なぜ科学はストーリーを必要としているのか の商品レビュー
ストーリーテリングについての入門書として良かった。ABTテンプレートを軸に色んなストーリーテリングの手法がまとめられていた。
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難解だった。まだ僕には早過ぎた。 海洋学者から映画監督に転身した筆者による科学コミュニケーション論。 科学にストーリーが必要な理由は、その重要さを他人に伝える必要があるため。なぜ必要かというと、その必要さ自体が科学の拠り所の1つだから。とはいえ「その研究が何の役に立つんですか?」...
難解だった。まだ僕には早過ぎた。 海洋学者から映画監督に転身した筆者による科学コミュニケーション論。 科学にストーリーが必要な理由は、その重要さを他人に伝える必要があるため。なぜ必要かというと、その必要さ自体が科学の拠り所の1つだから。とはいえ「その研究が何の役に立つんですか?」みたいな対立を煽るのではなく、魅力的なストーリーを構築できれば研究者にとって(おそらく社会にとっても)有益になる。 ストーリーを語ることは、捏造や誇張とは無関係で居られないので、そこは気をつけよう。ストーリーの作り方はハリウッドに学ぶ。物語の構造について少し触れるが具体的なものは他の本を読む必要があるだろう。 とりあえず覚えたのはこれ。従来型のAAA型(AND, AND, AND)という、そして…そして…そして…と事実を羅列するものはやめよう。ABT(AND, BUT, THEREFORE )そして、しかし、それゆえにという転換を伴う形であなたのやっているコトを語ろう。
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無駄話、分かりにくい例え話が満載で、あらすじだけで十分な感じだった。 「そして、しかし、したがって」で文章をつなぐと分かりやすくなるよって話がなんでこんなページ数が必要なのかわからなかった。シンプルさが重要って自分で書いてたんだけどなぁ。 「私の言う通りにやれ、私のやる通りでなく...
無駄話、分かりにくい例え話が満載で、あらすじだけで十分な感じだった。 「そして、しかし、したがって」で文章をつなぐと分かりやすくなるよって話がなんでこんなページ数が必要なのかわからなかった。シンプルさが重要って自分で書いてたんだけどなぁ。 「私の言う通りにやれ、私のやる通りでなく」ということなんでしょうかね。
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☆私が提唱しているストーリー法に似ている?ABT方式。ある村に幾人かの人びとが住んでいました。そして、彼らは、近くにあるドラゴンの恐怖に怯えながらその暮らしを送っていました。しかし、ある日、一人の騎士がそのドラゴンを倒しました。したがって、村の人びとはそのからずっと幸せに暮らしたのでした。
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「やっぱストーリーだよな」とここ最近思っていたところへこの本と出会ったので購入。ものすごく単純にストーリーの作り方を教えてくれる本でした。 どなたかも感想で述べてましたが、ここまで暑くする必要があったのかなとも思いますが。 あと紙質が合わなかった(笑)
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And but thereforeでストーリーテリングしましょう、という話。「うん、そうだよね」って感じ。つまりそこでの主張はめちゃくちゃ目新しいものではない。なぜこんなにページ数がひつようなのか。
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なぜ科学はストーリーを必要としているのか。 それは人間の脳がストーリーでしか理解できないからである。 IMRAD形式の論文はつまるところハリウッド言うところの三幕構成、つまり【Introduction → Methods Results → Discussion】で構成されて...
なぜ科学はストーリーを必要としているのか。 それは人間の脳がストーリーでしか理解できないからである。 IMRAD形式の論文はつまるところハリウッド言うところの三幕構成、つまり【Introduction → Methods Results → Discussion】で構成されている。 これは紛れもないストーリーの骨組みである。 しかしながら、科学者は、科学がストーリーの形式で人々の間を伝達されることにあまりに無自覚であり、そのコストが学生の居眠り、ワクチン問題、放置される温暖化問題である。 したがって私が、海洋生物学で教授職を得たのちに、自らそれを捨て去り20年間ハリウッドで修行して得た成果を教示してみせようではないか。 …とまあ大まかにはこんな感じの内容である。 20年前、筆者がハリウッドに転身したときには相当先見的であったことは間違いないが、最近では割とこのことに自覚的な科学者も増えているようには思う。 これを読んで思ったのが、村上龍が言っていた「すべての物語は穴に落ちて、そこから這い上がる」という言葉を思い出す。 そういう観点から見てみると、Introductionで舞台設定し、込み入ったmethodsとジャンクデータのようなresultsの藪の中に迷い込み、なんとか意味ある結果を見出して、conclusionに帰還する。これも穴に落ちて、這い上がる過程だと言えるだろう。 流石に読みやすく、さらさらと読めたが、根本的に物語は人の脳内しか存在しない虚構であり、世界には意味も目的も課題もなく、科学は本来的には世界を説明し予測し制御するためのものである、ということには常に自覚的でないと危険なこともあるように思った。
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ランディ・オルソン「なぜ科学はストーリーを必要としているのか」読了。相手を説得し協力を得る事はあらゆる局面で重要である。それは科学の分野でも然りである。しかしながら、実際には伝えたい事が十分まとまらず納得できる説明にならない事が多々ある。そこで、ストーリーの基本骨格であるシンプル...
ランディ・オルソン「なぜ科学はストーリーを必要としているのか」読了。相手を説得し協力を得る事はあらゆる局面で重要である。それは科学の分野でも然りである。しかしながら、実際には伝えたい事が十分まとまらず納得できる説明にならない事が多々ある。そこで、ストーリーの基本骨格であるシンプルなABT構造を理解し活用できればそれらの問題は大きく改善できるはずだ。目から鱗。大変参考になった。
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物語とは、時を経て起こる一連の出来事を結びつけ、大規模なパターンを創り出すストーリーだ。情報があふれて過剰になると、人々がより高次のパターンを求めるというのは理にかなっている。(p.74) 「そして」 「そして」は、同意と楽観の言葉だ。即興劇(インプロ)形式の議論トレーニングに詳しい人なら、その根本に肯定という発想があることを知っているだろう。どんな提案にも「イエス」と答え、「そして」という同意の言葉を続けることで、肯定の姿勢を生み出す。 「しかし」 「しかし」は、否定、打ち消し、否認の言葉だ。即興劇のインストラクターのほとんどは、この言葉の使用を禁止している。「しかし」は、物事の進んでいく方向を変えてしまう。それは、創造性を働かせて大きなアイディアを作り上げようとしている場合には、まずいことだ。流れの方向を変えることで、創造性を殺してしまう。 「しかし」に伴って起きることは、緊張感、場合によっては対立状態の確立だ。それは、この言葉が強いる否定の方向性によるものだ。僕たちは、一つの方向に進んでいた時には幸せだった。心地よかった。しかし・・・今では、僕たちはもはやその方向には進んでおらず、そのことが僕たちを落ち着かない気持ちにさせる。 対立は、すべての物語を前に推し進める原動力だ。 「したがって」 「したがって」は、帰結の言葉だ。「時間の言葉」である。この言葉は、ある程度の時間が経ってから登場し、帰結や効果を述べる合図となる。 ストーリーの中心要素は何だろうか?時間だ。物語を発展させるというのは、物事を、時間の経過に伴って前に進めていくことだ。これが「したがって」のしていることなのだ。物事をまとめて一緒に前へと動かす。(pp.150-152) 知能 情報を伝える、話を聞かない、近視眼的、孤立している、自らを律する 本能 感情を伝える、話を聞く、創造的、協力しあう、自分に甘い(p.313)
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レビューはブログにて https://ameblo.jp/w92-3/entry-12424870189.html
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