燃える波 の商品レビュー
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※このレビューにはネタバレを含みます
モラハラ夫の浮気、愛人の妊娠。 元同級生との再会。 設定だけだとありがちな感じだけど、なんせ文章がきれいで引き込まれた。 ここまでひどくないんだけど、少し似た状況にあったこともあり、どうか主人公に幸せになってほしいと思いながら読んだ。 ラジオで流す歌の紹介も良かった。 知らない歌が多かったんだけど、ラストのfight songは知ってて、ストーリーにもぴったり! 歌を知ってたらもっと楽しめたかな。 まさか差し替えなんかできないといってそれっきりになったらどうしようと思ったけど、ハッピーエンドで良かった。 作者の元旦那さんてこんな感じだったのかな? 前にもちょっとモラハラちっくな夫が登場したことがあったと思うんだけど… 澤田君みたいな人すごくいいなぁ。 優しくて、まっすぐで、決めるところはちゃんと決めて。誠実さがあって。 こういう人を書くのがうまいと思う。
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かつて大好きだった村山由佳さんなのだが…。 私の捉え方が変わったのか、ワンパターンなのか。 昔のトレンディドラマのようなヒロインとストーリーになんだかお腹いっぱい。 初めて読む人にはそれなりに楽しめるストーリーなのかもしれないな。 残念。 もう村山由佳さん、読まないかも。 サービ...
かつて大好きだった村山由佳さんなのだが…。 私の捉え方が変わったのか、ワンパターンなのか。 昔のトレンディドラマのようなヒロインとストーリーになんだかお腹いっぱい。 初めて読む人にはそれなりに楽しめるストーリーなのかもしれないな。 残念。 もう村山由佳さん、読まないかも。 サービス的な★みっつ。
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友人のような夫と、野性的な魅力を持つ幼馴染み。婚外恋愛がひとりの女性にもたらした激しい変化は――。著者渾身の恋愛長篇。
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ライフスタイリストとして仕事も順調な帆奈美。 家庭では、学生時代から付き合い結婚した夫と今ひとつ上手くいっていなかった。 女優瑤子との仕事をする中で、中学時代の同級生澤田と再開する。 少し前に読んだラヴィアンローズを思い出し、澤田もまさか?と思っていましたが、いい意味で裏切られ...
ライフスタイリストとして仕事も順調な帆奈美。 家庭では、学生時代から付き合い結婚した夫と今ひとつ上手くいっていなかった。 女優瑤子との仕事をする中で、中学時代の同級生澤田と再開する。 少し前に読んだラヴィアンローズを思い出し、澤田もまさか?と思っていましたが、いい意味で裏切られました。 今回の夫は、モラハラと言うよりは、プライドだけが高いダメ男。ある意味のマザコンで、帆奈美に母の代用を求めているかのようでしたね。 彼と義母には嫌悪感しか感じられませんでした。 この後の隆一が幸せになるのは難しいのではないかと思いますが、どうでしょうか。 帆奈美をナミちゃんと呼ぶ澤田。 子供の頃の呼び名とはいえ、帆奈美でナミ?の違和感は最後まで拭えませんでした。すみません…
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最近読んだ小説がことごとく男が馬鹿なものばかりである。 この作品の男もほんとにダメ。 こんなんばっかりだと世の中にまともな男っているのかなと。 そんなことばかり考えさせられました。 文体は自分自身が、心地よく読める村山作品でした。
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2019/02/15読了 キャリアウーマン、家庭はある。 けど子供っぽくて自己中心的な夫に悩んでいる帆奈美 彼女の前に、かつて好きだった同級生が現れる いわく よくみる「不倫もの」に近いんだけど、帆奈美は筋を通そうとするし、年齢と関係なく燃え上がる恋の炎は 純情のそれに...
2019/02/15読了 キャリアウーマン、家庭はある。 けど子供っぽくて自己中心的な夫に悩んでいる帆奈美 彼女の前に、かつて好きだった同級生が現れる いわく よくみる「不倫もの」に近いんだけど、帆奈美は筋を通そうとするし、年齢と関係なく燃え上がる恋の炎は 純情のそれに近い。 しかし夫の呪縛は思っているよりも強く苦しむことになる。 「女」としての女優や、友人、スタッフ そしてラジオパーソナリティとしての自分とプライベートの自分とのズレ 追い詰められていくけども、最終的に「命がけ」で立ち向かった 逃げなかった帆奈美は強かった。 ・・・強くならざるを得なかった。 モラハラ義母とDV夫との対決にもちゃんと打ち勝っているからすごいのです。女としての強さ、もろさ、 一人の女としての思慮深さが、この本のテーマなのかなと思っています。 夫をしかりつけての「さあ、立って。せめて、生まれてくる子どものためにしゃんとしなさい!」がしびれました。 とはいえ やっぱり読んでいて、つらい。 苦しい思いをしてまで読んでいくのはしんどかったです。 村山さんの最近の本は、母親の呪縛とか、どうしようもない男とかの話が多いので、読む前から身構えてしまいます。 昔から「天使の卵」「星々の舟」など、苦しい話は多かったけど 最近は別ベクトルの苦しさを包括した本が多いなあと。 それだけご本人も苦しいのでしょうか。でも読むことはやめず、読み続けていきたいと思います。
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婦人公論で2〜3話読んで、気になっていた作品。 村山由佳さんは同世代だし、デビュー作からほとんど読んでいる好きな作家さんの1人。 おいコーでもアルバムを出しているくらいなので、こういう音楽とコラボした作品はやっぱりいい。 言葉の使い方も好き。 内容的には水原瑶子がかっこよかった。...
婦人公論で2〜3話読んで、気になっていた作品。 村山由佳さんは同世代だし、デビュー作からほとんど読んでいる好きな作家さんの1人。 おいコーでもアルバムを出しているくらいなので、こういう音楽とコラボした作品はやっぱりいい。 言葉の使い方も好き。 内容的には水原瑶子がかっこよかった。 実在の女優さんだと誰なんだろうなぁー? 主人公の夫のセリフ、浮気じゃなくて本気…は、全く同じセリフを言った身近な人がいるので、思わず吹き出してしまった。 数々の浮き名を流し、世間では色々言われている村山さん、これからも果敢に攻めて欲しいです。
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「風は西から」「嘘love lies」がなかなか秀逸だったので期待をして読んだが、安易な設定・こんなダンナと10年も一緒にいたな、というような内容だったのでガッカリ。
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ここ最近の村山さんに出てくる男がすんごいイヤで読むのいったん本を閉じてしまう。 でも全体的には最近の中では私の中では好きだったかな。
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非常に読みやすくするすると物語が心に入ってきたけれど 夫との対決は腑に落ちなかった。 熱く激情してくる夫に冷静にふるまう主人公。余計に夫のダメダメぶりが浮き彫りになって虚しさばかりが頭の中を駈け巡った。 出来る女の寂しさと恋愛や結婚の行き着く先が見えすぎて この彼との同じ結末をむ...
非常に読みやすくするすると物語が心に入ってきたけれど 夫との対決は腑に落ちなかった。 熱く激情してくる夫に冷静にふるまう主人公。余計に夫のダメダメぶりが浮き彫りになって虚しさばかりが頭の中を駈け巡った。 出来る女の寂しさと恋愛や結婚の行き着く先が見えすぎて この彼との同じ結末をむかえるのではと思ってしまった。
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