堕天使たちの夜会 の商品レビュー
第1章と第2章で分かれて展開。ネットワーク「堕天使たちの夜会」は被害者遺族の復讐を専門に請け負っている。小学生の息子と妻を殺された遺族からの依頼を受け独自に調査を進める。第1章でおおよその犯人がわかる。伏線も犯人を裏付けるためのものだったし。最後は、そういうオチかぁ〜とちょっと残...
第1章と第2章で分かれて展開。ネットワーク「堕天使たちの夜会」は被害者遺族の復讐を専門に請け負っている。小学生の息子と妻を殺された遺族からの依頼を受け独自に調査を進める。第1章でおおよその犯人がわかる。伏線も犯人を裏付けるためのものだったし。最後は、そういうオチかぁ〜とちょっと残念。
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【収録作品】プロローグ/第一部 迷い鳥のガヴォット/第二部 毒蜘蛛のチャールダッシュ/エピローグ RPGのチームとして集まる〈堕天使たちの夜会〉は、依頼を受けて裏で、ブラック企業の実態を暴くなどの正義を行うための活動をしている。 第一部では、プロローグの事件の被害者家族からの依頼で、真相を調べる。第二部では、問題がある家庭から少年少女が失踪している事件を調べる。 プロローグでいきなり犯人はわかるし、第二部の犯人もいかにもで謎はない……わけはなく、ここまで犯人がわかりやすいと裏を読むわけで。真相は素直。しかし、解決はスマートではなく、すっきりとしない。 好みの問題だが、こういう「仕事人もの」は、もう少しすっきりと割り切ったほうがいい。プロっぽくなくて残念。ラストの引っぱるような終わり方もあるあるで残念。
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中編2収録。 あらすじ 交通課で勤務する雲母は、もと捜査一課の刑事。2年前の事件で警察上部の怒りを買い、不遇をかこっている。そんな彼が誘われたのが「ナイトメア・マスターズ」。主催のマクベス夫人が依頼を受け、警察などには解決できない事件を解決していくのだ。 第1部「迷い鳥のガヴォット」…母子が殺害される事件が起こる。警察は犯人を逮捕できない。父親が依頼。容疑者は子供が通っていたバイオリン講師の男性。彼がアメリカで活動してた時にも、未解決の母子殺害事件が数件起きていた。 第2部「毒蜘蛛のチャールダッシュ」…中高生が相次いで行方不明になる事件が続く。どの子供も家庭に問題を抱えていたので、家出だと判断される。しかし、一人の記者は企業の社長を疑って、夜会に依頼する。雲母はスポーツジムで社長に近づいたり、捜査一課の同僚、関根に資料を渡したりする。 ラスト…第1部、第2部、同僚の関根が通っていた精神科医、実は彼は解離性同一性障害を持ち、その人格の一つがサイコパスであった。彼女?は3人どころか、他の殺人者たちも操り、殺人衝動を高めていたのであった。 エンターテイメント作品。ミステリーというか、最終的にはバイオレンスアクションになっていた。夜会の面々が得意分野を活かして活躍。主人公の雲母は日頃はテキトーにいなしながら、潜入捜査も頑張る。第1部・第2部ともにラストは血みどろの結末になっててびっくりしたけど、それまでの経過が面白かった。
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外見からはそれとわからない悪って心底恐ろしい。 これを、人の良さそうな人が操っていたのかと思うと、何を誰を信じればいいのか? そもそも他人の言うことなど何一つ信用せず、自分だけを頼りにしなければいけないのか? 陰で悪を処罰するって爽快だけど、判断が難しいやね。
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【第一章】迷い鳥のガヴォット【第二章】毒蜘のチャールダッシュ、それぞれ別の話かなと思ったエピローグでつながって、でもラストで本当に犯人が裁かれるかわからずもやっと。正義感が強すぎてみちをふみはずしてしまわないか心配だったポーンが捜査一課に戻っての話がつながって欲しいもの。
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読んでいる時は夢中になって読んだが、途中から読めてしまったのが残念。 ある親子が殺害された。子どもはバイオリンを習っていて、容疑者はバイオリン教師の針生。しかし、警察はその証拠を掴めずにいた。 警察のはみ出し者の雲母は、『堕天使たちの夜会』のメンバーだ。夜会は警察の...
読んでいる時は夢中になって読んだが、途中から読めてしまったのが残念。 ある親子が殺害された。子どもはバイオリンを習っていて、容疑者はバイオリン教師の針生。しかし、警察はその証拠を掴めずにいた。 警察のはみ出し者の雲母は、『堕天使たちの夜会』のメンバーだ。夜会は警察の力では対処できない事件の依頼を受け、解決するチーム。針生の事件を解決した後、連続誘拐事件が発生。この容疑者は警察の上層部にも影響を与えるほどの実力者。この事件も解決したかに見えたが、事件は思いもよらない方向へと向かって・・・。 事件はラストで二転三転していくが、その行き着く先は読み通りの展開。1つ1つの事件は容疑者がそのまま犯人で、アッサリと解決されてしまう。それもラストに控える展開があるからそれでいいのかもしれないが、もう少し捻りが欲しかったかな。
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現代の「仕事人」か。 これは面白かった。 最後の伏線が解らず悶々としている。 続編がありそうなのが嬉しい。
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警察にはどうにもできないままの事件に、つらい思いを抱えたままの被害者遺族。彼らから依頼を受けて極秘裏に活動する「夜会」の活躍を描いたサスペンス。雰囲気は「必殺仕事人」みたいだなあ、と思いましたが。必ずしも依頼の内容が相手の抹殺だとは限ったわけじゃないのですね。ある意味抹殺のほうが...
警察にはどうにもできないままの事件に、つらい思いを抱えたままの被害者遺族。彼らから依頼を受けて極秘裏に活動する「夜会」の活躍を描いたサスペンス。雰囲気は「必殺仕事人」みたいだなあ、と思いましたが。必ずしも依頼の内容が相手の抹殺だとは限ったわけじゃないのですね。ある意味抹殺のほうが簡単かもしれないので、いかにして依頼を成し遂げるのか、という頭脳ゲーム的な読みどころが大きいです。 しかしここに登場する犯人たちがなんとも……一見魅力的な人物であり、頭はいいわやり口が非道だわ、これに対決する「夜会」のメンバーも有能ではあるのだけれどハラハラさせられます。そして終盤の展開には愕然とさせられてしまいました。けっこういろんなキャラに移入しただけに、切ないなあ。
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久しぶりの福田作品。 そして、久しぶりに面白かった! 上司の命令を無視して、単独捜査をした結果、捜査一課を追われ、いろんな部署をたらい回しにされた挙句、現在は所轄の交通課で着ぐるみを来て、交通教室を受け持つ雲母。 もう警察の仕事に興味のないように見える雲母だったが、実際には闇の組...
久しぶりの福田作品。 そして、久しぶりに面白かった! 上司の命令を無視して、単独捜査をした結果、捜査一課を追われ、いろんな部署をたらい回しにされた挙句、現在は所轄の交通課で着ぐるみを来て、交通教室を受け持つ雲母。 もう警察の仕事に興味のないように見える雲母だったが、実際には闇の組織「夜会」で、警察では解決出来ない事件を追うと言うもう一つの顔を持っていた。 冒頭で少年と母親が殺害されるシーンが描かれており、犯人もすでに分かっているが、警察では捜査が難航していた。 妻と子供を殺された父親の依頼で、犯人を追いつめる「夜会」のメンバー達。 ネットでしかやり取りをしない「夜会」のメンバーのミステリアスさと、久しぶりなハードボイルドな感じで一気読み。 ま、コンセプトは他の作品でも良く見かけるけど、この作家さんはやはりこういうスピーディーで緊迫感のある作品の方が面白い。 これは続編も期待できる???
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犯罪被害者遺族の復習を専門に請負うグルーブが主人公。設定もなかなか良くてストーリー進行もいい。 お手軽に読めるのがいい。
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