影の日本史にせまる の商品レビュー
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釈迦の思想はレベルが非常に高いですから、そういう大変な作業を強いられ、意味を考えるうちに、この世は無常であり、人を殺して物を得たりすることが、本当に人を幸せにするかと言う問題を小さい頃からの中に打ち込まれるわけです 芭蕉は伊賀に生まれ、最初に使えた藤堂家がもともと忍びのものを率いていた、と言う話が、芭蕉=忍者説につながるんですね 磯田さんが書いた「日本史の内幕」に書いた、静岡のゆるキャラ「家康くんの話」は面白かった
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面白かった。 ただ如何せん、私に日本史の知識がなさ過ぎる。私にもっと日本史の知識があれば、面白い箇所がもっと拾えているに違いない。 さすがに高校の日本史の授業ではこういう内容は本筋ではできないだろうけど、でも余談でいいから話してくれる先生が当時いたらなあ。とは言っても、私が高校生...
面白かった。 ただ如何せん、私に日本史の知識がなさ過ぎる。私にもっと日本史の知識があれば、面白い箇所がもっと拾えているに違いない。 さすがに高校の日本史の授業ではこういう内容は本筋ではできないだろうけど、でも余談でいいから話してくれる先生が当時いたらなあ。とは言っても、私が高校生の頃、西行や芭蕉についてこういう解釈をしている先生がいたとしたら、異端中の異端とされて、そもそも教えるという立場についていないのかもしれないなあ…。 とにかく、もっと知識をつけて改めて読み返したいと思う。何度でも面白さが味わえそうな本だと思う。
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売れっ子の歴史学者である磯田道史と、「西行と清盛」「悪党芭蕉」等の作品を表してきた作家の嵐山光三郎の二人が、西行~連歌師~俳諧~芭蕉へと連なる流れから、つまり正攻法とは違った観点から、日本史を見ようという対談。 西行や宗祇や芭蕉は、悟りを開いたような芸術家のイメージがあるが、現実...
売れっ子の歴史学者である磯田道史と、「西行と清盛」「悪党芭蕉」等の作品を表してきた作家の嵐山光三郎の二人が、西行~連歌師~俳諧~芭蕉へと連なる流れから、つまり正攻法とは違った観点から、日本史を見ようという対談。 西行や宗祇や芭蕉は、悟りを開いたような芸術家のイメージがあるが、現実には権力の影に生きてきた顔がある。 たとえば、西行は北面の武士の出身であり、今でいえば、謂わば特殊部隊員のような卓抜した戦闘能力と知性を持ったエリートである。そういう男が乱世に入った日本を旅していた。芭蕉にしても「奥の細道」で連れ立ったのは、幕府の諸国巡検使の河合曾良という公儀の情報収集係である。 旅をすれば自然に情報も入ってくる。 本書ではそういう漂泊した歌人・連歌師・俳諧師の影を読み解こうという、謂わば少しきな臭い面からのアプローチであるので、従来の型にはまった正統派の解釈とは違う危うさと面白みがあり、気楽に読むには良い読み物である。
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嵐山光三郎が歌詠みだったとは 残念ながら返す日が来てしまった 図書館から借りすぎたね また借りなおす2019.4.20 再読 2019.8.132
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<目次> まえがき 第1章 西行とその時代 第2章 連歌の流行と俳諧の誕生 第3章 芭蕉とその時代 あとがき <内容> 西行も宗祇も芭蕉も諜報活動をしていた。よく言われていたが、二人に言わせると事実だったよう。西行の件と連歌の最初辺りの所はあまり知らない話だったので面白かった。
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