読書の日記 の商品レビュー
辞書か!な厚さ。 家で読むだけでは終わらない、と持ち運んでいたがまあ重い。 初台にある本の読める店・フヅクエ店主さんの日記。 フヅクエは、以前読んだ『まだまだ知らない夢の本屋ガイド』で気になっていた店。 店の経営と、日々の中で読む本のこと。 お客さんが来るかどうかはわからず、傾向...
辞書か!な厚さ。 家で読むだけでは終わらない、と持ち運んでいたがまあ重い。 初台にある本の読める店・フヅクエ店主さんの日記。 フヅクエは、以前読んだ『まだまだ知らない夢の本屋ガイド』で気になっていた店。 店の経営と、日々の中で読む本のこと。 お客さんが来るかどうかはわからず、傾向も読めない。 その時々の一喜一憂が毎日続く。 何が起こる、というわけではないのだけど、 この文章を読んでいるのがとても心地よかった。 ずっと読んでいたくなる。 狙ってるわけではないのに、こういう文体ってありそうでなかったなと思う。 続きの本もあるので、余裕のあるときのお楽しみに。
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桜庭さんの読書日記が大好きなんですが、それと似たような、というか「読書の日記」だから同じジャンルなんだろうな。日常の中の読書、そしてお店や生活やもろもろについての考えること、ものすごく読んでいて楽しい。永遠に終わらないで欲しい。B&Bで何か買いたい、と思ってしばらく積んで...
桜庭さんの読書日記が大好きなんですが、それと似たような、というか「読書の日記」だから同じジャンルなんだろうな。日常の中の読書、そしてお店や生活やもろもろについての考えること、ものすごく読んでいて楽しい。永遠に終わらないで欲しい。B&Bで何か買いたい、と思ってしばらく積んでいて、ふと読み始めたらハマってしまったんだったと思います。先にこの本を読んで、フヅクエを知った。
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1100ページあり、たまに数ページ読んでは眠りを繰り返すうちに4,5年経過していた。読み終わった瞬間はびっくりしたが、まだ3冊あるのは嬉しいとも感じる。読み進めにくい文体に見えつつも、読むのをあきらめる気にはならない、ちょっと読みたくなる不思議な文体。この最近行けてないので、そろ...
1100ページあり、たまに数ページ読んでは眠りを繰り返すうちに4,5年経過していた。読み終わった瞬間はびっくりしたが、まだ3冊あるのは嬉しいとも感じる。読み進めにくい文体に見えつつも、読むのをあきらめる気にはならない、ちょっと読みたくなる不思議な文体。この最近行けてないので、そろそろfuzkueにも行きたくなってきた。
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爆発する、という印象を抱く。ここで著者の阿久津隆が書く日々の記録は、なんらかのフォーマットに安寧に収まりうるものではない。大抵の書き手の書くものはウェブ日記やブログといった行儀の良い形態に収まってしまうが(そしてそれはむろんなんら悪くないが)、阿久津はその形式を超えて読書中に抱い...
爆発する、という印象を抱く。ここで著者の阿久津隆が書く日々の記録は、なんらかのフォーマットに安寧に収まりうるものではない。大抵の書き手の書くものはウェブ日記やブログといった行儀の良い形態に収まってしまうが(そしてそれはむろんなんら悪くないが)、阿久津はその形式を超えて読書中に抱いた思念や日々の些事やフヅクエを運営する裏事情などを日記の中で炸裂させる。その筆致は実に芳醇。豊満なボリュームを誇るこの本を読んでいると、私も(阿久津とはかなりテイストが違うにしろ)読むことをエンジョイしたくなる。元気になれる1冊だ
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なんていうか人の日記をのぞいている感じ なので展開がバラバラと こんなこと考えているんだなと思いながら読み進めた 大野くんもやってるみたいだし、 日記書いてみようかな 機会があれば続きを読んでみる
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fuzkue店主阿久津隆氏による初の著作?著作なのか?読書の日記第一弾。NUMABOOKSの内沼氏のいう通り、彼は、食べるように読んでいて、読んでいるこっちが羨ましいというか、読書がしたくなってくる。日記というものじたい、読み物として楽しいんだと改めて気付かされた。その人の日常を...
fuzkue店主阿久津隆氏による初の著作?著作なのか?読書の日記第一弾。NUMABOOKSの内沼氏のいう通り、彼は、食べるように読んでいて、読んでいるこっちが羨ましいというか、読書がしたくなってくる。日記というものじたい、読み物として楽しいんだと改めて気付かされた。その人の日常を覗かせてもらってる感じがする。 2016年10月1日から1年の日記を本著では掲載されているが、なかでも印象に残っているのが、ベン・ラーナー著の「10:04」をすごく楽しそうに読まれていたことだ。(加えてヘミングウェイ著「移動祝祭日」も楽しそうに読まれていた)今ある積読たちが消化されたら、購入してみようかな。改めて第2弾読み返しちゃおうかな。本屋に行きたい。このGWひとつも予定がないので(どこにもいけないし)、ひたすら本でも読んでしまいたい。
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2冊目を先に買ったので、読む順番が逆になってしまった。 遡る形で読むと、1冊目は、『読書』という印象が薄い。本の話題が多いのは事実だが、2冊目にあった濃さは無かった。時間が経つとともに、読書成分が濃縮されているのだろうか?w と、なると、3冊目は一体どんな風になるのか、今から楽し...
2冊目を先に買ったので、読む順番が逆になってしまった。 遡る形で読むと、1冊目は、『読書』という印象が薄い。本の話題が多いのは事実だが、2冊目にあった濃さは無かった。時間が経つとともに、読書成分が濃縮されているのだろうか?w と、なると、3冊目は一体どんな風になるのか、今から楽しみだ(出るよね?)。しかしその時は、どうか判型は統一して頂きたい……。
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ちょい前に臨時収入があった際に購入した本。 飲み屋では気前よく使うくせに、本となると 文庫本一冊でもためつすがめつを繰り返してしまう。 そこそこの勇気を持って買った本。 ということは、ビールでも一杯ひっかけて買うと、 恐ろしいことになるってことやね。 さて本書。 東京・初台...
ちょい前に臨時収入があった際に購入した本。 飲み屋では気前よく使うくせに、本となると 文庫本一冊でもためつすがめつを繰り返してしまう。 そこそこの勇気を持って買った本。 ということは、ビールでも一杯ひっかけて買うと、 恐ろしいことになるってことやね。 さて本書。 東京・初台の〈本の読めるカフェ〉「fuzkue」 オーナーによる1,100頁に及ぶ読書日記。単なる読書日記ではなく、経営日誌の顔もある。帳簿ではないので数字までは出てはこないが、カフェ店主として日常–仕込みをし、決まった時間に店を開け、接客をこなし、珈琲を淹れ、料理をする–にも紙幅が割かれ、来客数に一喜一憂する叙述も見られ、本も読みたいけど、稼がないことにはね…の下りに共感を抱く。 1,100ページの超大部のため、持ち歩くこともできず毎朝家の用事を済ませた後、15ページほどを読んでいる。 約70日で読み了える勘定になる。 著者の好きな作家との重なりは少ないが、プロ野球ファンというのが良い。随所に、野球好きが顔をのぞかせ、これがセリエAとか書かれていたら、ちょっとガッカリしたと思うな。 既に面白いので、しばらく愉しい朝の時間を送れそう。
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読書、読書。寝ても覚めても、場所どこでも、時間があれば。音も出ない、他人に迷惑をかけない。読書好き、他の人に本をお勧めしますか、あなたは?
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高橋源一郎や、あるいはもっと保坂和志が好きな読者ならまず間違いなくハマれる一冊。過剰な引用癖はまあご愛嬌といったところだけれど、一冊一冊の本を丁寧に読み解いていく姿勢は一読者として見習いたい。指が脱臼しそうになるほど分厚い本なのだけれど、こちらを引き摺りこむだけの力はある。それで...
高橋源一郎や、あるいはもっと保坂和志が好きな読者ならまず間違いなくハマれる一冊。過剰な引用癖はまあご愛嬌といったところだけれど、一冊一冊の本を丁寧に読み解いていく姿勢は一読者として見習いたい。指が脱臼しそうになるほど分厚い本なのだけれど、こちらを引き摺りこむだけの力はある。それでいて暑苦しいところがない、良い意味で頑張っていない本だと思う。地味ながら良い仕事……それはこの著者が偏愛するエクス・リブリスの装丁にも似ている。ただ、保坂に甘過ぎるのはちょっとな……という気も。何気に毒を備えた書き手として期待する
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