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そっと静かに の商品レビュー

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27件のお客様レビュー

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2026/02/17

誰か(女性が)静かに詩を朗読するかのように脳内再生されて聞こえてくるような本だった。 静かで、ただただ、流れるような美しい文章。 清水、泉のような。 歌や歌詞中心のエッセイが多かった。 歌詞や詩が、本当に情景をありありと思い浮かべることができ、知っている言葉なのに、組み合わせでこ...

誰か(女性が)静かに詩を朗読するかのように脳内再生されて聞こえてくるような本だった。 静かで、ただただ、流れるような美しい文章。 清水、泉のような。 歌や歌詞中心のエッセイが多かった。 歌詞や詩が、本当に情景をありありと思い浮かべることができ、知っている言葉なのに、組み合わせでこんなにも美しくなるのだと感じた。 韓国の歌を中心に、外国の歌についても触れられていたが、あいにく知らない歌手ばかり。 AmazonMusicで検索再生しながら読んだところ、より、その世界に浸れました。 2024年にノーベル文学賞を受賞しましたが、わかる気がしました。

Posted byブクログ

2025/12/31

ハン・ガンさんの記憶に残る音楽にまつわるエッセイ。 「十二月の物語 涙も凍りつく  あなたの頬に薄氷が  私の手で溶かして温めてあげる  私の手で溶かして川の水にしてあげる  涙も凍りつく  十二月の愛の歌」 ハン・ガン. そっと 静かに 新しい韓国の文学 (p.105). ...

ハン・ガンさんの記憶に残る音楽にまつわるエッセイ。 「十二月の物語 涙も凍りつく  あなたの頬に薄氷が  私の手で溶かして温めてあげる  私の手で溶かして川の水にしてあげる  涙も凍りつく  十二月の愛の歌」 ハン・ガン. そっと 静かに 新しい韓国の文学 (p.105). 株式会社クオン. Kindle 版.

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2025/12/27

なにかを信じることよりも、 身体の内側に大木を横たえてみること。 風のざわめきをBGMにしてしまう柔軟さ。 遠くの方から聞こえる雷鳴に戸惑わされない力強さ。 枯れても根を張りつづけるしなやかさ。 寛容さはすべて、自分からはじまる。 モノトーンで塗られがちな冬の風景を、単調に描...

なにかを信じることよりも、 身体の内側に大木を横たえてみること。 風のざわめきをBGMにしてしまう柔軟さ。 遠くの方から聞こえる雷鳴に戸惑わされない力強さ。 枯れても根を張りつづけるしなやかさ。 寛容さはすべて、自分からはじまる。 モノトーンで塗られがちな冬の風景を、単調に描かない。 彼女の文章は、繊細なのに逞しく美しい。 #ハンガン #そっと静かに #エッセイ #紙のピアノ

Posted byブクログ

2025/12/04

短いエッセイ集。これを読むと情景描写がすこぶる上手いのが、短いが故に際立つ。 だから長編小説でも、あっという間に読めるのかな。

Posted byブクログ

2025/11/30

「紙のピアノ」、「十二月の物語」、「木は」がとても良かった。「木は」は「菜食主義」読んでいたからかもしれない。ふとしたときに出てくる言葉や詩、メロディ文章がとても美しい。優しさや儚さのある美しさ。

Posted byブクログ

2025/11/01

ハン・ガンさんの思ったこと、感じたことが、音楽にまつわるできごとと共に、やさしい言葉で語られている。どんなふうに幼少期を過ごし、どんなふうに感じてきたか。それを知ることで、また著者の小説の読み方が一つ増える気がした。

Posted byブクログ

2025/09/29

ノーベル文学賞をとったハン・ガンさんの歌をYouTubeで聴いて、最初にどうしても読みたいと思った作品。音楽との距離感が生きることと分けられないくらいに人生に溶け込んでいて、こんなにも感受性豊かに暮らすひとが同時代に生きて作品を作っていることに感激する。

Posted byブクログ

2025/08/29
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

「少年が来る」はヒリヒリとしすぎて 途中でタイムオーバーになってしまったけど、 荏原図書館で見つけたこれは エッセイだからとトライしてみた。 私は電車の移動時が読書時間だけど、 これは電車の中の雑音がありながら読むのは難しくて、 タイトル通りに1人静かなところで読むと ぐんぐん没入して読めてその差が面白い。 詩ってあまり読まないから苦手意識があったけど リズム感や行間やあって楽しかったな。 1.くちずさむ 2.耳をすます 3.そっと 静かに と章が分かれていて、 歌う、聴くと違う動作からみる曲の良さや思い出が綴られてたのも良かった。 あと記載されてる、実際に存在する曲を聴きながら(または見ながら)読み進めるのも良い。 空間ごとプレゼントしてもらったみたいな気持ちになる。 ハンガンさんを読んだ初めての作品がこのエッセイで良かったなと思う。 ──────────────── ・私が自分の魂を売り渡したとき/あなたは買い戻してくれて/私を支えてくれた ・(『行進』の詩について) これはおそらく、一糸乱れず、かっこよく、速く進む行進とは異なるのだと思う。よろめきながら、ふらつきながら、倒れそうで倒れない、それでもなんとか顔を上げて進む「歩み」なのだと思う。行進というよりは、行進しようとする姿勢とでも言うのだろうか。 ・彼が歌う姿を見ているのが、ただただ好きだった。私が手にできなかった楽観性を感じたからだろうか? ・私は一度好きになったものはすり減るか失くすまで使うし、気に入ったCDは百回以上聴く一度でも感動をくれた作家や詩人はその後どんな変化を見せても、最後まで理解するし見捨てない。 ・ずっと一緒にいたかった心。 ・離れた遠くへ自分はやってきたのだな。今、この瞬間にも遠ざかっているのだな。どこからか。覚えているけれど決して戻ることはできない、遥かな日々から。 ・振り返るのはよそうという思いから燃やしたのだろうけれど、ときには振り返ってみるのも悪くないと、なぜあのとき思えなかったのだろうか。いちばん懐かしいのは筆跡だ。親しい誰かを思い出すと、笑顔、目元、声、足取りと共に浮かんできた、優しかったり、稚拙だったり、丸かったり、長かったりした、あの筆跡の数々。 ・待つことに、不在に、恋しさに慣れていた時代に自然と生まれた想い。(略)手紙が電話より良いのは、長いこと考えてから言えるからだ。そのせいだろうか、私には本当に重要な話は手紙で伝えるくせがある。永遠に証拠として残っても構わない話だけを書こうという心構えが、かえって話をわかりやすくしてくれる。 ・悲しみや苦しみの中にはありのままに話そうとすると、その人の体を粉々に打ち砕いてしまうものもある。だからといって胸の中に抑え込んでおくといつまでも引きずるから、方法は一つだ。リズムに合わせて歌うこと。 ・農楽太鼓の「ブッ」を担いでへとへとになりながら一団について行く私に向かって、先輩が言った言葉を思い出す。 疲れたら膝をもっと曲げて、楽しんでみて。踊ると思って。リズムに乗ってごらん。そうすると逆に疲れないから。 その言葉どおりにしてみると本当に疲れなかった。不思議なことに。 疲れきって心の置き場がないときにこの歌を聴くのも、たぶん似たような理由からだろう。 ・ただ大切なのは、自分の本質が今まさに破壊されようとするその瞬間の態度だと信じている。その最後の瞬間に、最後の自分を守ってくれる細い網を放してはいけない。放したとしても、またつかめばいい。地獄のような状況にあっても決して打ちのめされない心の精髄を、そのか細いけれど堅固な実体を、全身全霊で感じるべきだ。感じ取らなくては。 ・一日のうちで、夜と昼が入れ替わる二度の青い時間が好きだ。血管の血まで青く染まる、その時間帯。 ────────────────

Posted byブクログ

2025/08/10
  • ネタバレ

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大切な歌たち。 ハン・ガンが詩を書くのはイメージできたが、作曲して歌っているとは思いもしなかった。作中にもあるが、好きな歌というより印象に残っている歌というものもある。そのメロディーでその時の空気、見たもの、匂い、感情すべてを思い出す歌が。Let it beくらいしか知っている歌はなかったが、この歌が持つ力は自分も感じたことがある。また「紙のピアノ」は母の苦しみがとても印象的。母ってそんな感じ。続く「午後六時、黒く長い針」で、全然ものにはならないけど楽しくピアノを弾いていた中高時代を思い出して、ピアノを久しぶりに弾きたくなった。

Posted byブクログ

2025/08/07
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

2024年ノーベル賞を受賞した著者 初めて作品を読んだ 詩とエッセイが詰まった著作 作詞・作曲した曲のCDが添付されているらしい そっと静かにはとても大切な作品だと ・日本人の心にも通じる情緒を丁寧に表現している ・ガン(江)は河 ナムは木 木に愛着有り 空と大地の間に有るもの

Posted byブクログ