『ちゃんと罪と向き合って、自分で歩いていく場所を見つける人もいる』という言葉のように美容師が働く姿が素敵と思えるいいお話でした。 いつも文章が下手でなかなか感想文が書けないのですが、これからは苦手なことにもチャレンジしていきます。
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刑務所内にある一般人も利用できる美容室での話。服役囚という一般的には恐れられる存在が様々な人物の視点から語られる。 美容師となった女性は、 付き合っていた相手が既婚者で、さらに流産した事で自我が不安定に。追い討ちをかける様に恋人から ー「どうせ産めなかったんだから、これでいい...
刑務所内にある一般人も利用できる美容室での話。服役囚という一般的には恐れられる存在が様々な人物の視点から語られる。 美容師となった女性は、 付き合っていた相手が既婚者で、さらに流産した事で自我が不安定に。追い討ちをかける様に恋人から ー「どうせ産めなかったんだから、これでいいだろ」ー の言葉でついに相手を刺してしまう。 どんな理由であれ刑務所にいることは恐怖の対象となり、その対象を巡る6名の女性とその周囲の人々ための短編集。
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刑務所の中にある美容室で働く受刑者と、そこを訪れた人たちの物語です。 とある刑務所の中には、美容室がある。塀の中とは思えないような、そこだけ切り取ってしまえばシンプルで小洒落た様子すらある白い外観。扉をくぐれば空の中にいるような青い壁と、そこに浮かぶ雲のような白い椅子。美容...
刑務所の中にある美容室で働く受刑者と、そこを訪れた人たちの物語です。 とある刑務所の中には、美容室がある。塀の中とは思えないような、そこだけ切り取ってしまえばシンプルで小洒落た様子すらある白い外観。扉をくぐれば空の中にいるような青い壁と、そこに浮かぶ雲のような白い椅子。美容師として働くのは国家資格を取った受刑者で、もちろん普通の美容室とは異なることも多い。様々なきっかけからその美容室を訪れた人々が、何を思って、何を見て、何を感じて帰っていくのか。受刑者である美容師のその後の人生にも思いを寄せる、オムニバス短編集となっている。 今作は、短編の一作ごとに主人公の変わるオムニバス形式の短編集の形で少しずつ物語が進んでいく一冊でした。 今作に触れるまで、女子刑務所の中に美容室があるなんて考えたこともありませんでしたが、そういう物があるのだと知って驚きました。研修を受けて、資格を取って、美容師として仕事ができるだけの時間分の刑期がある人でないと、その美容室に美容師として立てないということもまた、驚きの一つでした。刑法に詳しくない私は、どれだけの罪でどれだけの刑期が要求されるものなのか今一ピンとこないのですが、軽犯罪ではないことが確実だと思うと、なんとも特殊な場所のように感じてしまいます。 今作の主人公たちも、塀の中の美容室に訪れる理由は様々でした。偏見や下世話な興味や、その他色々な思いからそこを訪れる人々は、ある意味当然の反応なのかもしれないなとも思います。自分たちの普段の生活で、縁のない場所だと思っている刑務所の中。今まで存在を知らなかったものを知れたという意味で、とても新鮮な物語でした。できれば、それぞれの短編の主人公たちがその後どう感じてどう日常に戻っていったのかを、もう少し知りたかったです。 物語の中の美容室はフィクションでも、実際にある美容室で働く受刑者の方は、出所後にまだまだ厳しい現実が待っているのだろうと思うと、世知辛いです。一口に『犯罪者』と線を引くだけでなく、何かよい仕組みはないものかと思わずにはいられません。 世の中の問題も含めて考えさせられる一冊でした。
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刑務所の中にある美容室が舞台のお話。 そこへ利用するお客さんや刑務官、加害者の親族 など様々な目線でお話が進む連作短編集。 そんな世界があるのかととても面白かったです! 垣谷美雨さんの『懲役病棟』の参考文献にも なっていたのでその流れで読んでみました! それも相まってか、別々...
刑務所の中にある美容室が舞台のお話。 そこへ利用するお客さんや刑務官、加害者の親族 など様々な目線でお話が進む連作短編集。 そんな世界があるのかととても面白かったです! 垣谷美雨さんの『懲役病棟』の参考文献にも なっていたのでその流れで読んでみました! それも相まってか、別々の作品だけれど 違う目線で読むことができて新鮮でした! とても読みやすかったです!!
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髪色や髪型を変化させるのは魔法のように自分の気持ちも変化する 毎回美容室に行くたびにワクワクするし気分があがる そんな美容室でも特殊な塀の中の美容室があることは本書で初めて知った みな切ることで何か変化しすこし気持ちも変わっていく 例えばそこが特殊な場所でもそれだけは変わらない...
髪色や髪型を変化させるのは魔法のように自分の気持ちも変化する 毎回美容室に行くたびにワクワクするし気分があがる そんな美容室でも特殊な塀の中の美容室があることは本書で初めて知った みな切ることで何か変化しすこし気持ちも変わっていく 例えばそこが特殊な場所でもそれだけは変わらないだろう
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