スクープのたまご の商品レビュー
気づいたら日向子ちゃんを応援しているわたし。 週刊誌に対するイメージはわたしも日向子ちゃんと同じ気持ちだったので、読みながら「ああ、こういう媒体で、こういう信念を持っている人がいる……!」とちょっと気づかされることが多かった。全てのお話が最後につながっていくとき、これまでの伏線を...
気づいたら日向子ちゃんを応援しているわたし。 週刊誌に対するイメージはわたしも日向子ちゃんと同じ気持ちだったので、読みながら「ああ、こういう媒体で、こういう信念を持っている人がいる……!」とちょっと気づかされることが多かった。全てのお話が最後につながっていくとき、これまでの伏線を一つ一つ丁寧に回収していくようで、気持ちが良かった。
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とても綿密に取材されていらっしゃるのだと感じます。 ひとつひとつのエピソードも輪郭がはっきりしていて 一気にラストまで走り抜ける臨場感も まさに「スクープ記者」を 思わせるスピード感で とても面白く読ませていただきました。
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出版社で働く人々にスポットの当たる小説はあまりないけれど、本好きとしては興味深いお仕事小説。今回はあまりその実態が知られない週刊誌の、それも事件記事担当の話。本人が新人でその世界をまったくわからないながら一つ一つ知っていくところで、読者も同じように知っていく。ゴシップネタについて...
出版社で働く人々にスポットの当たる小説はあまりないけれど、本好きとしては興味深いお仕事小説。今回はあまりその実態が知られない週刊誌の、それも事件記事担当の話。本人が新人でその世界をまったくわからないながら一つ一つ知っていくところで、読者も同じように知っていく。ゴシップネタについてはそこまでプライバシーを暴くことが必要か?という部分もあるけれど、独自の取材で警察をも凌駕することもあるというのはすごい。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
大崎梢出版社千石社シリーズ第3弾。主人公は入社2年目週刊誌事件班担当信田日向子。これを読むまで私もフリーの記者がネタを売り込んでくるんだと思ってました。ネタによっては編集長の首が飛ぶんだから身元の分からない人間の売り込みをホイホイ受けるわけにはいかないですよね。警察同様地味な聞き込み、確実な裏取りが大事なんですね。相手が誰でも週刊誌は同じように書くべき時は書く、という気概も理解します。でも解説の大矢博子さんと同じく、SMAP解散の恨みは忘れません。次作は今作にも登場した目黒明日香が主人公、楽しみ。
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