水中翼船炎上中 の商品レビュー
日常の一瞬の出来事を切り取って、的確な言葉を使って限られた文字数で表現するってすごい。という語彙力の追いつかない感想。 今年は短歌や詩をたくさん読みたいので、2022年の一冊目にぴったりでした。
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電車のなかでもセックスをせよ戦争へゆくのはきっと君たちだから (出発) 白墨を握って外へ なんとなくチャイムが違うような気がして (チャイムが違うような気がして) ハミングって何と尋ねてハミングをしてくれたのに気づかなかった (水中翼船炎上中) 穂村弘の作る"青...
電車のなかでもセックスをせよ戦争へゆくのはきっと君たちだから (出発) 白墨を握って外へ なんとなくチャイムが違うような気がして (チャイムが違うような気がして) ハミングって何と尋ねてハミングをしてくれたのに気づかなかった (水中翼船炎上中) 穂村弘の作る"青春への回帰"性の強い歌がたまに胸に刺さりすぎて苦しくなることがある
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歌集というものを初めて読んだ。こんなに素晴らしいものに、今まで触れてこなかったなんて! もったいないことをしたと思う。自分の中からも、次々と短歌が出てきた。出来は自分じゃわからない。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
子供時代、思春期に固執して、回想の歌を多く創っている。僕は農家の次男だったので、それらへの執着はない。幾つかの懐かしい思い出はあるけれども。 母の挽歌や現在の歌では、リアリティのある作品がある。真実味のある作品に惹かれる。 ニューウェーブの歌は、戦後の前衛短歌の、俵万智・以降版と呼ぶべく、軟弱に見えるけれども、彼らへの時代的要請もあったのだろう。
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穂村弘さんの短歌集。 生まれて初めて買った短歌集だ。 短歌の長い歴史の中では ニュータイプに入る作風だが 胸にずんと来るものはないので 「うーんそれでいいのかなあ」 という気持にもなった。
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17年ぶりの歌集というのもあり、装丁からもう力の込め具合を感じる…すてき… 装丁は名久井直子さん。絵柄が何種類もあるなんて、1冊じゃ足りないですね…。 穂村さんの短歌は、声に出して読みたくなる。繰り返し読みたくなる。 言葉のちから、短歌というフォーマットでの可能性をひしひしと感...
17年ぶりの歌集というのもあり、装丁からもう力の込め具合を感じる…すてき… 装丁は名久井直子さん。絵柄が何種類もあるなんて、1冊じゃ足りないですね…。 穂村さんの短歌は、声に出して読みたくなる。繰り返し読みたくなる。 言葉のちから、短歌というフォーマットでの可能性をひしひしと感じて、想像して、ただ浸ることができる、ほんとうに、もう、あの、だいすきです。 たくさんのひとに読んでもらいたい一冊。
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本業の短歌の本です。格調の高いしっかりとしたハードカバー。 こういう本を読むのは、自分のコンディションや場所によって いろいろ左右されると思う。 一気に読めばいいものでもないけど、まとめて読む感じになるときもあるし。 他のタイミングだったら、もっとちゃんと味わえたかな、という歌も...
本業の短歌の本です。格調の高いしっかりとしたハードカバー。 こういう本を読むのは、自分のコンディションや場所によって いろいろ左右されると思う。 一気に読めばいいものでもないけど、まとめて読む感じになるときもあるし。 他のタイミングだったら、もっとちゃんと味わえたかな、という歌もたくさん。 ノスタルジー色が強いなあと感じましたね。 今のみずみずしさいうよりも、 子供時代を振り返って懐かしく楽しんでいるみたいな。 「あるある」の切り取り方でハッとするのが穂村さんの世界だなーと思ってるけど リアルから時間が過ぎすぎてしまうと、 すこし凡庸な感じになってしまうのが、繊細なバランスだなあと思う。
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身近な人の死に際して、その悲しみが歌で癒えることは私はないと思います。それでも荒れ狂う悲しみに慟哭したくなったとき、時間も空間も隔てていたとしても自分と同じように荒れ狂う悲しみの中に身を置いている他者が存在することは崩れそうな自分の支えになるんじゃないかと思いました。
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発売と同時に買ったのだけどもったいなくて少しずつ読んでいた 終わってしまった また読み直すであろう
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現在から子供時代に遡り、思春期と昭和の時代、母の死を経てふたたび現在に帰る、11章328首の個人歌集。 装丁や用紙の細部まで作りこまれた、これこそが愛蔵すべき本だなと思いました。
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