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図説 指輪の文化史 の商品レビュー

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2024/10/15

指輪の文化を、指輪の特性と地域性、歴史のそれぞれの観点から読み解いたもの。更にそもそも指輪文化と縁の薄い日本の指輪文化にも言及しているところが興味深い。もともと1999年に出版された本をベースにビジュアルも多く取り入れ、再編した本。気軽な読み物としてちょうどいい。

Posted byブクログ

2018/10/15

駆け足ながら読了。カラー写真も多く、キリスト教以前と以後の指輪文化などについても書かれていてとても面白かったです。 なぜ日本に指輪文化の空白期間がこんなにもあるのか、という点についていくつかの説の紹介と考察がありました。 私はやはり、平安時代に女性が姿を見せず裾のチラ見せをしてい...

駆け足ながら読了。カラー写真も多く、キリスト教以前と以後の指輪文化などについても書かれていてとても面白かったです。 なぜ日本に指輪文化の空白期間がこんなにもあるのか、という点についていくつかの説の紹介と考察がありました。 私はやはり、平安時代に女性が姿を見せず裾のチラ見せをしていたことが大きいかなと思います。 とにかく生地のウエイトが大きい文化だなーと。 あと、指輪にはサイズがあるのも文化的に合わなかったかな?とか。 和装はほどいて仕立て直すことができますし、帯も櫛も簪も根付もサイズはありませんものね。所有というものに関する感覚が違うのかしら、とか。すぐに「下げ渡す」とかしますものね。 いろいろ考えられて楽しいです。 あと、めちゃくちゃ貴重そうな指輪がわりと国立西洋美術館所蔵になっていて、見せてよう!ってなった。

Posted byブクログ

2018/09/15
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※このレビューにはネタバレを含みます

煌びやかな指輪の写真集、というよりは指輪そのもの、指輪を着けること、指輪のモチーフの持つ意味について詳しい(昔は中指の指輪はバカが着けるものとされていた、とか)。古代の双頭の蛇の指輪がカッコ良かったです。 蛇なんか典型的だけど、キリスト教っていろいろなものを貶めながら世界に広まって行ったのね、としみじみ。 あと、確かに日本には指輪を着ける文化ってなかったですね。当然のように思っていたけど、言われてみれば確かに不思議。

Posted byブクログ