SKET DANCE(文庫版)(02) の商品レビュー
この(2)は各シリーズの中でも、人気が高いであろう、「ガチンコ・ビバゲー・バトル」が大半を占めている巻だからか、お勧めしたい三つの回も「G・B・B」編から選んでいる しかし、「ガチンコ・ビバゲー・バトル」、これもまた、スタンドを連想させるなぁ きっと、遠距離自動操作型だろう まぁ...
この(2)は各シリーズの中でも、人気が高いであろう、「ガチンコ・ビバゲー・バトル」が大半を占めている巻だからか、お勧めしたい三つの回も「G・B・B」編から選んでいる しかし、「ガチンコ・ビバゲー・バトル」、これもまた、スタンドを連想させるなぁ きっと、遠距離自動操作型だろう まぁ、そんなこんなで、お勧めの話を紹介しよう 第29話「拳と剣」 これ、本当に『SKET DANCE』か、と吃驚するくらいに激熱な勝負が繰り広げられ、決着を迎えている 残念な面も目立つにしろ、基本的にはカッコ良く、人気もある振蔵が自分の中で眠っていた本当の力を引き出せたのは、対峙していたのが誰でもない、椿だったからだろう。良くも悪くも、思った事をハッキリ言えちゃう椿の挑発があったからこそ、振蔵は自分が目指す侍に近づけた またしても、自分の至らなさに落ちこんだ椿を、安形がしっかりと慰めるくだりも、何気にグッと来るんだよなぁ 第31話「SCM(さすがクールメガネ)」 ボッスンも好きだ、しかし、私はどちらかと言うと、スイッチ派だったりする。オタク、パソコンで喋るってキャラが確立しているトコもあるが、何より、決めるべき時に決めてくれるカッコ良さがあるのは、ズルくないか クールなようでいて、熱いものも秘めているスイッチの勝利をより彩ってくれたのは、キャラがある意味、被っていたデイジー嬢だったから。やっぱり、バトルものってのは、相手も大事なんだな、と勉強になる また、絶体絶命のピンチでも、スイッチが勝つ事を信じていたボッスンのリーダーらしさにもグッと来た 第35話「閉幕!!」 端的に言うと、度肝が抜かれる。セオリーを無視するからこそ生まれる、最高の面白さってのは確かにあるが、ここまで勝負が出来るのは、とんでもない。やっぱり、篠原先生は空知イズムを受け継いでいるなあ これまでも、ちょいちょい、良いトコを見せてきた安形の凄さ、怖さ、底知れなさが発揮される回でもある。一握りの天才ってのは、彼のような個性の持ち主の事を指すんだろう ボッスンのライバルは、誰でもなく、椿だろう。その関係は、良くも悪くも対等だ。だからこそ、彼らの衝突と成長の促し合いは見ていて和む。そんな二人は、根っこにある感情こそ異なるにしろ、憧れにしているのが安形。やっぱり、似た者同士だな この台詞を引用に選んだのは、カッコイイ安形が、同じくらいにカッコイイ振蔵の魅力を語ってくれる点にグッと来たので 敵の弱点を容赦なく突く、それ自体は間違っていない。正しいやり方、と言ってもいいだろう ただ、世の中には、その正しい勝ち方で追い込まれても、自分に負けない事で逆転できる強さを持っている人間もいる 相手に「勝ちたい」、良い結果を出したいって気持ちも大事だが、それで視野が狭まり、体が固くなり、ここぞってタイミングでやらかしてちゃ本末転倒 相手にも、自分にも負けない人間になりたいものだ
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