分かりやすい公用文の書き方 改訂版(増補) の商品レビュー
明文化されたルールだけではなく、慣例的なルールについても明確に示されており、大変心強い。 以下は特に参考になった箇所。 第3章 漢字と平仮名 以前という意味の「さきに」は平仮名で書く。 「仮に」「例えば」「特に」は漢字で書く(接続詞ではなく副詞の扱い)。 「ほか」は「他」の読み...
明文化されたルールだけではなく、慣例的なルールについても明確に示されており、大変心強い。 以下は特に参考になった箇所。 第3章 漢字と平仮名 以前という意味の「さきに」は平仮名で書く。 「仮に」「例えば」「特に」は漢字で書く(接続詞ではなく副詞の扱い)。 「ほか」は「他」の読みとして常用漢字表で認められたが、公用文・法令文では平仮名で書く。 「(分かり)やすい」は平仮名で書く。 「(許し)難い」は漢字で書く。 人格なき社団を指すときは「者」ではなく「もの」を用いる。 第4章 送り仮名 送り仮名を省略できる場合の具体例は、「例」と言いながら、事実上それら以外のものを認めない取扱い。 「調べ」「写し」は送り仮名を付ける。 第5章 句読点 「〜に関し」「〜に対し」の後には「、」を打たないことが多い。 「仮に」「例えば」「特に」の後には「、」を打たない(接続詞ではなく副詞の扱い)。 名詞の列挙には原則として「、」を用いる(「・」は固有名詞の中で単語の区切りを設けたいときなどに用いる)。 主語が複数ある文では、各主語の後に「、」は打たない。 コロン(:)、セミコロン(;)、ダブルクォーテーション(“”)、スラッシュ(/)は原則用いない。 第6章 文体 「です、でしょう、でした」は原則として用いない(「であります」等を用いる)。ただし、「です」を用いると間違いというわけではない。 尊敬語、謙譲語は用いない(いたします→します、しております→しています)。 いわゆる「混ぜ書き」のことを「分かち書き」としているところは訂正が必要。
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公用文特有のルールなのかな,というのもありますが,分かりやすい文章を書くという点では参考になります。 章末の間違いやすい語句のクイズが,結構難しくて,繰り返しおさらいする必要性を感じました。
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注意しなければいけないのは著者が考えた公用文の書き方と言う事 プロには公用文にもルールがある が、わかりやすく伝えると言うことも大切なのではないかと感じた 手元において常に確認しながら仕事に当たる
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