ほろ酔い天国 の商品レビュー
(2018/7/4) 難しい文章を書く作家も、酒の前では皆同じ。 古今東西の有名作家が書いた酒についてのエッセイを 一冊の本にまとめた本。 よくもまあこれだけの作家のエッセイを集めたものだ。 「酒」はそれだけの共通テーマなのだろう。 実に微笑ましい。 お気楽に読める。 止酒の詩...
(2018/7/4) 難しい文章を書く作家も、酒の前では皆同じ。 古今東西の有名作家が書いた酒についてのエッセイを 一冊の本にまとめた本。 よくもまあこれだけの作家のエッセイを集めたものだ。 「酒」はそれだけの共通テーマなのだろう。 実に微笑ましい。 お気楽に読める。 止酒の詩(青木正児) のんびりした話(小沼丹) 酔余(内田百閒) 「エサ」と酒(中島らも) 中島らもさんの酒(大竹聡) 屈辱ポンチ・カクテル(町田康) 嬉しい酒と悲しい酒(椎名誠) ポクポク小馬(田中小実昌) ボーイ泣く(山口瞳) 眠り酒(吉村昭) ブドー酒・哲学・アイスクリーム(山本周五郎) 酒と車と…(安部公房) ピジャマの一夜─―坂口安吾氏のこと(横山隆一) 酒友銘銘録(筒井康隆) 酒友を語る(辰野隆) 交友雑記(萩原朔太郎) 酒ぎらい(太宰治) 女の酔い(佐多稲子) 塩ラッキョーで飲む寝酒(澁澤龍彦) 酒のあとさき(坂口安吾) 酒(正岡子規) 一升びんと帽子(鴨居羊子) 酒 極彩色の夢を見る(平松洋子) 酒(池波正太郎) 河童酒宴(佐藤垢石) ブドウ酒とぼく(植草甚一) 酒神(田村隆一) 人がいれば酒がある(角田光代) 感情酒(嵐山光三郎) 甘口馬鹿(埴谷雄高) こしかたの酒(森茉莉) 酒(吉田健一) 三代の酒品(坂口謹一郎) お酒と酒と日本酒(吉行淳之介) 下戸の屁理屈(井上ひさし) 脳髄の乾燥について(立原正秋) 酒の讃と苦笑(若山牧水) 酒と神様(野呂邦暢) 酔眠漫語(外村繁) 舌を洗う(吉川英治) 身に沁む(永井龍男)
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41人の有名作家による、酒にまつわるエッセイ集。太宰治、坂口安吾などかなり昔の人達のものも多い。 粋に酒を飲む、というよりも強くない酒に酔いつぶれたり、酒で憂さ晴らしをしたりと、人間の弱さを率直に描き出している。「ほろ酔い」どころかベロベロに酔っぱらってしまった時の反省なんかも...
41人の有名作家による、酒にまつわるエッセイ集。太宰治、坂口安吾などかなり昔の人達のものも多い。 粋に酒を飲む、というよりも強くない酒に酔いつぶれたり、酒で憂さ晴らしをしたりと、人間の弱さを率直に描き出している。「ほろ酔い」どころかベロベロに酔っぱらってしまった時の反省なんかもある。 それでもどのエッセイにも酒への愛情があり、粋はなくてもなんとなくホッとするエッセイ集。
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吉田さんを見習って、酒まみれな1冊を入れておきます。そうそうたるメンバーが書いた自分自身の飲酒に関しての話を集めたものです。山本周五郎、太宰治、坂口安吾、池波正太郎、埴谷雄高、吉川英治、、、私の飲みなんか可愛いものだという気もしてくる、豪のモノたちの洒落にならないエピソードばっか...
吉田さんを見習って、酒まみれな1冊を入れておきます。そうそうたるメンバーが書いた自分自身の飲酒に関しての話を集めたものです。山本周五郎、太宰治、坂口安吾、池波正太郎、埴谷雄高、吉川英治、、、私の飲みなんか可愛いものだという気もしてくる、豪のモノたちの洒落にならないエピソードばっかり。。。一人だけカルヴァドスを取り上げていますよ。嵐山光三郎です。もっとも、フランスの大臣の言動に腹立てて、秘蔵していたカルヴァドスを下水に流すというエピソードですが。”捨てたカルヴァドスは二年前にパリで買った逸品で、パリ祭のときに飲むリンゴのブランデーだった。捨てるときは、もったいなくなって一口飲んだ。けちな自分が情けなく悲しい味がした。”
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えぇ~ほろ酔いじゃないでしょ(--;)というエッセイの数々(^^;)まぁ楽しく呑めれば、それでいい(*^^*)
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屈辱から生じるしこりを屈ジコと呼ぶ。屈ジコは酒精に溶けやすく湯呑一杯の酒があれば跡形もなくなってしまう。人は屈ジコが溜まってくると本能的に新橋のガード下へ出掛け、これを溶かしている。但し、酒は屈ジコを溶かす一方で頭脳をアホにしてしまう。酒というものは呑むほどに愉快なフィーリングが...
屈辱から生じるしこりを屈ジコと呼ぶ。屈ジコは酒精に溶けやすく湯呑一杯の酒があれば跡形もなくなってしまう。人は屈ジコが溜まってくると本能的に新橋のガード下へ出掛け、これを溶かしている。但し、酒は屈ジコを溶かす一方で頭脳をアホにしてしまう。酒というものは呑むほどに愉快なフィーリングが覚醒し二杯三杯と盃を重ねてしまうもの。場合によっては廃人になることも。まことに困ったことではあるが、世の中にはこれらの諸問題を一気に解決手段てくれる。んむむむ。そんな手があったのか。びっくらこいた。 明治から平成までの著名作家による酒にまつわるアンソロジー。中には下戸の人もいるが、読むほどに酒興はそそられる。今宵はしっぽり酒に浸ろうか。
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ほろ酔いアンソロジーでしょうかw。大竹聡、吉村昭、太宰治、坂口安吾、若山牧水、佐多稲子、平松洋子、角田光代、森茉莉、等41人の方々のエッセイが収録されています。若山牧水の歌がみなさんの気持ちを代弁してると思います(^-^) ①それほどにうまきかと ひとの問ひたらば 何と答へんこの...
ほろ酔いアンソロジーでしょうかw。大竹聡、吉村昭、太宰治、坂口安吾、若山牧水、佐多稲子、平松洋子、角田光代、森茉莉、等41人の方々のエッセイが収録されています。若山牧水の歌がみなさんの気持ちを代弁してると思います(^-^) ①それほどにうまきかと ひとの問ひたらば 何と答へんこの酒の味 ②白玉の歯にしみとほる秋の夜の 酒は静かに飲むべかりけり ③人の世にたのしみ多し然れども 酒なしにしてなにのたのしみ (^-^) 2018.5発行。
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作家は酒を飲んで仕事ができる、酒で不覚にはならない。不覚になる為に飲むのでなく、思案し語り合う為に飲む、こうありたい。
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