下町ロケット ヤタガラス の商品レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
ゴーストと合わせて一気読み テレビドラマで結末は分かってはいたけれど…最後までヤキモキさせられました 池井戸勧善懲悪劇場、やっぱり痛快で大好き
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池井戸さんの作品は勧善懲悪の要素が強いというかそのものですが、登場人物は、悪役でもみんな良い人なので、憎めません。 そして主人公の佃公平はかっこよすぎ。 TVドラマの阿部寛のイメージのまま。 何度でも楽しめる作品であり、明日への希望・力を与えてくれる本です。
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素直にかっこいい!といえるお話。 何がかっこいいってヤタガラスに出てくるいろんな人の考え方や生き方、それがただただかっこいい。ただ単なる、ラッキーなサクセスストーリーじゃない、今回の下町ロケットシリーズは一番好きだ。 最初っから完璧を目指すことにフォーカスするのじゃなくて、新しい...
素直にかっこいい!といえるお話。 何がかっこいいってヤタガラスに出てくるいろんな人の考え方や生き方、それがただただかっこいい。ただ単なる、ラッキーなサクセスストーリーじゃない、今回の下町ロケットシリーズは一番好きだ。 最初っから完璧を目指すことにフォーカスするのじゃなくて、新しい挑戦には真摯に向きあい少しずつトライアンドエラーで向上していく佃製作所の無人農機具プロジェクト。同じ仕事をするのではなく、いつまでも挑戦者の立場で新しいことを学んでいく、これは会社の在り方でもある。仕事に対してでも、プライベートのことであっても、これは私たち一人ひとりにもいえることである。
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世の中には理解できないことも思うようにならないこともある。でも、それはそれで受け入れていくしかない。中小企業の経営は、快適に続く一本道とは違う。曲がりくねり、無数の路地が口を開ける難路。しかもそこは、頼りになるナビもなければ、先導してくれる道案内もいない。裏切られ、騙され、梯子を...
世の中には理解できないことも思うようにならないこともある。でも、それはそれで受け入れていくしかない。中小企業の経営は、快適に続く一本道とは違う。曲がりくねり、無数の路地が口を開ける難路。しかもそこは、頼りになるナビもなければ、先導してくれる道案内もいない。裏切られ、騙され、梯子を外される。それでも理念は捨てない。理念がない金儲けは、ただの金儲け。大海の大波に揉まれながらも小さな小舟は対岸に向かって真っすぐに進む。わき目もふらずに。大きな勇気をもらえた。
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入社式や入学式が終わり、新入社員や新入学生が期待に胸を膨らませて歩いている様子は、見ているだけでも微笑ましいし元気が出る。好奇心で目を輝かせている姿もまた、その先にある希望のようなものを感じさせられて良い。 希望と言えば、最近では「小惑星探査機はやぶさ2」のニュースが 耳に新し...
入社式や入学式が終わり、新入社員や新入学生が期待に胸を膨らませて歩いている様子は、見ているだけでも微笑ましいし元気が出る。好奇心で目を輝かせている姿もまた、その先にある希望のようなものを感じさせられて良い。 希望と言えば、最近では「小惑星探査機はやぶさ2」のニュースが 耳に新しいところだ。遥か3憶キロも離れた地球近傍小惑星 「リュウグウ」に着陸し、先日は計画どおり人工的にクレーターを作ることにも成功した。クレーター内部のサンプルを採取することが出来れば科学の発展に大きく貢献するようだが、凡人の私にとっては遥か彼方の小さな探査機が孤軍奮闘していることに希望を見いだしてしまう。小さな機体でコツコツと任務を遂行している映像を見ると、機械だと分かっていてもついつい擬人化してしまう。人が気持ちを込めて作り上げたものは、 たとえ機械や造形物だとしても魂がこもるのだろう。また、作り上げるまでに繰り広げられた取り組みが、物語として宿るのかもしれない。 池井戸潤さんの書かれた「下町ロケット ヤタガラス」は、言わずと知れた人気のシリーズだ。思えば、私が友人に勧められて初めて読んだ池井戸作品が「下町ロケット」で、読み進めながらワクワクしたり涙ぐんだりしたことを思い出す。 物語の舞台は、下町の工場ながら、大手の会社にロケット用の精密部品を供給している佃製作所。社長の佃航平は研究の道を諦めて製作所を引き継いだが、独自の技術的閃きや血の通った経営判断で会社を成長させてきた。 ロケットの打ち上げに携わり、医療機器への参入を果たし、さらに農業機械の世界にも進出してきた佃製作所だが、農業用トラクターのトランスミッション開発でベンチャー企業のギアゴーストやライバル企業のダイダロスの熾烈な戦いを余儀なくされる。 佃が打ち上げに携わった人工衛星ヤタガラスを使い、農業機械の指導化を開発する各社。そこに個人的な想いや過去などが絡んできて、開発の行方は二転三転する。 下町ロケットシリーズはドラマ化もされてそちらの方も人気が高いが、個人的には原作の持つ迫力には敵わないと感じている。前作ではモヤモヤとした終わり方をしたシリーズ物だが、今回の一冊でそのモヤモヤもスッキリと晴れること間違いなしだ。世の中捨てたもんじゃないと思える一冊だった。
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ゴーストに続く,「下町ロケット2」の原作小説で,同シリーズ第4弾。ベンチャー企業やライバル企業との戦いの結末や如何に。エンジニアとして,一企業人としての在り方を考えさせられるとともに,佃社長のもとで働きたくなること請け合いの一冊。
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安定の面白さ。 浪花節と言うのだろうか。 不覚にも最後のページでは涙ぐんでしまった。 勤め人。 いろいろ苦しいことが多いけど、目線を高く持って、自分を励まして、なんとかやってかなきゃ、と思いました。
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「ゴースト」の敵と味方が入れ替わるなど、多少人間模様が複雑になってはいますが、そこは池井戸潤。後味スッキリの勧善懲悪・鉄板ビジネス小説。終盤、多少浪花節も混ぜられています。
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+++ 社長・佃航平の閃きにより、トランスミッションの開発に乗り出した佃製作所。果たしてその挑戦はうまくいくのか――。 ベンチャー企業「ギアゴースト」や、ライバル企業「ダイダロス」との“戦い"の行方は――。 帝国重工の財前道生が立ち上げた新たなプロジェクトとは一体――。...
+++ 社長・佃航平の閃きにより、トランスミッションの開発に乗り出した佃製作所。果たしてその挑戦はうまくいくのか――。 ベンチャー企業「ギアゴースト」や、ライバル企業「ダイダロス」との“戦い"の行方は――。 帝国重工の財前道生が立ち上げた新たなプロジェクトとは一体――。 そして、実家の危機に直面した番頭・殿村直弘のその後は――。 大きな挫折を経験した者たちの熱き思いとプライドが大激突! 準天頂衛星「ヤタガラス」が導く、壮大な物語の結末や如何に! ? 待望の国民的人気シリーズ第4弾! ! +++ すでにどっぷりとドラマの映像に浸かってしまったので、頭に浮かぶ映像は、ドラマの通りである。だが、本作は、それで全く問題がないのではないかと思う。ストーリーも、キャラ設定も、ほぼ原作そのままで違和感がない。原作を変える余地がないほど面白かったということなのかもしれない。度重なる試練に見舞われるものの、必ず勧善懲悪の展開になるのも、読んでいて胸がすく。現実にはこうはいかないかもしれないが、小説世界でくらいすっとしたいものである。佃製作所はずっとこのままでいてほしいと願ってしまうシリーズである。
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ドラマを先に見てしまったのだけど、原作も楽しめた。 でももう登場人物がいちいちドラマの役者さんでイメージされてしまう。違和感ないからいいんだけどw まだシリーズ続くのかな。楽しみだな。
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