未来のミライ の商品レビュー
お父さんが子育てから逃げていたように お母さんもやはり逃げているようにしか思えない だがそこに哲学はあった つまり人間はひとりである だから子供たちよ、自己責任で自由に生きていけよ それが大人たちから未来に伝えるポジティブメッセージなんだ そのわりに、部屋の仕切りを取っ払って 常...
お父さんが子育てから逃げていたように お母さんもやはり逃げているようにしか思えない だがそこに哲学はあった つまり人間はひとりである だから子供たちよ、自己責任で自由に生きていけよ それが大人たちから未来に伝えるポジティブメッセージなんだ そのわりに、部屋の仕切りを取っ払って 常に家族が見張りあうような家の環境を作ってしまうあたり どこか矛盾をはらんでいるように見えなくはないが これもむしろ、引きこもりが恐ろしいというより はやいとこ独立を促そうという親心と見るべきなんだろう フーコーの監獄よろしく常に子供たちを視線の影響下へ置くかわり 家の外のことには干渉しないスタイルなのだ …たぶん しかしなんだな、「おおかみこども」の時は まだそれを家族の解散として描く余裕を持っていたものだった ところがこれに ファミリーヒストリーの要素を(なんの脈絡もなく)ブッ込んだだけで 従順な良い子の話にしてしまうとはね やっぱ矛盾のダブルバインドかなぁ
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読めば分かる、なぜこの時期の発売なのか、なぜ夏の映画なのか。本当に大事にしてほしいのは「今」。たしかにこれは大人も読むべき。
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※このレビューにはネタバレを含みます
ミライちゃんの話というよりはくんちゃんが成長していく話。 映画としては面白いかもしれないですが小説としてはどうも うすっぺらい感じでした。 幼児のくんちゃんが未来だったり過去だったりの家族との ふれあいを通じて教訓を得ていくのですが タイムトラベルをするきっかけだったりも曖昧ですし その必然性が乏しいというか。 内容もあまりなくてもう終わるのかという感じで終わりました。 映画は見てみたい気はしますが本で読むには少し物足りなかったですね。 (そもそもいい大人が読む本じゃないという話もある)
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「日本を代表する細田守さんの新作はチェックしなくては…」と教科書を買う感覚で手にとった1冊です。 感想は一言「凡人には難しいよ!」の一言です。 対照的で同テーマ映画とされている『ボスベイビー』を見ても唸るばかり。 感想を出そうとしても何度も何度も読書メモをぬり変えるばかり。今私が...
「日本を代表する細田守さんの新作はチェックしなくては…」と教科書を買う感覚で手にとった1冊です。 感想は一言「凡人には難しいよ!」の一言です。 対照的で同テーマ映画とされている『ボスベイビー』を見ても唸るばかり。 感想を出そうとしても何度も何度も読書メモをぬり変えるばかり。今私が手にとっている本は『ぷちマンガでわかる量子力学』…。 そこから凡人が出した感想は「神の見えざる手」「確率の波は収縮する」ー家族こそ自分の場所を示してくれる、自分を理解する1番の近道なんだ。
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映画公開前に読んだ。くんちゃんと同じ経験をした身として、とても楽しめた。くんちゃんの気持ちもわかるし、下に兄弟が複数いるから、くんちゃんのお母さんの気持ちもわかる。昔のホームビデオを観ているかのような気持ちになった。
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映画鑑賞後にこちらを読んでの感想。 シナリオ? 全く映画そのもので、何一つ欠けてるものも補っているものもなし。であれば、映画を観た方がずっと面白くて、本を読む良さが感じられなかった。この人は、本当に描きたいものがしっかりと頭にあって、同じものをアニメと本にコピーしているだけなのだ...
映画鑑賞後にこちらを読んでの感想。 シナリオ? 全く映画そのもので、何一つ欠けてるものも補っているものもなし。であれば、映画を観た方がずっと面白くて、本を読む良さが感じられなかった。この人は、本当に描きたいものがしっかりと頭にあって、同じものをアニメと本にコピーしているだけなのだなぁ。
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毎回読んでから映画を観るか、観てから読むか迷うけど、今回は観てから読んだ。相変わらずだけど、細田守監督は小説は今ひとつですね。どうしてもこう映画のシーンをそのまま描写してる感じになっちゃうんですよね。もうちょっと小説なりの描写が欲しいし、映画にはないエピソードがあってもいいと思う...
毎回読んでから映画を観るか、観てから読むか迷うけど、今回は観てから読んだ。相変わらずだけど、細田守監督は小説は今ひとつですね。どうしてもこう映画のシーンをそのまま描写してる感じになっちゃうんですよね。もうちょっと小説なりの描写が欲しいし、映画にはないエピソードがあってもいいと思うんだけどな。
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※このレビューにはネタバレを含みます
映画の予告編で観たくなるも、すぐ鑑賞できそうにないのでまず原作。 妹の未来のミライちゃんや過去のお母さん、青年のひいじいじ等々、くんちゃんに繋がる様々な人が4歳の男の子の成長を導いていく。そんな不思議体験や家族の日常が唐突に場面転換していく脚本に近い内容だが、これが意外とジンジン胸を刺激する。くんちゃんのお母さんみたいに、母親になってからできるようになったこといろいろあるなぁと感慨深い。 出産前に読んでいたら、全く心を動かすことなく「ふーん」で終わっていたと思う。その変化に気づいた時、何より自分が一番驚いた。
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