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図説 室町幕府 の商品レビュー

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2022/11/01

京都に入った尊氏は室町幕府を開く。室町幕府の成立時期も鎌倉幕府と同じく議論がある。鎌倉幕府ほど複雑ではなく、実質説と形式説の二説に収斂する。 実質説は延元元年/建武三年(一三三六年)の建武式目制定とする。 形式説は暦応元年/建武五年(一三三八年)の征夷大将軍就任とする。 室町幕府...

京都に入った尊氏は室町幕府を開く。室町幕府の成立時期も鎌倉幕府と同じく議論がある。鎌倉幕府ほど複雑ではなく、実質説と形式説の二説に収斂する。 実質説は延元元年/建武三年(一三三六年)の建武式目制定とする。 形式説は暦応元年/建武五年(一三三八年)の征夷大将軍就任とする。 室町幕府も鎌倉幕府と同じく実質説で見る見方が有力である。

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2021/08/21

室町幕府の構成要素や制度、草創から滅亡までの主な事件や戦乱がまとめられている。今まで個別に把握していた事柄を包括的に復習するのにとても良かった。

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2021/03/08

日本のウェブサイト、アマゾンを経由し、2021年2月19日に注文した。(合計購入商品は本7冊)=NT$2749+1.5%手数料$41=$2790、以上合計7点の購入金額は日本円¥10347*換金レットは約0.2657になった!) 2021年2月26日に配達した!

Posted byブクログ

2019/08/27

室町幕府に関する解説付きの用語集。筆者は歴史学専攻で、現在は戎光祥出版で編集長を務めている。本書は主に室町幕府の役職について書かれた第一部、室町幕府の政策・制度について書かれた第二部、室町時代に起きた合戦・政争についてまとめた第三部の三部構成から成る。 どの項目も2~4ページの...

室町幕府に関する解説付きの用語集。筆者は歴史学専攻で、現在は戎光祥出版で編集長を務めている。本書は主に室町幕府の役職について書かれた第一部、室町幕府の政策・制度について書かれた第二部、室町時代に起きた合戦・政争についてまとめた第三部の三部構成から成る。 どの項目も2~4ページの短い頁数の中で最新の学説を取り入れた用語の解説が簡潔にまとめられており、読んでいて勉強になった。この時代に関する書籍を読む時に「侍所って何だっけ? 政所とどう違うの?」とか用語の意味がすぐに出てこない人にはうってつけな本だ。この一冊を読んでおけば、室町時代に関する本を読んでいて用語で詰まるということは少なくなるだろう。個人的におもしろかった項目は、守護と幕府の収入基盤の項目である。 守護について。 室町時代は一般にイメージされているほど守護の力はそれほど強固ではなく、例え足利一門であっても解任されることもあったそうだ。また畿内近国(室町殿御分国)の守護は京都滞在を義務付けられており、これを大名(だいみょうではなく、だいめい)と呼んだ。 幕府の財政基盤について。 幕府の収入基盤の一つである守護出銭は飽くまで守護から将軍への贈与という形式を取っていたために財源として不安定であった。第三代将軍足利義満の代から、当時の金融業だった土倉・酒屋に土倉役・酒屋役が課せられたが、嘉吉の土一揆後の徳政令により債務放棄が認められたせいで、財源としての土倉役・酒屋役が失われ、以後の幕府財政は急速に悪化してしまったようだ。また室町幕府は自前の国庫を保持してなく、財産の管理は京都で営業していた有力な土倉を選び(これを公方土倉という)、財産の管理や出納業務を委託していたという話は初耳で面白かった。今でいう「政府の銀行」である日本銀行が公方土倉に当たるといった感じか。 本書の定価は1800円。2000円出したらお釣りがくる金額で、これだけ懇切丁寧な質が高いガイドブックが手に入るのは驚異的だと思う。手元に置いておきたい一冊だ。室町時代に関心がある人は必読であろう。

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2019/06/16

乱乱乱、乱乱乱♪ってくらい、乱がたくさんあるのね(^^; まあ、逆に言えば、数々の乱を乗り越えて続いた訳やね、室町幕府。いきなり観応の擾乱だった割りには、長続きしてるよな。そして、それだけの乱を乗り越えて長く続けば、組織としてのありようもそりゃあ変わるよな(わかりにくい。

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