PUBLIC PRODUCE の商品レビュー
公共的空間をデザインし、うまく行った事例を中心に紹介。 どの空間も、従来の建築デザインありきではなくソフト面を中心として設計されている。ハードからソフトへというマジックワードは建築のみならずあちこちの業界を席巻しているが、やはりものづくりから脱却する時代なのだろうとも思う。 変わ...
公共的空間をデザインし、うまく行った事例を中心に紹介。 どの空間も、従来の建築デザインありきではなくソフト面を中心として設計されている。ハードからソフトへというマジックワードは建築のみならずあちこちの業界を席巻しているが、やはりものづくりから脱却する時代なのだろうとも思う。 変わらなければ。
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公共的空間にまつわる事例のインタビューを通じて、建築家とパブリックプロデューサーのマッチアップを紐解き、ごちゃまぜ、公益、バイブルなどのキーワードを見出した本。 ポイントは利益のコントロールと空間的な視点の活用。 個人や企業や行政が所有して分離してしまった公共的空間を、利用の目線から公益的な活用を生み出してごちゃまぜ化する。そして説明責任として利用者を組織化して計画をバイブル化する。 目的的な利用から状況的な利用へ誘導して ともに獲得するものとして現れるのがパブリック そんな職能が描かれた良書です。
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