燃える波 の商品レビュー
どうしてこんなにも心の中を表現する事ができるのだろう。 相手に気づかいして生きるしんどさ、 なんとなく心が浮き立つ感じ、 主人公の感じることが私も感じたことがある感情で、読んでるだけで心がひりひりした。
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ライフ・スタイリストとして、仕事でも成功している42歳の帆奈美。しかし、結婚生活では夫との間に子供はおらず、決して仲がいいとは言えない。 そんな時、中学時代の同級生・澤田と再会する。 ちょっとした不倫が大騒ぎされる世の中で、こうした婚外恋愛に救いを求める人が多いのだろうか? 箸休...
ライフ・スタイリストとして、仕事でも成功している42歳の帆奈美。しかし、結婚生活では夫との間に子供はおらず、決して仲がいいとは言えない。 そんな時、中学時代の同級生・澤田と再会する。 ちょっとした不倫が大騒ぎされる世の中で、こうした婚外恋愛に救いを求める人が多いのだろうか? 箸休め的な感覚で、たまに恋愛小説を読んでいるが、内容が似通っていて、新鮮さがないような気がする。 しかも、たまたま立て続けにこの作者さんの作品を読んだから、余計にそう感じるのかもしれない。 とにかく村山作品に出て来る旦那と言う正ポジションの男は、どうしようもない奴ばかりでムカつく。その分、恋愛対象になる男を引き立てているのだから、ムカつけば、きっと作者の策略にはまっていることになるのだろう。 でも、今回の主人公・帆奈美には共感が持てた。いつもは主人公のはっきりしない態度にもイライラすることが多いけど、最初は我慢していた帆奈美が人間として成長していく姿は読んでいて、スカッとする部分も。
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20180707リクエスト 午後から3時間で一気読み。 ライフスタイリストと自分で名乗り仕事をしながら、ラジオのパーソナリティーもつとめ、多忙な日々を送る帆奈美。 自己中心的、マザコン、おこちゃまとサイテーな旦那に逆らうことなく、気持ちを逆なでさせないよう、息を潜めて自宅にいる様子は、何年か前の自分のことかと思った。 たくさんのレビューに、わかるわかる!や、自分も…という書き込みがあるのは、村山由佳の書く文章の素晴らしさだと思う。 細かい女性の気持ち、特に普通の主婦ではない人を描いたら一番だと思う。 自分自身がライフスタイリスト、恋人はカメラマン、元夫は雑誌の編集部、懇意にしてくれる女優、など、華やかすぎの世界にクラクラした。
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