読書の日記 の商品レビュー
シンプルなタイトル、かわいいデザイン、サイズ感。 この本の佇まいが好きです。 部屋に置いてあるだけでも愛着が湧きますが、読むともっと愛着が湧きます。 飾り気のない言葉で日常が綴られていて、クスッと笑えたかと思うと、ふいに深いい言葉に出逢ったり、次に何が出てくるかわからなくて、ワク...
シンプルなタイトル、かわいいデザイン、サイズ感。 この本の佇まいが好きです。 部屋に置いてあるだけでも愛着が湧きますが、読むともっと愛着が湧きます。 飾り気のない言葉で日常が綴られていて、クスッと笑えたかと思うと、ふいに深いい言葉に出逢ったり、次に何が出てくるかわからなくて、ワクワクします。 まだ最後まで読めていませんが、読み終わりたくない。
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東京は初台にある、本の読めるお店「fuzkue(フヅクエ)」店主による一年間の日記。 内容は読書だけでなく日常全般(その日の天候や体調であったり、なにを食べて飲んだか、など...)やお店の経営のことなどにも及ぶのだが、そこに通底して本の存在があり、ほぼ毎日欠かすことなくなにか...
東京は初台にある、本の読めるお店「fuzkue(フヅクエ)」店主による一年間の日記。 内容は読書だけでなく日常全般(その日の天候や体調であったり、なにを食べて飲んだか、など...)やお店の経営のことなどにも及ぶのだが、そこに通底して本の存在があり、ほぼ毎日欠かすことなくなにかしらの本が彼によって読まれ、そして語られている。 その空気感というか、文章から漂ってくるお店の雰囲気や本へ向かっているときの静寂、また、彼の見聞きしたものが文章を通して頭のなかで生き生きと再現されていくような感じがあって、とても良かった。 日々あったことをただ記録するだけ、とはいえ日記は存外に難しく、しかもそれを人に読まれる「読み物」となる前提で書き、かつ、読んで面白いものにするというのは本当に脅威的な文才だと思う。 1100ページという鈍器級の分厚さを誇る本だけど、読んでも読んでも終わる気配がないことに幸せを感じた本は久しぶりのような気がする。一ヵ月ほどじわじわと、噛み締めるように読んだ。
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朴訥とした語り口と、日常の何気ない、しかし精緻な描写がとても読ませる。個人の日記がそもそもにして面白いコンテンツであることは、ブログの登場以来知れ渡ってはいるのだけど、本と、コーヒーと、酒と、アートとをひたすら行き来するような、絶え間ない反復をここまで気持ち良い文章にできるのは、...
朴訥とした語り口と、日常の何気ない、しかし精緻な描写がとても読ませる。個人の日記がそもそもにして面白いコンテンツであることは、ブログの登場以来知れ渡ってはいるのだけど、本と、コーヒーと、酒と、アートとをひたすら行き来するような、絶え間ない反復をここまで気持ち良い文章にできるのは、率直に羨ましい。事あるごとに読み返したい。
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