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この計画はひみつです の商品レビュー

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28件のお客様レビュー

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2019/12/24

原子爆弾を作った科学者たちの話。 原爆というと、丸木夫妻や『ドームがたり』など、被害者となった広島・長崎がテーマの絵本を思い出すが、これはいわば裏側から見た原子爆弾。 怖い。人間の残酷さに絶望する。静かだけれどとても醜い。

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2019/11/22

姪っ子ちゃん甥っ子ちゃんへプレゼントする絵本を探していたら、本書が雑誌ESSEに紹介されていたので読んでみました。 戦時中、科学者たちが政府に雇われ、原爆を作り、核実験をした、ということが書かれていました・・・ これをアメリカ人作家が描いたというところに意味を感じました。 と...

姪っ子ちゃん甥っ子ちゃんへプレゼントする絵本を探していたら、本書が雑誌ESSEに紹介されていたので読んでみました。 戦時中、科学者たちが政府に雇われ、原爆を作り、核実験をした、ということが書かれていました・・・ これをアメリカ人作家が描いたというところに意味を感じました。 というのも、原爆投下は戦争を終わらせるためには仕方がなかった、とアメリカの教科書では教えているそうなんですが、最近はこのような絵本も出てきて考え方も変わってきているそうです。 核兵器のない世の中を願うばかり。

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2019/07/14
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小学4年生の息子が図書館で借りてきて、薦められた本。まさかの原爆実験の話で、驚いた。 アメリカでは肯定的な意見が多いと認識していたが、やはり、良識と言うものはあるのだなぁと認識した。

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2019/03/11
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ちょっとミステリーのようなタイトルの絵本。 アメリカ合衆国の秘密の研究のために選ばれた、ニューメキシコの砂地の地域。 もとあった学校は立退き、世界中から、えらい科学者が集まって、実験や研究をくりかえし、暗号名「ガジェット」と呼ばれるものを作っていた。昼も夜も研究。 外のだれもそんな事は知らなかった。 おだやかな砂地の山や台地には。サボテンやコヨーテやプレーリードックが住み、画家が美しい絵を描いていた。 研究は秘密裏に行われ、原子を小さくし、ウランを使い、巨大な力を生み出すガジェットの研究がついに完成した。 ガジェットは、誰にも気付かれないように運び出された。広い砂地の真ん中に高いやぐら建て、そこから吊るされた。科学者たちは、その場所から離れ、半地下に作った観測室から、ガジェットの威力を調べる。 そう、原子爆弾はここで作られた。 絵本のあとがきに、 アメリカの多くの子どもたちは「広島と長崎への原爆投下は、戦争を終わらせるために仕方がなかった」と学校で習います。しかし最近では「原爆を落とさなくても戦争は終わっていたはずだ」「原爆ができたから落としてみたかったのではないか」という声があがるようになりました。そのアメリカに住む絵本作家ジャネット・ウィンターさんが息子さんのジョナと一緒に作ったのがこの絵本です。(後略) ・・・と、書かれています。 小学高学年の読み聞かせにも。

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2019/02/26

読み聞かせに。高学年。8分。淡々とした文章と、正方形の淡いフラットなイラスト。誰が、何のために、がわからないまま、ミステリ小説のような不穏な気配の中、ラストは無言の見開きが6ページ。 あとがきを読むと原爆のことだとわかるが、あえて説明はせずに、この後どうなったか知りたい人はあとが...

読み聞かせに。高学年。8分。淡々とした文章と、正方形の淡いフラットなイラスト。誰が、何のために、がわからないまま、ミステリ小説のような不穏な気配の中、ラストは無言の見開きが6ページ。 あとがきを読むと原爆のことだとわかるが、あえて説明はせずに、この後どうなったか知りたい人はあとがきを読んでくださいと話す。 戦争、平和、歴史を考えさせられる。 読みやすい。

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2019/02/10

小学生中学年になったら、読んでほしい。技術とは幸せも不幸せも創造する。技術より大切なのは哲学なんだ、と改めて理解した

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2018/09/06

「マンハッタン計画」を描いた絵本の日本語訳版、『この計画はひみつです』が出版されました。 これは買い! でしょう。 2018/09/06 更新

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2019/04/29
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正方形の額縁に入ったような絵で実験場ができる前の風景からはじまる絵本 絵が印象的 おだやかな砂地の山や台地は、サボテンや、コヨーテや、プレーリードッグの世界 先住民はホピ族 木彫りの人形をつくっていました。 〈ガジェット〉が出来上がると 枠は見開き2ページつづきて横長の場面も 「カウントダウンがはじまります。」で背景色が白からモスグリーンへ カウントダウンの数字が左上から斜めに描かれます 徐々に大きくなるキノコ雲、4ページ そして、真っ黒に 文)ジョナ・ウインター アメリカ在住の詩人、絵本作家 ジャネット・ウインターの息子 絵)ジャネット・ウインター 絵本作家 訳)さくまゆみこ 【著者あとがき(抜粋)】 1943年3月、アメリカ合衆国政府は、科学者をニューメキシコ州のへんぴな砂漠地帯に集めて、ひみつの計画にとりかかりました。〈ガジェット(小さな装置)〉とよばれるものをつくるためです。このへんぴな場所には地名がなく、政府には「サイトY」という暗号でよばれていました(もともとは、ロスアラモス・ランチ校という私立のエリート男子校があったところ)場所を示すものは、郵便を受けるための「私書箱1663」という数字だけでした。この計画のリーダーは、K・ロバート・オッペンハイマーという名高い科学者で、メンバーにはナチスドイツから亡命した科学者、ノーベル賞受賞者もいました。 そのチームがつくりだしたのが、最初の「原子爆弾」。完成すると1945年7月16日に「トリニティ・サイト」と名づけられたニューメキシコ州南部の砂漠で最初の核実験がおこなわれました。現在のホワイトサンズ・ミサイル実験場(ホワイトサンズ性能試験場)の一角にありました。 実験で起こった爆発は、太陽の1万倍もの熱を放出し、250キロくらい離れたところでもその熱が感じられたといいます。また、200キロ近く離れている建物の窓が爆風で割れました。キノコ雲は1万メートル以上の上空まで立ち上りました。火球におおわれた場所の砂は灰緑色のガラス状のつぶに変わり、放射線量が非常に高い「トリニタイト」という人工鉱物ができました。爆発地点から半径160キロの範囲で植物にも動物にも土にも、危険なほど高いレベルの放射線を発するプルトニウムが見つかりました。ここの放射能は、2万4100年後まで消えないと推測されている。政府は、ようやく2014年になって、実験の時ニューメキシコ州に住んでいて高濃度の放射線をあびた人々の調査を始めました。 「サイトY」で働く人たちの多くは、科学者たちが何を作ろうとしているのかまったく知りませんでした。極秘にすることを誓った科学者たちの多くは、ニューメキシコ州にくる前に名前まで変えていました。 【訳者あとがき】 トリニティ実験の3週間後、アメリカは二つの原子爆弾を日本に落としました。 1945年8月6日 広島 ウラン原爆(リトルボーイ)  直接の死者約14万人 負傷者約8万人 1945年8月9日 長崎 プルトニウム原爆(ファットマン)  直接の死者約7万4千人 負傷者約7万5千人 原爆死没者名簿 2017年現在  広島 30万3195人  長崎 17万5743人

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