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古生物学者、妖怪を掘る の商品レビュー

3.7

22件のお客様レビュー

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2020/10/25

妖怪を具体的に古生物と比較することにより古生物学への興味をひこうとする本のよう。面白そうな書名だし掴みはいいんだけど残念ながら文章力と構想力が伴っていないよう。話があちこち飛んだりわかりにくい文章。もうちょっと何を言いたいかまとめてから書いてほしい。著者は監修的な立ち位置のほうが...

妖怪を具体的に古生物と比較することにより古生物学への興味をひこうとする本のよう。面白そうな書名だし掴みはいいんだけど残念ながら文章力と構想力が伴っていないよう。話があちこち飛んだりわかりにくい文章。もうちょっと何を言いたいかまとめてから書いてほしい。著者は監修的な立ち位置のほうがいいのかも。 なお、「掘る」といっても実際に発掘するというのではなく、深掘りする的な意味。

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2020/06/24
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

2016年、大阪大学総合学術博物館で開催された著者の講演会を聞きに、猛暑の中出かけた。が、会場が狭く予想を上回る観客が押し寄せたために、中に入れなかった。講演会が終わるのを待ち、展覧会の解説はなんとか聴くことができた。 「妖怪」を古生物学者が科学的見地から解明する。老若男女が興味を持つとても面白い視点だ。本書は、昔の人々が妖怪をどのようにみてきたかという民俗学的、歴史的な視点もあって、切り口が実に多様で、読み手を飽きさせない。読み物としての完成度も魅力のひとつだと思う。 小学生の頃の夏休みの自由研究ではものたりない、中学生になって何をしようか考えているそこの君に読んでほしい。

Posted byブクログ

2020/02/20

読みやすいけど、サブカル味のある本。 妖怪を実際の生物だと何にあたるか考えてみた、というのを生物学者か行っている。 読んでいると、実用性はあるのか?と感じてしまうのだけど、生物学の入り口としては面白い。 そして創作物を見る時に、例えば歯の形に注目する人もいる、ということ。歯の形で...

読みやすいけど、サブカル味のある本。 妖怪を実際の生物だと何にあたるか考えてみた、というのを生物学者か行っている。 読んでいると、実用性はあるのか?と感じてしまうのだけど、生物学の入り口としては面白い。 そして創作物を見る時に、例えば歯の形に注目する人もいる、ということ。歯の形で肉食性か草食性かわかるから。 創作する時に観察と勉強をするように肝に銘じられる一文であった。

Posted byブクログ

2019/12/20

古生物学者が文献から妖怪の正体を読み解いてみた本。事実かどうかは分からなくても想像してみるだけで十分に面白い。註釈にちょいちょい笑いました

Posted byブクログ

2019/12/22

まえがき 第1章 古生物学者、妖怪を見なおしてみる 第2章 古文書の「異獣・異類」と古生物 第3章 妖怪古生物学って役に立つの? あとがき 参考文献 図版の出典一覧

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2019/08/13

面白かった!時々入る著者の考えや実生活も含めて笑。鬼のツノや鵺、一ツ目を古生物学の観点から考えている。今まで空想上のものは空想上のものとだけ結びつけていたから(東洋の単眼と西洋の単眼の製鉄による関連性的な)、現実的な分析は自分の中で新しく、面白い考え方だった。途中のマイナー妖怪の...

面白かった!時々入る著者の考えや実生活も含めて笑。鬼のツノや鵺、一ツ目を古生物学の観点から考えている。今まで空想上のものは空想上のものとだけ結びつけていたから(東洋の単眼と西洋の単眼の製鉄による関連性的な)、現実的な分析は自分の中で新しく、面白い考え方だった。途中のマイナー妖怪の部分は読むのが遅くなったけど…。最後の、当時の科学では説明できず、不思議であっても曖昧ではないため、当時の分類に収まったもの。という部分が人と神様、動物と妖怪の微妙なすれ違いを感じてなんか良かった。

Posted byブクログ

2019/03/18

鬼、鵺、河童、一つ目入道…。誰もがよく知るあの妖怪は、じつは実在した生き物だった!?遺された古文献を、古生物学の視点から“科学書”として読み解いてみると、サイエンスが輸入される以前の日本の科学の姿がほの見えるだけでなく、古来「怪異」とされてきたものたちの、まったく新しい顔があらわ...

鬼、鵺、河童、一つ目入道…。誰もがよく知るあの妖怪は、じつは実在した生き物だった!?遺された古文献を、古生物学の視点から“科学書”として読み解いてみると、サイエンスが輸入される以前の日本の科学の姿がほの見えるだけでなく、古来「怪異」とされてきたものたちの、まったく新しい顔があらわれる―。科学の徒が本気で挑む、スリリングすぎる知的遊戯!(袖) タイトルの勝利。 実際に‘掘る‘わけではなく、文献を含めた史料や遺骨と呼ばれる資料から、考えられる推測を提示している。著者はあくまで一例と断っているが、なるほどと思わせる考察が読んでいて楽しい。 ただ、新しい考え方だけに、第三章はその意義の取り繕いに終始していて、退屈に感じてしまった。ぜひもっと一章を掘り下げてほしい。

Posted byブクログ

2019/02/02

筆者は妖怪古生物学を提唱し、その目的を「近代以前、科学以前の科学的知見伴う不思議な生類の再検討」としている。まあ、読む方は面白ければそれでいいんだけど。

Posted byブクログ

2018/10/15
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

読んでみたら、鵺=大型レッサーパンダ説の人にして荒俣宏妖怪探偵団の人の本でした。 面白くて読みやすいです。 オパール化した巻き貝が日本で月のおさがり(糞)と呼ばれていたとは初耳でした…。

Posted byブクログ

2018/09/22

なるほどなあ、ヤマタノオロチは溶岩かー、とか、思ってもいなかった解釈があって面白かった。こういうのってアクロバティックな推論があるから、推理小説っぽくって楽しめる。

Posted byブクログ