娘役 の商品レビュー
実在する宝塚について書くからこそ、ファンタジーであるとわかる仕掛けを取り入れないといけない。それが、男役でのファントムであり、娘役ではヅカファンのヤクザだった、とのこと。 中山さんの筆力がやっぱりすごい。斬新な設定にもかかわらずこんなこともあるかもしれないと思わせられた。 最...
実在する宝塚について書くからこそ、ファンタジーであるとわかる仕掛けを取り入れないといけない。それが、男役でのファントムであり、娘役ではヅカファンのヤクザだった、とのこと。 中山さんの筆力がやっぱりすごい。斬新な設定にもかかわらずこんなこともあるかもしれないと思わせられた。 最近は宝塚について、マイナスな面で話題になってしまっているけれど、いつかちゃんと見に行ってみたいと思う。
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前作に引き続き、宝塚愛に溢れた2作目でした。 ヤクザ×宝塚という現実では恐らく交わることのない世界の組み合わせで宝塚ファンとしては初見の時は少し驚きました。シンプルに宝塚の世界だけで2作目を作っていただいても良かったのではないかなというのが率直な感想ですが、一般的には中山さんの宝...
前作に引き続き、宝塚愛に溢れた2作目でした。 ヤクザ×宝塚という現実では恐らく交わることのない世界の組み合わせで宝塚ファンとしては初見の時は少し驚きました。シンプルに宝塚の世界だけで2作目を作っていただいても良かったのではないかなというのが率直な感想ですが、一般的には中山さんの宝塚シリーズの中でもこの2作目が特に評判が良いみたいですね。読み返すごとに味が出てくる気もしますので、これからも読み続けます。
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前作に引き続き作者の宝塚愛を存分に感じられる作品だった。 ヤクザ×ヅカという変化球は面白かったけど、片桐のヤクザ人生がうまく行きすぎてて違和感。まさか顧問になっても30歳前だとは思わなかったし、あり得ないんじゃないかしら……?そっちの人ではないので知らんけど。 ラストは予想通りでした。そりゃ、うまく行き続けるわきゃないよなぁと……。 でも外道をぶっ叩いた薔薇の花束を神聖な自分の女神様に届けたらあかんやろと思ってしまった。 バラキとほたるのコンビ愛には涙しました。キリンとライオンの例えも幻想的でよかった。 読み終わってYouTubeでリフトの動画を探して観ました。こういうのなんだ。すごいなぁ……。
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本当にめちゃめちゃめちゃめちゃ良い。細切れじゃなく没頭して一気に読みたいけど勿体なくてゆっくりゆっくり味わいながら読んだ、最高。こんなの読んだら宝塚の世界を愛さずにはいられない。「男役」も良かったけど期待を超えてきた「娘役」。続く「銀橋」も確実に最高でしょ。 そして中山可穂のすべ...
本当にめちゃめちゃめちゃめちゃ良い。細切れじゃなく没頭して一気に読みたいけど勿体なくてゆっくりゆっくり味わいながら読んだ、最高。こんなの読んだら宝塚の世界を愛さずにはいられない。「男役」も良かったけど期待を超えてきた「娘役」。続く「銀橋」も確実に最高でしょ。 そして中山可穂のすべてを読みたくて順調に集めているけど読み終わってしまいたくない気持ちも強い。こんなに好きになった作家は初めてだよ。
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任侠物語を読んでるのかな?と途中から思ってしまった。 宝塚とは縁のないヤクザの片桐と娘役ほたるの10年。 面白かったんだけど、任侠小説なのか、なんなのかわからなくなるし、ラストはいただけない。でもなんか引き込まれるし、レオンが出てくるのはうれしい。
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ヤクザと宝塚…?と首を傾げて読み始めたが、どちらの世界のこともそれぞれ詳しく書き込まれていて、とても面白かった。そして、ちょっと設定を変えれば、そのまま宝塚歌劇の題材にもなりそうなお話で…。ラストがあまりにも切なすぎたが…
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借り本。 三部作の2作目。 そこの業界とからめてくるとは、とまず驚いた。でも不思議と、宝塚と共通する部分があるんだよねー。対比が面白かった。 なかなかしっくりいかない演技やそんな時の心情にやきもきし、意外な配置をしてくる人事にハラハラし、そして片桐がどうなっていくのかというと...
借り本。 三部作の2作目。 そこの業界とからめてくるとは、とまず驚いた。でも不思議と、宝塚と共通する部分があるんだよねー。対比が面白かった。 なかなかしっくりいかない演技やそんな時の心情にやきもきし、意外な配置をしてくる人事にハラハラし、そして片桐がどうなっていくのかというところも目が離せず、終始ちょっとドキドキしながら一気に読み終えた。 ラスト、何となくそうなるかなと思ってはいたけれど、実際にそうなって欲しくはなかった。かなしい。
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男役の次は娘役と思ったら、ヤクザが出てきてびっくりである。前作が演じる側からの視点だったのに対し、本作では観客のヤクザさんからの視点が主となる。 途中、宝塚どこいった?と思うのだが、それでも面白い。 個人的に大好きだったのは、1ページ以上のベタ打ちの長口上である。声に出して...
男役の次は娘役と思ったら、ヤクザが出てきてびっくりである。前作が演じる側からの視点だったのに対し、本作では観客のヤクザさんからの視点が主となる。 途中、宝塚どこいった?と思うのだが、それでも面白い。 個人的に大好きだったのは、1ページ以上のベタ打ちの長口上である。声に出して読みたくなる。ぜひぜひ、この長口上に酔いしれてほしい。いくつあるかは読んでのお楽しみです。 こうも面白い見せ方をしてくれると、続編の銀橋がどんな話なのか楽しみでしかない。
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そうそう、中山可穂さんは時に意地悪なほどに読者を平穏無事にはしてくれないんだよなー!ということを思い出した。 すぐにでも「銀橋」を読みたいけれど、判型が揃わないので躊躇するところ。「男役」「娘役」を単行本の時に読まなかった自分を後悔するけれど、その当時は宝塚にハマっていなかったの...
そうそう、中山可穂さんは時に意地悪なほどに読者を平穏無事にはしてくれないんだよなー!ということを思い出した。 すぐにでも「銀橋」を読みたいけれど、判型が揃わないので躊躇するところ。「男役」「娘役」を単行本の時に読まなかった自分を後悔するけれど、その当時は宝塚にハマっていなかったので、今このタイミングで読んで良かったんだと思うし、アンビバレンツ。
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『男役』『娘役』と一気に読んだので2冊纏めて。 読者の方も『宝塚』という世界をある程度知っているという前提で書かれているような気がする。関西出身者には馴染みのある世界だが、果たして何も知らない人が読んだらどういう感想を抱くんだろう。 何でも3作目が出るらしいが、単行本を買うべきかどうか……(判型が揃わないのはどうもね)。
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