世界推理短編傑作集 改題・新版(2) の商品レビュー
江戸川乱歩選の短編集2冊目。ホームズの登場を機に生まれた「ホームズのライバルたち」が出てくるのですが……うーん、1冊目の方がワクワクしたなぁという印象です。。 やっと読めたブラウン神父はなんだか文章がまどろっこしく(これでも読みやすいらしいのですが……)、まだその魅力を味わい尽...
江戸川乱歩選の短編集2冊目。ホームズの登場を機に生まれた「ホームズのライバルたち」が出てくるのですが……うーん、1冊目の方がワクワクしたなぁという印象です。。 やっと読めたブラウン神父はなんだか文章がまどろっこしく(これでも読みやすいらしいのですが……)、まだその魅力を味わい尽くせぬまま終わってしまった感じ。 ソーンダイク博士が「科捜研の女」ばりに科学的手法で追い詰める『オスカー・ブロズキー事件』は面白かったですが、倒叙モノはどうにも犯人の身勝手さが気になりますね……。 いくつか読んだことのあるクロフツは期待度が高く、列車のコンパートメント内で夫婦が殺害されるものの、誰の目にも触れることなく犯人が逃亡したという事件。 あらゆる可能性が吟味され、ことごとく却下される展開はクロフツならではの徹底ぶりでしたが、肝心の謎解きが難しかった……!むしろこちらに図解が欲しかったです(´・ω・`) そんな中、思わず一目惚れしてしまったのがモーリス・ルブランのアルセーヌ・リュパン! 『ルパン三世』しか知らない私でしたが、本家本元のリュパンのかっこよさといったら! 鮮やかな謎解きもさることながら、最後の手紙で完全に心奪われてしまいました。 ガニマール警部との宿命のライバル?関係も含めて、ぜひ他のお話も読んでみたいですね。 さまざまな名探偵が生まれる中、次巻はいよいよクリスティーの登場です。 未読の作家さんばかりなので、新たな出会いを求めて次も楽しく読んでいきたいと思います〜。
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だれかがおまえのピストルの薬莢は湿っているといったときには、たとえきみがいかにそのだれかを信用していようと、相手がアルセーヌ・リュパンを名のる男であろうと、その手に乗ってはいけない。まず最初に撃ってみることだ。 2019/6/3読了 モーリス・ルブラン『赤い絹の肩かけ』(井上勇...
だれかがおまえのピストルの薬莢は湿っているといったときには、たとえきみがいかにそのだれかを信用していようと、相手がアルセーヌ・リュパンを名のる男であろうと、その手に乗ってはいけない。まず最初に撃ってみることだ。 2019/6/3読了 モーリス・ルブラン『赤い絹の肩かけ』(井上勇 訳)より。ルパンが怪盗と名探偵の両方の役割を演じているが、最後にメンタリストにもなっている事を特記しておきたい。
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古典短編ミステリの傑作集。 お気に入りはモーリス・ルブラン「赤い絹の肩かけ」。これ、おそらく児童向けのもので読んだような記憶はありますが。やっぱりリュパン凄い、となります。あっさりと殺人事件の犯人を推理してしまう探偵っぷりもさながら、ちょっと待て、目的はそれだったのかー!!! っ...
古典短編ミステリの傑作集。 お気に入りはモーリス・ルブラン「赤い絹の肩かけ」。これ、おそらく児童向けのもので読んだような記憶はありますが。やっぱりリュパン凄い、となります。あっさりと殺人事件の犯人を推理してしまう探偵っぷりもさながら、ちょっと待て、目的はそれだったのかー!!! ってところも。お茶目なところもよいですねえ。 オースチン・フリーマン「オスカー・ブロズキー事件」も印象的。倒叙式ミステリって、なんとなく少しだけ犯人の味方をしたいような気になってしまうので、犯人と一緒にどきどきさせられました。しかしその一方でさあどうやって暴かれてしまうんだろう、とわくわくする心地も。
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『世界短編傑作集』完全リニューアル版第2巻。 この本は旧版で未読だったようで、チェスタトンなど既に短編集で既読のモノを覗いては、どれも初めて読む作品で面白かった。 昔、小さい頃、子供向けミステリガイド的な本で、トリックの種明かしをバンバンされつつ紹介されてたアレやらコレやらが収録...
『世界短編傑作集』完全リニューアル版第2巻。 この本は旧版で未読だったようで、チェスタトンなど既に短編集で既読のモノを覗いては、どれも初めて読む作品で面白かった。 昔、小さい頃、子供向けミステリガイド的な本で、トリックの種明かしをバンバンされつつ紹介されてたアレやらコレやらが収録されてて、読みながら「ああ、コレが噂の例のトリックの作品…!」みたいな、初見なのに妙な懐かしさをを感じながら読んでました。 1905年~1914年発表の作品ということで、名探偵モノのお約束の形が定着して、そこからいろんなスタイルの探偵が派生して群雄割拠してる事がこの2巻の探偵のバラエティの豊かさからもよく分かりますね。3巻も引き続き楽しみです。
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