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おいしいものと恋のはなし の商品レビュー

3.5

15件のお客様レビュー

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2024/02/10

2人の空間が楽しいからご飯が美味しい、よりも、ご飯が美味しいから2人の空間も幸せになる。 細かい心情が描かれてて、登場人物の体温を感じやすかった とくに百合と腹巻きが好きかな〜

Posted byブクログ

2024/01/27

登場人物と同年代ということもあり、親近感を持って読めた。いや、同年代ってだけじゃない。田辺さんが創り出す登場人物は、みんな弱みを隠さず開けっぴろげに語りかけてくれるからだ。 私も実はそういうとこあるなぁとか思いながら読んでいくうちに、登場人物に体温を感じて、いつのまにか感情移入し...

登場人物と同年代ということもあり、親近感を持って読めた。いや、同年代ってだけじゃない。田辺さんが創り出す登場人物は、みんな弱みを隠さず開けっぴろげに語りかけてくれるからだ。 私も実はそういうとこあるなぁとか思いながら読んでいくうちに、登場人物に体温を感じて、いつのまにか感情移入している。 たこ焼きのソースも顔負けのコテコテの関西弁を読んでいると、今は田辺聖子さんの本を読んでいるという感じがして、それもまた好き。 この短編集の中では特に卵に目鼻、百合と腹巻きが良かった。

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2023/12/24

好き、を前提に、 好きなキャラと そうでないキャラが色々登場して お話によって、入り込め方にすごい差がでた。 でもやっぱりこの関西弁は 感情移入しやすいし すごく細かい心情まで伝わるから 良いな、ってなって 一気読みになってしまった。

Posted byブクログ

2023/09/10

田辺聖子さんの本は好きだなぁ。柔らかな大阪弁。読みながらイントネーションはこんな感じかなといつも想像する。いつもおいしそうなお料理の描写と登場人物たちの会話がたまらない。夢とぼとぼ、がかわいかったなぁ。わかれ、も良かったなぁ。なんだか幸せな気分にさせてくれる本でした。

Posted byブクログ

2023/08/30

「恋ってどんなだったかなー」と思ったときに手に取った。 恋の部分がわからなくても、おいしいものの部分が楽しめればいいやと思って。 結論:おいしいものの部分を楽しんだ。

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2023/02/18

昔の女性ってもっと窮屈だったり偏っていたりするのかと思っていたけど、この短編集に登場する女性たちは革新的で自立心があってかっこいい。そしていまも昔もまだ窮屈なところで悩んでいる気もして。 少しずつ少しずつ女性が生きやすい世の中になるといいなぁ。

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2022/07/21

読むほどに、 おいしいものが食べたくなる、 呑みたくなる短編集。 ほんとにおいしいもの、 人の気持ちのどうしようなさ、 その愛しさ、情のもってゆきかた。 …大人にならないとわからないことは いっぱいあって。 歳を重ねるのは、いいもんよ。 味わい深くなるもんよ。 と、一編一編が...

読むほどに、 おいしいものが食べたくなる、 呑みたくなる短編集。 ほんとにおいしいもの、 人の気持ちのどうしようなさ、 その愛しさ、情のもってゆきかた。 …大人にならないとわからないことは いっぱいあって。 歳を重ねるのは、いいもんよ。 味わい深くなるもんよ。 と、一編一編が教えてくれる。

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2022/05/22

田辺聖子さんと言えば、登場人物が大阪弁で、リアルにその辺りにいるような男女のこれまたリアルな恋愛模様の名手、というイメージ。 描かれているのもものすごく日常的なのに、どうしてこんなにキュンとしたり胸がちくっとしたりするのだろう、といつも思う。それは自分もありふれたリアルを生きる者...

田辺聖子さんと言えば、登場人物が大阪弁で、リアルにその辺りにいるような男女のこれまたリアルな恋愛模様の名手、というイメージ。 描かれているのもものすごく日常的なのに、どうしてこんなにキュンとしたり胸がちくっとしたりするのだろう、といつも思う。それは自分もありふれたリアルを生きる者の1人で、自分も過ごしたり感じたりしたことのある風景だからなのかも知らない。 恋愛小説の小品集。タイトル通り全編通して「おいしいもの」が絡んだ「恋」が描かれている。 恋愛ものの作品に食べるシーンが出てくると、どことなく艶っぽさを感じるのは私だけではないと思う。知識として、食欲と性欲は繋がるものがある、ということを知ってはいるけれど、知らなくてもそう感じていたような気がする。 男女が仲睦まじく食事をともにするばかりでなく、会社におけるバレンタインチョコレートの悲喜こもごもだとか、パートナー不在の中で淋しく食べるごはんについても描かれていて、おいしいもの、と一口に言ってもそれぞれで、だからこそリアリティを感じる。 恋の始まり、ままならない恋、恋の終わり。腐れ縁のようになって他に目を向けてしまったり、だけどまたよりを戻したり。そんなどこにでもいそうな男女の物語が、大阪弁の効果なのかより可愛らしく感じる。 「夢とぼとぼ」と「百合と腹巻」がとくに好きだった。

Posted byブクログ

2022/04/20

呑み歩きしてるの良いな。下戸には羨ましい。 田辺聖子さんの描く男女関係、「しょうがないなぁ」でだいたい出来てる気がしてます。さすがにちょっとこれは…というのもあるし、これはなんとなく流れていくな〜というのもあります。 「卵に目鼻」「金属疲労」が好きです。卵に目鼻は良かった…ありの...

呑み歩きしてるの良いな。下戸には羨ましい。 田辺聖子さんの描く男女関係、「しょうがないなぁ」でだいたい出来てる気がしてます。さすがにちょっとこれは…というのもあるし、これはなんとなく流れていくな〜というのもあります。 「卵に目鼻」「金属疲労」が好きです。卵に目鼻は良かった…ありのままを良いね!って言われるのも素敵だけれど、今の感じよりやりたいようにやるのが良いと思う!って言われてやってみる!ってガラリとイメージ変えられる美智子さんが素敵。変化するのって怖いけどやってみたら楽しいし、お多福からベティちゃんはかなり格好良いです。幸あれ。 前に読んだおせいさんアフォリズム集で目に留まった文言がある、「ちさという女」をがっつり読みました。ちょっと寂しかったです、ちささん。 装丁の感じも好き。わたしはどうなろうかな〜

Posted byブクログ

2021/07/13
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

ドロドロしてそうな話しの中でテンポは明るく 終わり方も絶対いい終わり方でよかった。 とくに浮気した夫が別れたいと告げてきてその夫の愛人宅にいったら奥さんより強かった話しがおもしろかった。めちゃくちゃドロドロの話がこんな感じで明るくなるんだと新鮮だった。面白かった

Posted byブクログ