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3000万語の格差 の商品レビュー

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2018/09/05

赤ちゃんの「脳をつくる」プログラム、3000万語イニシアティブの事が分かる本。 大人になった時の「頭の良さ」は、赤ちゃんの時の言語環境、つまり3歳までにどのように話しかけられたかによって、その成長度合いが決まってしまう、ということらしい。そのことが、科学的知見に基づいて解説されて...

赤ちゃんの「脳をつくる」プログラム、3000万語イニシアティブの事が分かる本。 大人になった時の「頭の良さ」は、赤ちゃんの時の言語環境、つまり3歳までにどのように話しかけられたかによって、その成長度合いが決まってしまう、ということらしい。そのことが、科学的知見に基づいて解説されている。また、適切な保護者の「話しかけ」方なども紹介されている。 手に取った方には、解説と訳者あとがきから、まずは読まれることをお勧めしたい。日本の現状を踏まえた本書の背景を知ることができる。 私が気になった、英語文化と日本語文化の違いについても、きっちり解説されていた。 それにしても、言葉を操るのに比較的Tune-Inが必要と思われる日本語を育てる環境が、国をあげて「貧弱」な方向に向かっている現状は、悲しい限りだ。おとなにきちんと話してもらえる子どもが一人でも増えることを、心から望む。

Posted byブクログ