働き方の哲学 の商品レビュー
働くことに対する健やかな「観(ものごとのとらえ方)」をつくる絵事典。仕事のキャリアから、主体性・成長、知識・能力、働く意味、会社の中で働くこと、心の健康について章ごとに分かりやすく説明してくれる。働くことについて見直す良い機会になった。老若男女問わずおすすめしたい一冊。
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非常にわかりやすく働くことにまつわる考え方が書かれている。名言や格言、著書が沢山引用されていてとても面白い。便覧のような役割を果たしてくれると思う。ここに登場した著書で興味のあるものは読みたい本リストに追加し、片っ端から読んでいきたい。 自分の働く上での軸をどこに、どんなものを...
非常にわかりやすく働くことにまつわる考え方が書かれている。名言や格言、著書が沢山引用されていてとても面白い。便覧のような役割を果たしてくれると思う。ここに登場した著書で興味のあるものは読みたい本リストに追加し、片っ端から読んでいきたい。 自分の働く上での軸をどこに、どんなものを持つかじっくり内省させられた。そのヒントがふんだんにちりばめられている。
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絵が見やすかった 哲学とあるけれど、哲学のうんちくとか揚げ足取りみたいなところがなく やる気が出ました
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転職を考えているので読んでみた。読んでよかった。 メモしたいところ: ・「プロフェッショナル」と「エキスパート」の違い。徳を行うために高度な技を磨いているのがプロ。技を駆使して高度なことをできるのがエキスパート(職業的専門家) =>目指すはプロ! ・技術的成長と精神的成長。 ...
転職を考えているので読んでみた。読んでよかった。 メモしたいところ: ・「プロフェッショナル」と「エキスパート」の違い。徳を行うために高度な技を磨いているのがプロ。技を駆使して高度なことをできるのがエキスパート(職業的専門家) =>目指すはプロ! ・技術的成長と精神的成長。 人は技術的な成長だけでは次元の高い仕事はできない、そこには精神的成長が必要。 =>技術を得るだけでは限界が来ることを意識したい。 ・怠惰な多忙(by セネカ) 「アクティブ・ノンアクション」:動き回るものの、目的を伴う意識的行動をとってないため、結果的に実のあることをにしてない。 「計画のグレシャムの法則」:定型の処理的な仕事は、非定型の創造的な仕事を駆逐する 「悪貨は良貨を駆逐する」と同じ。 =>二千年前から、この問題に囚われている人間って。。今後は、これらの言葉を肝に、長期的な・根本的な計をたてる業務を後回ししないようにしたい。 ・衛生要因。職務の不満をもたらすもの。 例えば、会社の経営や対人関係など。 ポイントは、これらの要因を改善しても、成長意欲が増す訳ではない。あくまでマイナス要因が0になるだけ。プラスにはならない。 =>自分自身も、不満に挙げそうになことが、すでに、理論として、「衛生要因」として整理されていることに驚き。 ・成功とは相対的なもの、幸福とは個性的なもの。 三木清曰く、「成功と幸福を、不成功と不幸を同一視するようになって以来、人間は真の幸福はなんであるかを理解しなくなった」 =>資本主義の思想から離れて観ることが、大事だと気付かされる。人の成功を妬まず、自分の幸福を追求していきたい。 ・「出世」とは、世に出ること。会社の中の話ではなく、世の中に出ること。 =>出世の本当の意味、どれだけの人がわかっているのだろうか。100年時代、まだ先が長い、いつか世に出たい。
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働き方改革がクローズアップされているが、 働くことについてなかなか考える機会がない。 今回、本書を読むことで、多くの視点、気付きが得られた。特に成長のパートは参考になった。 働く意義、自分の目標、目的意識をしっかり持つことが重要だと再認識した。学んだ視点で時々振り返って考えていき...
働き方改革がクローズアップされているが、 働くことについてなかなか考える機会がない。 今回、本書を読むことで、多くの視点、気付きが得られた。特に成長のパートは参考になった。 働く意義、自分の目標、目的意識をしっかり持つことが重要だと再認識した。学んだ視点で時々振り返って考えていきたい。
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幅広い視点から「働き、生きること」の本質について考えるきっかけを与えてくれる本。WORKに取り組みながら読むとより深く自分ごととして理解できる。何かの答えが載っているわけではなく、この本を手がかりに、自らのキャリアのあり方については自分で深掘りしていく感じ。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
図解があってとてもわかりやすい。 学生向けの仕事についての指南書なんだろうけど、社会人生活の長い大人でも改めて気づかされること、目からウロコなこともありとても読み応えのある良書でした。 これから目まぐるしくひとりひとりの働き方が変わっていく時代で、私たちの定年もどんどん延びていくだろうからこそ、時々立ち止まってこの本を読んで自分の棚卸しをするのもいいなと思った。
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学校を卒業して働き始めてから、定年や引退で働き終わるまで何年くらいか?大学卒のサラリーマンなら40年強だろうか、定年次第では50年近くかも知れない。人生の半分近くあるいはそれ以上の期間を私たちは仕事をして過ごす。 良い人生を送りたいのと同様に、人生の大半を占める仕事についても、...
学校を卒業して働き始めてから、定年や引退で働き終わるまで何年くらいか?大学卒のサラリーマンなら40年強だろうか、定年次第では50年近くかも知れない。人生の半分近くあるいはそれ以上の期間を私たちは仕事をして過ごす。 良い人生を送りたいのと同様に、人生の大半を占める仕事についても、良い仕事をしたいと思うのは自然なことだろう。 部下との会話で、お金のためだけに働いている、やりがいはどうでも良い、といったことを聞くと、何とも寂しい気持ちになる。成長、意義、貢献、協力、感謝など、いろいろ説明してみるが、どうしても響かない人もいる。その人にとって良い仕事とは何だろうか? また近ごろ流行りの働き方改革は、労働人口拡大、残業代削減、生産性向上あるいは出生率など、さまざまな思惑・打ち手があるものの、個人の幸福という観点から、良い働き方とはどんなものだろうか? 本書は、キャリアコンサルティング会社を起業し、主に企業内のキャリア研修を行う著者による、「仕事」についてのさまざまな視点、論点のガイドブックである。 キャリア、成長、能力、モチベーション、会社、メンタルの6つのパートをイラスト満載で説明していて、理論や知識を整理できるのは勿論だが、自分ごととして読み進めると、仕事について幅広く改めて考える貴重な機会となる。 本書は、読者が仕事について健やかな「観」をもつことを目的としている。そのため、さまざまな考え方についてどれが正しい、良いとは断言せず、自分で考えさせるスタンスだが、全体としては、自分自身を縛らず、変化に対応でき、より多くの人から共感される道を目指した方がよい、というメッセージは伝わってくる。 何か仕事で行き詰まっている人、何の迷いもなく熱中している人、部下を成長させたい人、仕事を休憩している人、それぞれの状況で、本書は長期的観点から幸せについて示唆を与えてくれると思う。
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図解していて、とても分かりやすい。 難しい本というのは、簡単に説明しようという 努力がなされていないものが多い。 この本は、とても大切な内容を扱っている。 だからこそ、それを分かりやすく伝えようという 著者の意図が見事に具現化していて、 尊敬する。
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◯「長い時間×忍耐×創造性」によってのみ成しえる仕事がある。(30p) ★働くことに関する百科事典的な本。航海のメタファーによる「自立」「自律」「自導」の説明や、お伊勢参りのメタファーによる「目的」「目標」の違いの説明が分かりやすかった。
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