急須でお茶を の商品レビュー
お茶を飲むときに使われる急須とその手本となった茶壷について、どのように伝来し、どのように変化していったのか、江戸から明治にかけての代表作品をたどる形で解説していく。
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煎茶を習っていたので綺麗な急須を見たいと思い目を止めました。 が、しかし。宜興って場所、初めて聞き(知り)ました。 茶壺(ちゃこ)や急焼(きびしょ)などと言う呼び方も初めて知りました。 お湯を沸かす素焼きのボウフラも、湯罐(とうかん)という呼び名があることも。何でボウフラという...
煎茶を習っていたので綺麗な急須を見たいと思い目を止めました。 が、しかし。宜興って場所、初めて聞き(知り)ました。 茶壺(ちゃこ)や急焼(きびしょ)などと言う呼び方も初めて知りました。 お湯を沸かす素焼きのボウフラも、湯罐(とうかん)という呼び名があることも。何でボウフラというのかはわかりませんでしたが。 解説が細かい字でびっしりです。このような本は年配の方々の方が興味があると思いますが、この字の大きさはかなり厳しい。図録的なものらしいので、解説を詰め込むためにはやむを得なかったのかもしれませんが、もう少し字を大きくして欲しかった。 しかし、超絶技巧の数々の急須を眺めるのはそれだけでもため息の出るような感動があります。 菊花型の急須の蓋が、どの向きにしてもピタリと本体と納まるというその造形には震えます。 籐を編んだような模様を一面に施したものも。 こういう書物を見ると、お茶の世界は知らないことだらけで、何と奥が深いのかとつくづく思い知らされます。
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