マンガ雑誌は死んだ。で、どうなるの? の商品レビュー
マンガアプリ乱立の背景がよくわかる。 講談社や集英社は持ち直してきているが、このまま持続してゆくのか。
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マンガビジネスの転換過渡期にある現状を記した興味深い本、自分としても雑誌を読まなくなって久しいので、サバイバルな現状と未来にむけての予想は、面白かった。
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1968年の少年ジャンプ創刊から半世紀、日本の生み出した最強コンテンツ、マンガについてもコミックの売り上げが減少!と出版不況もいよいよここまで来た…みたいな語られ方をしている今、「お前はもう死んでいる」ケンシロウ的な書名に思わず本書を手に取りました。ネガティブなインパクトですが、...
1968年の少年ジャンプ創刊から半世紀、日本の生み出した最強コンテンツ、マンガについてもコミックの売り上げが減少!と出版不況もいよいよここまで来た…みたいな語られ方をしている今、「お前はもう死んでいる」ケンシロウ的な書名に思わず本書を手に取りました。ネガティブなインパクトですが、もちろん死んでいるのはマンガ雑誌であってマンガではなく、マンガのこれからについての希望の書でもありました。ジャンプ600万部時代から思考停止している自分としては、マンガアプリに触れたこともなく、この本を読んでLINEマンガをいそいそダウンロードした次第です。マンガというあるジャンルについてのデジタライゼーションがテーマですが、プラットフォーマーとコンテンツメーカーとの関係の見取り図として、初めて理解出来た話が満載でコンテンツビジネスの教科書として読ませていただきました。例えばストリーミングの音楽配信サービスがアルバム文化を変えていったように版元のパッケージ商品としての雑誌ブランドが必要無くなっている現状とか、ふむふむです。その時の作家が育つコストを支えるのはファンとの直接関係で、それを創出するのがデジタルとイベントのトータルプロデュースであることも、他のジャンルで起こっていることと一緒だと思いました。この変革をチャンスと見る人だけマンガの未来に参加出来るのでしょうね。そう、LINEマンガが読めるのが、過去の名作サイボーグ009とかだけの自分にとっては読み手としてのアップデート必要なのかな…とため息つきました。
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マンガビジネスはどう転換していけばいいのか?『マンガ雑誌は死んだ。で、どうなるの?』著者・飯田一史さんに聞く https://xn--nckg3oobb0816d2bri62bhg0c.com/interview63-ichishiiida/
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紙の売上を電子が上回った中で、最先端のマンガ事情すなわちマンガアプリ事情がわかる。広告や課金といったようにマネタイズ手法が多様化することで、創作も変わるという話にワクワクした。これからどんな作品に出会えるんだろう。
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