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歩く、見る、待つ の商品レビュー

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2018/06/03

ブレッソン的映画美学に近い。 「意図を持って映画を作ってはいけない」 ●「太陽の光は、私の想像力とは関係なくそこにあります。太陽の光が木に降り注いでいる。そこを犬が通る。それだけですでにそこに世界が存在しているのだと思います。そしてその世界はじっさいに起きた現実だけではなく、想像...

ブレッソン的映画美学に近い。 「意図を持って映画を作ってはいけない」 ●「太陽の光は、私の想像力とは関係なくそこにあります。太陽の光が木に降り注いでいる。そこを犬が通る。それだけですでにそこに世界が存在しているのだと思います。そしてその世界はじっさいに起きた現実だけではなく、想像されたものから成り立つものでもあるように思うのです。他者だけが知っているものなのかもしれない。だからこそ、私は他人が想像していることに興味があるのです。そう考えるようになってから、映画のなかでは私自身の想像力を排していくようになりました」 ●「映画の仕事とは、イメージや音によって何かを「建設」することです。」 ●「映画を作る際にしてはならない行為があります。自分たちができることよりもむしろ、してはならないことを考える必要があるのではないでしょうか。まず、芸術的な作品を作ろうという考えを持ってはならない。より重要的なのは、きちんと何かを理解するまでは、撮ってはいけないということです。」

Posted byブクログ