さしすせその女たち の商品レビュー
タイトルだけだとどんな話かと思ったけれど、面白かった。 妻側の目線、魔法の言葉のさしすせそを駆使するには至らないけれど、子育ての葛藤や、夫婦関係の変化がすごくわかるなあと思う。 それだけじゃなくて、夫側の視点もあるのがこの本のいいところだと思う。 妻側からだと見えない夫の心の様子...
タイトルだけだとどんな話かと思ったけれど、面白かった。 妻側の目線、魔法の言葉のさしすせそを駆使するには至らないけれど、子育ての葛藤や、夫婦関係の変化がすごくわかるなあと思う。 それだけじゃなくて、夫側の視点もあるのがこの本のいいところだと思う。 妻側からだと見えない夫の心の様子がわかるし、ある意味思ったより普通のいい人で良かったと感じた。
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一気読み! 昔の自分を思い出して読み始める…思い出したくない…と思いながら読み進め共感! そう私も昔ずっと同じこと思ってた! 子育て夫婦の物語どうかこの物語が次世代では『そんなことある?』って話になってますように
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「あるある」「あるよね~」と思い当たることが多すぎて、主人公に感情移入しながら読んだ。夫を盛り立てる「さしすせそ」の言葉。頑張って使ったとして、自分はストレス溜まらないのだろうか。嫌味の一つも言いたいと思う。終わりに「あいうえおの男」で夫目線のお話がありました。
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中一娘が面白かったから読んでみてと勧められた本。 途中で、どう?お母さんも子ども育てるの大変だった?と聞いてくる。8割がお母さんのこと書いてるよと答えて娘の夢を一つ壊しちゃったかも。
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「わかる、わかる」の連続だった。フルタイムでしかも役職ありで責任大きい仕事をしながら、家事育児は目の回る忙しさ。主人公と一緒に腹が立った。結婚記念日に物より家事や育児をしてほしいとの言葉にうなづいた。夫の秀介はスイートテンダイヤモンドのネックレスを用意できて、大満足のようであった...
「わかる、わかる」の連続だった。フルタイムでしかも役職ありで責任大きい仕事をしながら、家事育児は目の回る忙しさ。主人公と一緒に腹が立った。結婚記念日に物より家事や育児をしてほしいとの言葉にうなづいた。夫の秀介はスイートテンダイヤモンドのネックレスを用意できて、大満足のようであったが、恐ろしいほどの意識の差。家事、育児は夫婦2人でするものという意識が秀介には欠けている。そうならないように、私は意識付けしながら息子を育てている。
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コップのフチ子さんの表紙に惹かれて手に取った。 子供二人、共働き夫婦それぞれの視点がかかれた二つのストーリー。しっかりした奥さんと外では優秀だけど家では当事者意識の薄い旦那さん。 それぞれの女性たちのさしすせそがそれぞれの性格を表しているようで面白かった。やっぱり妻の方に感情移...
コップのフチ子さんの表紙に惹かれて手に取った。 子供二人、共働き夫婦それぞれの視点がかかれた二つのストーリー。しっかりした奥さんと外では優秀だけど家では当事者意識の薄い旦那さん。 それぞれの女性たちのさしすせそがそれぞれの性格を表しているようで面白かった。やっぱり妻の方に感情移入してしまうな…子育てしながら仕事をするってのが今どきの女性に求められることだろうけど、現実的にはうまく回らないよなーってのを感じさせられた。多香美が何となく自分に似ているような気がしたけれどここまで私はしっかりしてないかなー笑 千恵のような人に憧れちゃう。 夫の方も傍若無人だけど、妻が気づいてないいいところもあるのがまたリアル。同級生の男子たちは幼く見えるけど、きっと大人になってもこういう感じなんだろうなーと何となく思った笑
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
さらりと読める一冊。 よくある妻の夫への不満。 その後夫視点のお話があるのは面白かった。 最後まで二人が噛み合わない感じがリアルで、これからも続くんだろうなと感じさせる終わり方。
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「さしすせその女たち」「あいうえおかの夫」の2篇収録 仕事と子育ての両立に悩みながらも毎日を懸命に生きる女性の話と言うのは既に出尽くしている感がありますが、家事に育児に慌ただしく動く妻の日常生活がとてもリアルに描かれています。 今は亡き私の父は仕事も子育ても家事も「分担」と言...
「さしすせその女たち」「あいうえおかの夫」の2篇収録 仕事と子育ての両立に悩みながらも毎日を懸命に生きる女性の話と言うのは既に出尽くしている感がありますが、家事に育児に慌ただしく動く妻の日常生活がとてもリアルに描かれています。 今は亡き私の父は仕事も子育ても家事も「分担」と言う意識がなく、手が空いている方がやれば良いと言った自然体な人で、しょうがなくと言うよりは、家族の為に無償の愛で進んでそれらをしてくれていた記憶しかない。 なので仕事が忙しいを理由に何もしない主人公の多香実の夫、秀介には自分のツレアイを見ているようで 終始イライラさせられた。 作中に登場するポジティブなさしすせそに対してネガティブなさしすせそには笑えました。 世の夫達には妻から熟年離婚を言われない為にも、本著で女性の気持ちを知る事で、物ではなく日々の行動で表現して欲しいものだ。 64ページ6行目 誤植 誤「子どもができたらから」 正「子どもができたから」
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アラフォー夫婦の生活と、心のすれ違いを描く。妻の視点で描く表題作と、夫の視点で描くスピンオフ「あいうえおかの夫」の2編からなる。 ◇ 39歳の多香実には、夫と2人の子どもがいる。夫婦ともにフルタイムの仕事を持っているが、育児は多香実1人でこなしている。そ...
アラフォー夫婦の生活と、心のすれ違いを描く。妻の視点で描く表題作と、夫の視点で描くスピンオフ「あいうえおかの夫」の2編からなる。 ◇ 39歳の多香実には、夫と2人の子どもがいる。夫婦ともにフルタイムの仕事を持っているが、育児は多香実1人でこなしている。それどころか分担するはずの家事も夫はサボりがちだ。 今日は土曜日だが、夫は出勤すると言って出かけていき、多香実は朝から子供の世話と家事に追われている。おまけにシングルのママ友が急な仕事が入ったからと言って2人の子どもを預けにきた。昼食を食べさせおやつも用意してやる。まさに戦争のような忙しさである。 そうこうするうちに夕方になりママ友が子どもを引き取りに来たので、やっと買い物に出ることができた。もちろん子ども連れだ。夕飯の支度には遅いのでできあいの弁当を買って済ませることにした。 帰ると夫が帰宅していた。遅くなると聞いていたが風邪気味で少ししんどいので早めに帰ってきたと言う。 念のために買っておいた弁当を出したところ、疲れているのにこんなものかと夫は不満たらたらだ。これから2人の子を入浴させる妻の手間など考えもせず、缶ビールを飲みながらソファで寛ぐだけなのにである。 子どもたちを寝かしつけた多香実がリビングに戻ると、風呂から上がった夫はソファでうたた寝をしていた。 入浴後の浴室掃除は夫の仕事だが案の定した様子がない。洗うよう念を押しても聞こえないふりをして寝室に行ってしまう。これが毎日繰り返される家庭生活だった。 自分の仕事が何より優先で、同等に働く妻へのいたわりも家事分担の義務も後回しにする夫に対し、多香実の不満は抑えようもないほど膨れ上がっていた。 そしてある決定的な出来事が起こる。 * * * * * 男は家事育児においてほとんど戦力にならないということが、これでもかと書かれていました。リアリティ溢れる描写です。 夫婦共にフルタイムの勤めを持ち、保育園に通う姉弟2児もいます。生活の慌ただしさは察してあまりあります。 なのに、上げ膳据え膳を当然のごとく考え担当の風呂掃除すら知らん顔を決め込む夫。これはひどい。昭和の時代ならともかく、現代でもこんな男が一般的なのだろうかと唖然とするばかりでした。 中間管理職で部下の面倒を見ながら営業の最前線で戦っているとの思いがある夫ですが、実は多香実も管理職です。忙しいのは同じ。 家事育児に割く時間は自分で意識して捻出すべきなのです。なのに、夫はそうしない。時間は仕事に、会社に捧げる。ただの社畜でしょう。 スピンオフで描かれる夫は、課内に気を配り部下たちを引っ張ることに力を注ぐ、やり手の営業課長です。中間管理職としては立派だし、人間的にも悪くないですが、それは「会社から見て」です。 だから、妻の苦労やストレスをさほど大きなものとは思ってもいず、家事育児についてたまに「手伝ってやっている」程度の関わりしかしない時点で家庭人としては失格です。 妻のキャリアを大切にしようと思わないところは、共同生活者の資格すらありません。夫のほうが立場が上だと思っているのがありありです。 夫の協力に見切りをつけた妻が離婚を意識するのも当然と言えるでしょう。 作品のモチーフになった「さしすせそ」のリアクションスキルは、何も夫婦間だけのものではなく、営業マンの心得でもあります。 つまり優秀な営業マンである夫は、当然のこととして身につけているはずです。なのに、このバカ夫は妻のためにそのスキルを使おうとはしません。 自分がガス抜きするためには妻の献身が必要なのに、妻のガス抜きには協力することすら考えない。スピンオフで描かれる夫の心情はちゃんちゃらおかしいだけで、同情な余地はありませんでした。 夫が妻に対する心遣いを見せないまま物語はエンドを迎えました。 けれど、妻が心の中でペンディングした離婚計画は着々と進行しているに違いないと思います。
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ワーキングマザーの悲喜こもごもを描いたお話。子どもの体調が悪くなると、仕事の段取りをまず考えてしまって自己嫌悪。わかる!!子どもが心配じゃない訳ではないんだよ。でも現実、どうやってこの先の予定をやりくりしようか、考えてしまうんだよ。 夫の無関心さや口の悪さにはイライラしました。 ...
ワーキングマザーの悲喜こもごもを描いたお話。子どもの体調が悪くなると、仕事の段取りをまず考えてしまって自己嫌悪。わかる!!子どもが心配じゃない訳ではないんだよ。でも現実、どうやってこの先の予定をやりくりしようか、考えてしまうんだよ。 夫の無関心さや口の悪さにはイライラしました。 夫目線の話もあったけど、やっぱり能天気で、共感はできなかったな。
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