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見えない違い の商品レビュー

4.3

17件のお客様レビュー

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2024/05/05

フランスで自閉症への理解がこんなに遅れているとは知らなかった。 でも、日本での自閉症の理解度がどれほどのものかは知らないので何とも言えない。 アスペルガーというか、自閉症の人の話を読むときはいつも私のことかもと最初に思い、でも読み続けていると私よりずっと大変そうだと感じる。 自...

フランスで自閉症への理解がこんなに遅れているとは知らなかった。 でも、日本での自閉症の理解度がどれほどのものかは知らないので何とも言えない。 アスペルガーというか、自閉症の人の話を読むときはいつも私のことかもと最初に思い、でも読み続けていると私よりずっと大変そうだと感じる。 自閉症ではなくてもボーダーという可能性はある。一度、自閉症の診断を受けてみてもいいのかもしれない。 違っていることを、おかしい間違っていることだと捉える考え方に対して批判的な姿勢を保ち続けるのは重要なことだ。

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2023/03/25

当事者なので共感できることが多かったです。 小さい頃から苦手なこと、得意なことのの凸凹があって理解してもらえないことがありました。心ない言葉をかえられ傷つき、今でも思い出してまた同じようなことがあるんじゃないかと人と接すると怖くなって、疲れることが多いです。 多数のメディアで取り...

当事者なので共感できることが多かったです。 小さい頃から苦手なこと、得意なことのの凸凹があって理解してもらえないことがありました。心ない言葉をかえられ傷つき、今でも思い出してまた同じようなことがあるんじゃないかと人と接すると怖くなって、疲れることが多いです。 多数のメディアで取り上げられるようになって、認知はされてきていますが、周りにいる人がどのようにサポートしていったらいいのかや、仕事場や教室の環境を変えることはこの本のように難しく、まだまだ進んでいないことがあるように思います。

Posted byブクログ

2022/10/07

過去に働いていた会社の専務がアスペルガー(疑い)だと仮定して昔小説を書いていたが途中執筆が止まり、今一度アスペルガーについて勉強しようとチョイスしたのがこの本。 見えにくい女性のアスペルガーの苦難な生活をとても分かりやすく表現しており、周りの不理解がどれだけ不幸なのかを上手く伝え...

過去に働いていた会社の専務がアスペルガー(疑い)だと仮定して昔小説を書いていたが途中執筆が止まり、今一度アスペルガーについて勉強しようとチョイスしたのがこの本。 見えにくい女性のアスペルガーの苦難な生活をとても分かりやすく表現しており、周りの不理解がどれだけ不幸なのかを上手く伝えていた。当人が自覚していないことで周りも不幸になる事には触れていないのが少し残念だったが、それはいろいろ特殊なケースが相まっているのでここは割愛。 惜しむらくはこの本の色彩感覚。色難でなくともこの本の文字は読みにくい。赤く塗りつぶされた吹き出しの中に赤文字のセリフ。監修は伏字を意図しているのか?とさえ思った。 全体の構成はパーフェクトなのに青地に青文字、黄地に黄文字とかアホか?と星1減点した。

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2022/10/04

知り合いにいる。過去の記憶力が、素晴らしく、年月日全て覚えている。特性を活かすと、凄い事が出来ると思う。

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2022/08/12
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マルグリットが本当の自分を理解し,自分を大切にする権利が自分にあることを知るまでの道のりが,漫画として描かれています. 最初のうちは絵の色は淡く,一つ二つの物に色が付いているような状態でしたが,マルグリットが自分や自分を取り巻く環境を知るうちに,マルグリットの住む世界がどんどん綺麗に色づいてきます. マルグリットのように,世界中のアスピーたちが自分を愛し,美しく色づく世界を満喫できるようになるためには,世の中の人たちの理解が不可欠だと思います. この本のように漫画で描かれていると,発達障害のことをあまり知らない読者も,深刻になりすぎずに読みやすく,とても良いと思います.

Posted byブクログ

2021/12/28
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

「フランス漫画か…理解できるかな」と思いながら読んだら驚きの、めちゃ共感できる話だった。 周囲との感覚のズレとか理解のなさは言うに及ばずだけど、たまらずトイレに駆け込んでへたり込むくだりとか、私もやってたから、まさかフランス人で同じことしてる人がいると思わなかった。 フランス人でって言ってる時点で偏見だけど、お国柄からこういう人は日本よりも異質感が大きいのではないかと推察する。 診断がおりて、自分は腑に落ちたけど周囲の理解がない中で、いろいろと環境を変えたり実行するパワーはすごいと思う。 自分の特性を理解したからといって次にやるべきことがすぐ見つかるとは限らないから、この主人公と同じようにはできないけど、一つの成功例としてみて少し気分があがる。 続きが読みたい。

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2020/06/09

私ってアスペルガーでは?の問いにたどり着くまでの生活の描写がしんどかった。 診断が降りてからも、職場や周囲の理解ってその程度だしそれ以上を期待するのも難しいよねと共感。 どちらかと言うと生活に支障(聴覚過敏など)を来す特性はないアスペルガーなので読んで何か参考になる部分は少なか...

私ってアスペルガーでは?の問いにたどり着くまでの生活の描写がしんどかった。 診断が降りてからも、職場や周囲の理解ってその程度だしそれ以上を期待するのも難しいよねと共感。 どちらかと言うと生活に支障(聴覚過敏など)を来す特性はないアスペルガーなので読んで何か参考になる部分は少なかったが、 自分の消費エネルギーをスプーン1杯分の合計で例える「スプーン理論」はものすごく参考になった。

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2019/11/19

アスペルガーと診断された人でも、困っている部分はそれぞれで、むしろ「アスペルガー」という名前だけを聞くと、なにに困っているとかがわかりにくいと思う。 本書では、過敏症、決まった手順を踏まないとパニックを起こすこと、明確な指示が必要、思ったことをいう、話し方に癖がある、などの特徴...

アスペルガーと診断された人でも、困っている部分はそれぞれで、むしろ「アスペルガー」という名前だけを聞くと、なにに困っているとかがわかりにくいと思う。 本書では、過敏症、決まった手順を踏まないとパニックを起こすこと、明確な指示が必要、思ったことをいう、話し方に癖がある、などの特徴がフォーカスされていると思う。全体的には過敏症の話が多い。 意外なのは、一人でいたいとき、というのが趣向として尊重されないのかな?ということ。カップル文化やナイトライフが多数派の世間では、参加しないと悪目立ちするのかもしれない。 アスペルガーとひとくくりにするよりも、 環境を変えれば、それだけで生きやすくなりそうなことがあるし、筆者の場合は、過敏症への対応ができれば快適に近づけると思う

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2019/11/07

フランスで暮らすアスペルガー症候群の27歳の女性マルグリットの視点に立って進む、コミック形式の本。 アスペルガーについて、第三者が解説をする本はよく見かけるが、このコミックの様に、当人が感じている「世界」がどのようなもので、何に不安や辛さを感じ、どのように傷つけられ、どんな危険に...

フランスで暮らすアスペルガー症候群の27歳の女性マルグリットの視点に立って進む、コミック形式の本。 アスペルガーについて、第三者が解説をする本はよく見かけるが、このコミックの様に、当人が感じている「世界」がどのようなもので、何に不安や辛さを感じ、どのように傷つけられ、どんな危険に巻き込まれやすいのかを、知ることができる点が、非常に良書だと感じた。 後、コミックのイラストや色使いがとても愛らしいです。スキ・・・・。 最終的には、診断を受けて、診断がおりることで、自分をありのまま認めて愛することができるようになったマルグリット。 読んでいる私も嬉しくて、目から水が出たものです。 世界は、いわゆる定型発達と呼ばれる人たちが心地よく感じるものを規範として見えないルールができており、そんな定型発達とは異なる人たちにとっては、合わない靴をずっと履かされている様な、大変な苦痛を受けているのだろうと思います。 「違い」を互いに認め合い、少しずつ「こうあるべき」「これが普通」をツルハシで叩き割って行ければ良いなと感じました。 巻末に、フランスは他国に比べ、アスペルガーに対する認識や、彼ら(彼女ら)のための環境整備が40年程度遅れているということを知ってびっくり。 日本も「アスペ」が悪口として使われている現状を見る限り、似た様なものだと思うので、逆に先進的な国ではどの様な受け入れ態勢が有るのか、気になりだした今日この頃。 この本は、これまであまり発達障害に関心を持っていなかった人にもぜひとも読んでほしい一冊。 それにしても「発達障害」って呼び方どうにかなんないのかなー。 全然しっくり来ないのですよ。

Posted byブクログ

2024/05/22

フリーペーパー「BOOKMARK」で紹介されていてずっと読んでみたかったコミック。フランスのアスペルガー当事者の女性が原作のバンド・デシネ。私自身はだいたい知識の範囲内の内容だったけれど、いい入門書だと思う。フランスも自閉症やアスペルガー症候群に関してはわりと理解が遅れているらし...

フリーペーパー「BOOKMARK」で紹介されていてずっと読んでみたかったコミック。フランスのアスペルガー当事者の女性が原作のバンド・デシネ。私自身はだいたい知識の範囲内の内容だったけれど、いい入門書だと思う。フランスも自閉症やアスペルガー症候群に関してはわりと理解が遅れているらしい。読んだからと言ってすぐにほんとうの理解者になれる人ばかりじゃないと思うけれど、そういう困難を抱える人もいるということぐらいはわかってもらえるといい。 次女(中3)の感想:自閉症と言うと「光とともに」(←子育てマンガ)のインパクトが大きかったそうで、自閉症にもいろいろあるのだな、とわかったらしい。 2024年5月、市立図書館へ寄贈

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