花だより の商品レビュー
みをつくしの登場人物のその後を描く。 1.花だより 種市が偽の易者に余命1年と宣告され、澪に会いたくなり旅に出るも箱根でぎっくり腰になり引き返すコメディー。 2.涼風あり 小野寺数馬と妻乙緒の夫婦の暮らしの物語。蕨餅=岡太夫(醍醐天皇が名付け親) 3.秋燕 あさひ太夫こと野江が生...
みをつくしの登場人物のその後を描く。 1.花だより 種市が偽の易者に余命1年と宣告され、澪に会いたくなり旅に出るも箱根でぎっくり腰になり引き返すコメディー。 2.涼風あり 小野寺数馬と妻乙緒の夫婦の暮らしの物語。蕨餅=岡太夫(醍醐天皇が名付け親) 3.秋燕 あさひ太夫こと野江が生家の高麗橋淡路屋を再興し、自分を守り死に別れた相手との過去の恋を乗り越え、辰蔵と家族になる。 4.月の船を漕ぐ 澪が源斉と大阪で暮らし、源斉が過労で倒れる。看病をしながら料理の真髄である相手を思う心を再認識する話。
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みをつくしシリーズは波瀾万丈な女の子料理人・澪が周りの人に支えてもらいながら多くの困難や悩みに立ち向かい、たった1人の親友を自分のそばへ取り戻すお話。毎回、ハラハラしたり暖かな人情と美味しい料理に癒されるとても好きなシリーズ。その完結後を描いた本作。 良かった!みをつくしシリーズ...
みをつくしシリーズは波瀾万丈な女の子料理人・澪が周りの人に支えてもらいながら多くの困難や悩みに立ち向かい、たった1人の親友を自分のそばへ取り戻すお話。毎回、ハラハラしたり暖かな人情と美味しい料理に癒されるとても好きなシリーズ。その完結後を描いた本作。 良かった!みをつくしシリーズ完結してから特別編が出てるとは知らなかったので、手に取るのが遅くなってしまいました。だからこそ、みをつくしの皆んなに何年かぶりに会えてとても幸せな気持ちになりました。それがまた時間をかけた再会の様で、とても感慨深い…。 江戸のつる屋のみんな、小野寺様。大阪の澪や先生、野江ちゃん…。みをつくしシリーズを見守り楽しませてもらったファンにはたまらない一冊。どのキャラクターも好き。誰も欠かすことができないというすごい本だわ。
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読めてよかった。本当によかった。 みをつくし料理帖の愛おしい登場人物たちのその後。また在し日の姿。 これまでも、この先も、艱難辛苦があろうとも、澪、野江、源斉、数馬、つる屋の面々は、前向いて時に泣きながら歩いて行くのだろうと思え、それが自身の励みにもなっていく。ありがたい。 本当...
読めてよかった。本当によかった。 みをつくし料理帖の愛おしい登場人物たちのその後。また在し日の姿。 これまでも、この先も、艱難辛苦があろうとも、澪、野江、源斉、数馬、つる屋の面々は、前向いて時に泣きながら歩いて行くのだろうと思え、それが自身の励みにもなっていく。ありがたい。 本当に、宝物のような素晴らしい作品をつくってくださった著書の高田郁さんには感謝しかない。
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こちらに登録してないので読んでないと思い込んでましたが、最初の一話を読んで既読であることに気がつきました。。ブクログ頼みになっている有様。 登場人物たちのその後が書かれた一冊。またこういうのを出してくれると嬉しいのに作者さん曰くもう出す気はないようです。残念。
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シリーズ本編10巻が完結したのが2014.8、この特別編の発行が4年後の2018.9。当初本編のスピンオフかと思い読み進めたが、又次と野江が命をかけた関係となった理由、野江が摂津屋の庇護を受けた経緯と背景など、本冊が本当の最終巻かと思うほどの充実度。作者は種明かしをせず、本当に1...
シリーズ本編10巻が完結したのが2014.8、この特別編の発行が4年後の2018.9。当初本編のスピンオフかと思い読み進めたが、又次と野江が命をかけた関係となった理由、野江が摂津屋の庇護を受けた経緯と背景など、本冊が本当の最終巻かと思うほどの充実度。作者は種明かしをせず、本当に10巻で完結させようとしたのだろうか。4編とも充実したないようで本シリーズで初めて満点をつけました。
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澪つくし料理帖の特別巻。ドラマで黒木華さんが澪を演じていて、とても良かったので本で読みたいと思って手に取ったら、その後だった。最初から読もうと思ってはいるが、辛い場面もあるので、この本はいろいろ乗り越えた後の二人の少女が今もこうして頑張っていると言う話で、最後がとても良いのでお勧...
澪つくし料理帖の特別巻。ドラマで黒木華さんが澪を演じていて、とても良かったので本で読みたいと思って手に取ったら、その後だった。最初から読もうと思ってはいるが、辛い場面もあるので、この本はいろいろ乗り越えた後の二人の少女が今もこうして頑張っていると言う話で、最後がとても良いのでお勧め。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
誰かのためを想う料理。やさしさと愛おしさと、ちょっと楽しい。そんな気持ちが見えるよう。 種市の腰事情は心配だけど、このまま行けるのかと思いながらの最後で笑ってしまった。 数馬のことは本編中すごく残念だったのだけど、お嫁さんとなんだかんだと過ごせていてよかった。いいお嬢さんじゃん。 野江ちゃんと又次の出会いは切なくて、今でも彼の生き様を思うと泣いてしまいそうだ。これからいっぱい幸せになることが大事だよ。 澪と源斉先生はすれ違ったわけではないが、ぎこちなさがとれてくれてよかった。病を相手にすることに絶対はないから大変だ。でも生きようとしてくれるなら、きっと応えてくれるものがある。 最初の場所からのリ・スタート、良いと思う。
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みをつくし料理帖の本編完結の数年後を描く特別編。澪に会いにいく種市、澪のかつての想い人数馬の夫婦談、野江の大坂での暮らし、澪と源斉夫婦の生活の4編。完結後ストーリーは読者の想像で自由にというスタイルも好きですが、でもやっぱりあるとめちゃ嬉しいですよね。楽しかった。
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あー、もうこれでホントのホントに終わりなんだよぅ。 澪が江戸を離れて4年後の物語。 「花だより」 種市が澪に会いたいと一大決心して大坂まで旅するお話。お供は清右衛門と坂村堂とりうさんの珍道中。オチがウケる^_^ 「涼風あり」 澪の昔の想い人、小野寺数馬夫妻のお話。夫婦のお互い胸...
あー、もうこれでホントのホントに終わりなんだよぅ。 澪が江戸を離れて4年後の物語。 「花だより」 種市が澪に会いたいと一大決心して大坂まで旅するお話。お供は清右衛門と坂村堂とりうさんの珍道中。オチがウケる^_^ 「涼風あり」 澪の昔の想い人、小野寺数馬夫妻のお話。夫婦のお互い胸の内を語らないながらも想いが通じたラストがとても良い。 「秋燕」 又次と野江の出会い秘話からの野江の新しい人生の幕開け。泣きます。 「月の船を漕ぐ」 源斎の心の病いに寄り添う澪の奮闘がいじらしい。きっかけは「母の愛」。 ラストシーンがこの物語を全て物語って最高でした。 こいつは涙腺が崩壊していけねぇよぅ、オススメです!
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完結後のスピンオフ。 つる家の面々や気になってた人も出てきて嬉しい。最後まで切なさを感じつつも良いラストだった。 みをつくし料理帖シリーズ完走。澪のひたむきな姿に励まされ、時に涙し、周りの人々の人情に元気を貰えてこのシリーズを読めてよかった。
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