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真犯人 の商品レビュー

3.7

25件のお客様レビュー

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2020/11/30

高齢男性の他殺死体 41年前の男児誘拐殺人事件に関連が? 二度の捜査の末、未解決となった過去の事件が 色濃く絡んだ殺人事件。 警察は今度こそ犯人を特定できるのか 1度目の捜査があまりにもずさんな気が・・・

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2020/05/12

 読ませる。特別捜査班の部分は。  どうしても、事件の真相の究明は、こんな風になってしまうんだろう。

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2020/05/11

事件発生時、事件発生から14年後、41年後の三つの時間を描く。 本編は14年前の捜査に多くを割いている。 新たな証拠が上がるから操作が進展するのではなく、新たな視点から事件を眺めることによって、事件の新たな筋を見つけていくという事件にも、操作陣にも照明を当てた物語。 操作陣に設け...

事件発生時、事件発生から14年後、41年後の三つの時間を描く。 本編は14年前の捜査に多くを割いている。 新たな証拠が上がるから操作が進展するのではなく、新たな視点から事件を眺めることによって、事件の新たな筋を見つけていくという事件にも、操作陣にも照明を当てた物語。 操作陣に設けられたのは悲しい最後、事件の結末は悲しいものだが、たくさんの謎を一つ一つ丁寧に解いていく様子を緻密に描写していく文章をたどっていくと、やっと本当の真犯人、結末にたどり着いたというため息が出る。 達成感というのとも、感動というのも違う、のめり込んでいるが客観的に見ている気がして、ちゃんと終わったことを見届けたという感じが他の作品では味わえない感覚だった。 飽きさせない謎や人間関係等がストーリーに散りばめられていて飽きることなくエンディングまで一気に読めた。 本作のような面白い作品に会えて良かった。

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2020/03/31

一つの誘拐殺人事件を2回取り上げ、そして3回目に解決するストーリーはなかなか面白かった。 犯人像はある程度早期に予想されたが、その解決までのストーリーは、満足できる内容だった。

Posted byブクログ

2019/09/16

誘拐事件がテーマの作品は多いですが、本作は刑事の地道な捜査をメインに描いた堅実な作品です。 少年の誘拐事件、その14年後そして現在(と言っても少し前になりますが)と3つの時代をまたいでのストーリーです。

Posted byブクログ

2019/09/15
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

誘拐殺人事件の新聞記事に導入され、場面は現代へ移る。2人の刑事に事件の一報が入り、急行した現場では1人の高齢男性の刺殺体が。取調を進める中でかつての事件の遺族であった事がわかり、風化しつつあった事件との関連が紐解かれていき、錯綜する思惑の中時効を迎えた事件の最後の一手を打つ事となった。 娘が結果的に事件の真相を掴んだ事で、遅かれ早かれ真実は明かされていたと思うとやや肩透かしを食らった気はする。また、どんでん返しを期待していると少し物足りないかもしれない。 無謀に思われた捜査の中でもう一歩の所まで辿り着いた刑事達への手向けとなった第6章には心震えた。

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2019/08/05

とある殺人事件が、41年前の誘拐殺人事件の関係者 だったことから誘拐殺人事件についてもふたたび 捜査されることに。 誘拐殺人事件については時効前に再捜査がされていた その内容が半分以上となっている 再捜査の流れと結末、そしてそれに絡む殺人事件の行方 とても楽しめました

Posted byブクログ

2019/05/23

平成二十七年八月、東名高速道路の裾野バス停付近で、男性の他殺死体が発見された。裾野警察署の日下悟警部補は、被害者・須藤勲の長男・尾畑守が昭和四十九年に誘拐されていたことを知る。犯人は身代金受け渡し現場に現れず、守は遺体となり東京都大田区の多摩川で発見された。未解決となったこの事件...

平成二十七年八月、東名高速道路の裾野バス停付近で、男性の他殺死体が発見された。裾野警察署の日下悟警部補は、被害者・須藤勲の長男・尾畑守が昭和四十九年に誘拐されていたことを知る。犯人は身代金受け渡し現場に現れず、守は遺体となり東京都大田区の多摩川で発見された。未解決となったこの事件については、時効直前の昭和六十三年に再捜査が行われていた。日下は、再捜査の陣頭指揮を執った重藤成一郎元警視に協力を願い出る。四十一年の時を超え、静岡県警の矜持を賭けた三度目の誘拐捜査が始まった。

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2019/02/17

昭和63年の場面か平成27年の場面かを意識しながら頭を整理して読み進めました。 子供の死因がこの物語の内容、展開に合致していないように思われます。

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2019/02/08

40年前に迷宮入りとなった、少年の誘拐殺人事件。その被害者の父親が、今度は殺害されて発見される。その現場の様子、聞き込みなどから、40年前の事件の真相が見えてくる…という刑事もののお話。 40年前の事件、時効直前に警察の威信をかけた再捜査、そして現在の事件という3つの時間軸で話が...

40年前に迷宮入りとなった、少年の誘拐殺人事件。その被害者の父親が、今度は殺害されて発見される。その現場の様子、聞き込みなどから、40年前の事件の真相が見えてくる…という刑事もののお話。 40年前の事件、時効直前に警察の威信をかけた再捜査、そして現在の事件という3つの時間軸で話が進んでいく。犯人は誰か、という推理小説というよりも、それぞれの時点での刑事たちのプライドをかけた捜査、事件への思い入れ等が、様々な個性の刑事たちの言動で浮かび上がってくる、人間ドラマだった。横山秀夫さんみたいな男くさい小説。

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