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真夜中の子供 の商品レビュー

3.8

20件のお客様レビュー

  1. 5つ

    3

  2. 4つ

    11

  3. 3つ

    4

  4. 2つ

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  5. 1つ

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2025/10/28

辻仁成さんは初めましてだったけど、すごく良かった!アーティストならではの繊細な描写は予想できたことだったけど、とてもしっかりしたストーリー性は驚きだった。 博多の中洲で生まれた蓮司は、親のネグレクトにより、すでに五、六歳頃には夜な夜な歓楽街をふらついて水商売の大人たちに食べさせ...

辻仁成さんは初めましてだったけど、すごく良かった!アーティストならではの繊細な描写は予想できたことだったけど、とてもしっかりしたストーリー性は驚きだった。 博多の中洲で生まれた蓮司は、親のネグレクトにより、すでに五、六歳頃には夜な夜な歓楽街をふらついて水商売の大人たちに食べさせてもらったり、遊んでもらったりしていた。そのため、「真夜中の子供」と呼ばれていた。親が出生届を出さなかったため、蓮司はいわゆる無戸籍の子供で、小学校さえ通っていない。 こんな境遇にも拘らず、蓮司が周りの人々に助けられながら一生懸命生きる姿がいじらしい。そして、あこがれの博多祇園山笠祭りに参加できるようになる。この、祭りに関する部分の表現力が本当にすごくて、男たちの息づかいや、山車のきしむ音まで聞こえてくるようだった。ちょっと鳥肌たったな。 辻さんの他の作品も読んでみたくなった。

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2021/09/16

ひどい親。 周りの人たちが蓮司を支えてくれてよかったけれど、そうでなければどうなっているか… 蓮司が中洲を大切に思う気持ちがすごく伝わる。 無戸籍でネグレクトされている蓮司が目の前にいるのに、警察や市役所の人がすぐに動けないのは、リアルなんだろうなと感じた。

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2021/04/18
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

p. あまり感情移入できませんでした。 どの登場人物も中途半端な感じがしてしまいました。 なぜ井島さんは殺されなければならなかったのかな?

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2021/04/10

重い題材の割にあったかい空気感が気持ちの良い作品だった。 バッドエンドしか予想できなかったけど、最後にはホッとした。 日本映画の間と空気に親和性が高そうなので映画にしたいなぁ。ウチの子連司にピッタだよー

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2020/09/06

こんな子供が実はたくさんいるんだろうなぁと思うとやるせない。 でも蓮司は多くの人に好かれていたのが救いなんでしょうね。 なんだが、ずっと曇りがかったような悲しい感情が付き纏う本でした。

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2020/07/03

主人公の成長を傍らで見守るような気持ちになった。身勝手な親により無戸籍で、さらに親のネグレクトに耐えながら、中洲で生きるために、まだ幼いにも関わらず状況に合わせて感情を使い分け、心の蓋を開け閉めする様子がいたたまれなくなった。 中洲の殺伐、混沌とした雰囲気のなかに、人々の心の温か...

主人公の成長を傍らで見守るような気持ちになった。身勝手な親により無戸籍で、さらに親のネグレクトに耐えながら、中洲で生きるために、まだ幼いにも関わらず状況に合わせて感情を使い分け、心の蓋を開け閉めする様子がいたたまれなくなった。 中洲の殺伐、混沌とした雰囲気のなかに、人々の心の温かさもあり、主人公がその温かさを自然と引き出していたのだと思う。 主人公が憧れる中洲の祭りを実際に見てみたくなった。

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2020/01/17

読みやすく、面白かった。 福岡、中洲が舞台。 無戸籍の子、蓮司と、景観、響と、街に暮らす大人たちの物語。 ネグレクト+無戸籍という過酷な環境に育つ蓮司を時に助け、食べさせ、見守る大人たち。 けれど根本的解決にはなかなか至らず、ついに事件は起きてしまう。 結局、因果応報?一番の被害...

読みやすく、面白かった。 福岡、中洲が舞台。 無戸籍の子、蓮司と、景観、響と、街に暮らす大人たちの物語。 ネグレクト+無戸籍という過酷な環境に育つ蓮司を時に助け、食べさせ、見守る大人たち。 けれど根本的解決にはなかなか至らず、ついに事件は起きてしまう。 結局、因果応報?一番の被害者は子どもである蓮司であることは間違いない。 重い内容なのに、軽く読めるのはちょっともったいないような…。 辻さんの作風なのか。

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2019/11/11

過酷な状態の中でも人とのつながりと優しさによって逞しく成長していく少年の姿を描いたお話し。 夜の世界というイメージが強い中洲の表層的な空気だけでなく、その根底にある人の温もりも感じさせてくれる作品でした。

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2019/03/05

面白かった。辻さんの作品の中でもかなり上位。 最初博多弁がきつくて読みづらかったんですが、ぐいんと物語の世界に連れてくものだから一気に読まされた。魅了されたというか。深すぎて。無戸籍児童。なんて身勝手なんだろう。すごく印象的だったのが、無戸籍でも国籍は日本なんですよね。日本人の親...

面白かった。辻さんの作品の中でもかなり上位。 最初博多弁がきつくて読みづらかったんですが、ぐいんと物語の世界に連れてくものだから一気に読まされた。魅了されたというか。深すぎて。無戸籍児童。なんて身勝手なんだろう。すごく印象的だったのが、無戸籍でも国籍は日本なんですよね。日本人の親と日本人の親とで生まれた子の国籍は日本。ただ戸籍がないから日本国籍を証明することができないだけで、みたいなくだり。ああ、って思った。闇だらけで、切なくて、でも愛があって、気付けてなくてもそれは愛で、すごくもどかしくて切なかった。

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2019/02/26

戸籍っていったい何だろう。自分を証明してくれるもの?蓮司は博多の中洲で生まれ育った無戸籍の子どもだ。両親はいるが育ててもらったというより、ただ近くにいるというだけで食事も住まいも教育も十分とはいえない環境で育った。 途中から蓮司を見守る中洲の人々のような目線になって読み進んでいく...

戸籍っていったい何だろう。自分を証明してくれるもの?蓮司は博多の中洲で生まれ育った無戸籍の子どもだ。両親はいるが育ててもらったというより、ただ近くにいるというだけで食事も住まいも教育も十分とはいえない環境で育った。 途中から蓮司を見守る中洲の人々のような目線になって読み進んでいく。蓮司の優しい行動にほっとする。蓮司が少しでも幸せな状況になればうれしくなり、良くないことが起きると心配になる。だから蓮司が母親にした行動は驚きというよりも、理解できる気持ちのほうが大きかった。 無戸籍だからといって私たちとなにが違うのか。受けられる権利や社会保障は全然違うけれど、人間としての本質はなんら変わりない。無戸籍児に戸籍を与えて救うことよりも、むしろその子どもが今まで生きてきたことを知り、受け入れて、求めることを知り、未来の可能性を自分で切り開いていくことを見守ることが大切なのではないかと感じた。先日『ねほりんぱほりん』で無戸籍児のテーマを見たばかりなので、よけいに身につまされた。

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